シラバス参照 |
年度 | 2025 |
---|---|
科目名 | ファッションコンピュータ実習 |
担当者名 | 池田 仁美 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
近年、アパレル業界においてもコンピュータは幅広く利用されており、CG(Computer Graphics)によるデザインやプレゼンテーションが必須となっている。 アパレル業界で広く使われているグラフィックソフト(Adobe Illustrator、Photoshop)を主に使用し、コンピュータを使ったビジュアル表現の方法を学ぶ。 |
---|---|
到達目標 Class Goal |
ハンガーイラストの作成およびスタイル画の着色にCGを活用できる。素材感の表現やカラーバリエーションの展開など、効率よく効果的に自らのデザインを表現する。 |
授業内容 The Content of the Course |
近年、アパレル業界においてもコンピュータは幅広く利用されている。授業では、コンピュータグラフィックス制作において、自由度の高さと表現力の多様さから最も広く普及しているAdobe IllustratorとAdobe Photoshopを使用する。アパレル業界での活用を前提とした教材を用いて段階的に技術を習得し,スタイル画およびハンガーイラストを描画する基礎技術と応用能力を習得する。 (1)ペイント系グラフィックソフトであるAdobe Photoshopと、ドロー系グラフィックソフトであるAdobe Illustratorの違いを理解し、描画したいグラフィックに応じて使い分ける。 (2)Adobe Photoshopを使用し、コラージュ作品の制作および手描きのスタイル画への彩色ができる。 (3)Adobe Illustratorを使用し、自在に描画できる技術を身につけ、オリジナルブランドのファッションマップを制作するスキルを習得する。 (4)作品のコンセプトやイメージを明確に設定し、発表すると共に他の学生の作品を鑑賞し,意見交換をおこなう。 |
授業計画 Class Plan |
◆ドロー系ソフト(Illustrator)で描くスタイル画 Illustratorを活用して効率的にハンガーイラストを描く方法を習得する。 色、柄を変えてバリエーションを展開していく方法を学習する。 第1回 Illustratorの基礎 第2〜3回 ハンガーイラスト(1) ・トップスの描画 ・ボトムスの描画 ・デザインのアレンジ 第4回 ハンガーイラスト(2) ・ファッションアイテムのトレース テキスタイルの作成 ・スウォッチの活用 ・素材表現 ・ブラシの活用 第5回 ファッションアイテムのコーディネートマップ ・ボディへの着装 ・イメージコンセプトに沿った表現 第6~7回 オリジナルブランドのファッションマップ ・ブランドのコンセプト設定 ・ボディ,テキスタイル,ファッションアイテムの描画 ・マップへのレイアウト ◆ペイント系ソフト(Photoshop)の活用 選択範囲の作成方法を習得し、手描きのスタイル画下絵への彩色や、テキスタイルの合成により、ペイント系ソフトの特徴を活かしたスタイル画を完成させる。 第8回 ファッションコラージュの作成 ・選択範囲の作成と、レイヤーの活用 ・レイヤー効果と色調補正 第9~10回 スタイル画の着色練習(1) ・作品イメージに合った着色方法 ・マスクによるテキスタイルの合成 ・選択範囲の活用 第11~12回 スタイル画の着色練習(2) ・描画モードを活用した陰影の着色 ・フィルタを活用した素材表現 第13〜14回 スタイル画の着色練習(3) ・オリジナルの手描きスタイル画の着色 ・バリエーションの作成 第15回 作品発表と講評会 各回に練習課題または作品課題を課す。 |
授業方法 Class Method |
・Windowsを使用した対面でのコンピュータ実習 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
A組 6hyyx7k B組 ko7mxx7 履修希望者は必ず初回授業までにClassroomに参加しておくこと。 事前の準備物等の連絡はClassroomで発信する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
コンピュータを活用した実習授業 作品に関するディスカッション |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
[予習] ・事前にテキストを参照し,作業の流れを確認しておくこと。 ・授業で取り上げる課題内容に興味を持ち,関連する資料の収集を積極的におこない,各自のデザインソースの蓄積を心がけること。 [復習] ・日常課題に取り組み、繰返し練習して操作を着実に身に付けること。 ・遅刻・早退・欠席等で授業に遅れた分は、次回授業までに仕上げておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](50点) ・平常点(50点) 平常点等配点内訳:練習課題40点 授業への積極的参加度10点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
練習課題は評価をしてClassroomで学生に返却する |
教科書 Textbook |
基礎から楽しく学ぶファッション画 人物・アイテム・コーディネートの描き方/木村 知世 , 高村 是州/エムディエヌコーポレーション(MdN) |
参考書 Reference Books |
ファッションデザイン・アーカイブ/高村是州/グラフィック社 すぐに役立つファッションデザインアイデアノート/サイモン・トラバース=スペンサー,ザリダ・ザマン著/野坂史枝訳/グラフィック社 発想が広がる ファッション・アパレル図鑑/能澤慧子 /ナツメ社 ファッションデザインテクニック:デザイン画の描き方/高村是州/グラフィック社 ファッションデザイン画ビギナーズ超速マスター /高村是州/グラフィック社 ファッションイラストレーション・テクニック 服の構造を理解して描く/福地宏子/マール社 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
|
受講上の注意 Notices |
・授業で扱う内容の関連から、「スタイル画実習」を履修すること。本科目の指定許可書は、「スタイル画実習」の指定教科書でも使用する。 ・「ファッションコンピュータ実習」の授業内容は,アパレルコースの学びに必要な基礎的知識の習得及びAdobe社のグラフィックソフトの活用方法を身に付ける内容である。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.技能・表現 2-2 生活環境を構成する事象に対し、創造的なアプローチをし、表現する技能を有している。 3.思考・判断 3-2 新たな課題に対して、創造的能力と表現力を身につけている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
|
教科書コメント |
シラバス参照 |