シラバス参照 |
年度 | 2025 |
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科目名 | スポーツ心理学 |
担当者名 | 松本 裕史 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
スポーツと心、スポーツにおける動機づけ、コーチングの心理、メンタルマネジメント(メンタルトレーニング、プレッシャー、あがり、スランプの対処法)、指導者のメンタルマネジメント等の心理面における基礎理論を理解する。 本科目は、中高教科保健体育を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
獲得した知識・技能・指導法を総合的に活用しながら、将来のスポーツ指導にそれらを適用し、実践現場における問題解決能力を身につけること、また、心理的スキル向上を図るためには、必須である「動機づけの方法」「性格特性や個人差などに応じた指導法」「メンタルマネジメント」を理解し、スポーツ現場で応用できる資質を養うことを目標とする。 教職課程履修学生は、学修内容を当該の中高教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。 |
授業内容 The Content of the Course |
近年、スポーツを心理学的視点から科学的に究明しようとするスポーツ心理学の研究は、スポーツの普及・発展とともにに広がりを見せ、スポーツへの参加や運動学習に関するものから、競技力向上や健康づくりに関するものまで多岐にわたっている。本講義では、スポーツ心理学の概要と基礎的知識を学習する。 |
授業計画 Class Plan |
1.オリエンテーション (1)スポーツ心理学の領域 (2)スポーツ心理学の歴史 2.スポーツと心 3.スポーツとパーソナリティー 4.運動の学習と指導 5.スポーツにおける動機づけ (1)動機づけとは (2)動機づけを高める方法 6.目標設定 (1)目標設定の意義 (2)目標設定の方法 7.メンタルトレーニング 8.自己分析 (1)心理的競技能力診断検査 (2)ピークパフォーマンス分析 9.リラクセーションとサイキングアップ (1)最適興奮状態とは (2)リラクセーション、サイキングアップの方法 10.スポーツにおけるチームと集団(ゲストスピーカー) 11.ポジティブシンキング 12.コーチングの心理 13.ストレスマネジメント 14.運動・身体活動の心理的効果 15.運動・身体活動の参加と継続 |
授業方法 Class Method |
講義+遠隔形式で実施する。状況によって、ライブ型で実施する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
クラスコードは初回授業で案内する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
グループワーク、予習レポート |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
予習:テキストおよび配布資料に目を通しておくこと 授業に積極的に参加するために、授業内の疑問点を整理しておくこと 復習:講義内容を復習し、まとめておくこと |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度・提出物60点,最終レポート 40点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
課題に対するフィードバックは授業内で行う。 |
教科書 Textbook |
健康とスポーツの心理学/田中 美吏・松本 裕史 編著/嵯峨野書院 |
参考書 Reference Books |
スポーツメンタルトレーニング教本 三訂版/日本スポーツ心理学会/ 大修館書店 スポーツ精神医学 改訂第2版/日本スポーツ精神医学会/診断と治療社 これから学ぶスポーツ心理学 三訂版/荒木雅信/ 大修館書店 基礎から学ぶスポーツの心理学/佐々木 万丈/勁草書房 スポーツ選手のためのアドラー心理学/内田若希/大修館書店 よくわかるスポーツ心理学 /中込四郎, 伊藤豊彦他/ミネルヴァ書房 マインドフルネス入門講義/大谷 彰/金剛出版 マインドフルネス実践講義/大谷 彰/金剛出版 応用心理学ハンドブック/応用心理学ハンドブック編集委員会/福村出版 スポーツ心理学の挑戦: その広がりと深まり/日本スポーツ心理学会/大修館書店 身心の自己調整:こころのダイアグラムとからだのモニタリング/坂入洋右/誠信書房 感情心理学ハンドブック/日本感情心理学会/北大路書房 仏教と心の科学の出合い マインドフルネス/クリスティーナ・フェルドマン/北大路書房 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
発言やワークなど授業に関して積極的に参加する意思のない者はこの授業の履修にむかない。 教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また、成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握すること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
知識(1.多様化・複雑化する社会を理解する力) 1.複雑に変化するスポーツマネジメントに対応できる基礎的な知識、汎用的な技能、デジタル社会における基盤的リテラシーを有している。 知識(2 “生きること”につながる専門性) 2.スポーツマネジメントおよび健康・スポーツに関する基礎知識から専門的知識を幅広く有している。 姿勢(4.失敗を恐れず挑戦する姿勢) 4.スポーツマネジメントをめぐる諸課題の解決に向け、試行錯誤を繰り返しながら挑戦する姿勢を身につけている。 姿勢(5.逆境や困難に対応するしなやかな姿勢) 5.スポーツの現場におけるさまざまな困難に対応するために、自身にとって適切な方向へ踏み出すしなやかな姿勢を身につけている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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