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年度 2025
科目名 造園学・同演習
担当者名 林 まゆみ
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
人が社会の中で、快適に生活でき、且つ自然や文化がよりよく保全・保護されることを目的として、造園学を学ぶ。緑やオープンスペースを取り入れた環境改善を推進するための手法や技術を中心に学習する。
到達目標
Class Goal
造園学の基礎として、日本や西洋の庭園の歴史を学ぶ。また、実際に庭園や緑地を見学したり、小庭園の計画や設計を行ったりすることにより、身近な環境改善のための知識や技術を高める。
授業内容
The Content of the Course
前半は、海外および日本国内の庭園および造園の歴史を学ぶ。実際に庭園や公園等の見学を行なう。造園やランドスケープにおける生物多様性や環境共生について、また、地域社会でのあり方を考えたうえで、専門家の果たすべき役割を考える。
後半は、住宅庭園や都市公園についてその要素や目的とする自然との共生を学び、計画・設計を実践的に試みる。また、その総合的な評価を共有する。
授業計画
Class Plan
1・2回目 造園学とは、世界の動向
     庭園・緑地・公園・自然などを対象にした学問や仕事の分野についての知識を得る。
3・4回目 海外の庭園・日本庭園の歴史
      様々な庭園や緑地・公園の様式を学ぶためには、歴史を知ることが重要である。そのうえで、現代に求められている造園分野についての知見を高める。  
5・6回目 庭園見学(宝塚市・あいあいパーク)
     西洋式庭園、日本庭園などが配置されている新池公園、宝塚園芸振興センターにおける住宅庭園の展示、植物材料や庭園要素の展示・販売拠点を見学することで、実践に役立つ体験をする。 
7・8回目 住宅庭園について・住宅庭園の要素(植物、水、構造物など)
     住宅庭園などの小規模な造園の計画設計に役立つ要素について学び、スケッチなど実際に手を動かして実践に備える。
9・10回目 住宅庭園の設計
     エスキースや植物材料、鳥瞰図等に関する指導を通じて、住宅庭園の計画設計を完成に導く。
11・12回目 発表会、講評・セッション、公園緑地について
     住宅庭園の計画設計の発表を各自が行い、質疑応答や講評を実施する。
     次回の取り組みである公園緑地の設計に関して、都市公園(街区公園)の要素について紹介する。
13・14回目公園緑地の設計
     エスキースや植物材料、鳥瞰図等に関する指導を通じて、公園緑地の計画設計を完成に導く。
15回目 発表会 講評・セッション
     公園緑地の計画設計の発表を各自が行い、質疑応答や講評を実施する。
授業方法
Class Method
対面と遠隔を併用する。
(1)座学的な授業に関しては、遠隔授業も取り入れる
(2)遠隔授業の場合は、小グループによるディスカッション、小課題の発表など参加型の授業を行う。
(3)見学等の授業に関しては、社会的状況(コロナ禍)を勘案して随時検討する。
(4)各回とも、令和2年度は、遠隔形式で行ったが、いずれも高い成果が出たので、遠隔と対面双方を社会的状況を勘案しながら、ハイブリッド形式で行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
履修登録した学生の@mwu.jpのメールアドレスに通知する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
ディスカッション・ディベート・グループワーク・プレゼンテーション・フィールドワーク・相互評価・などの双方向授業(クリッカー、タブレット端末等を活用)・PBL(課題解決型学習)を推進する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習:授業計画及び授業方法に記載されている内容に鑑みて、興味のある分野を調査研究(インターネットや図書などで)しておくこと。
授業の終了時に次回の授業の説明を行うので、指示に従って、造園学の分野のキーワードやポイントについて、まとめておくこと。
復習:講義内容を印刷したプリントを読み返し、不明な点については、自分で調べたり、次回の授業で質問できるようにしておくこと。また、それらを専用のノートにまとめておくこと。
返却された小課題やその他の課題について、改良点を検討し、その補助となる新たな知見を得ること。
自学自習の中で、興味のある分野については、担当教員にも伝え、文献等についてのアドバイスや的確な指導を得るようにすること。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](100点)

1.小課題1(スケッチ) 3点
2.小課題2(レポート) 7点
3.出席状況
4.作品1 計画設計課題  40点
5.作品2 計画設計課題 50点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
(1)小課題(スケッチ等)は評価後、授業中に解説を行う。
(2)小課題(レポート)も上と同様に、授業中に開設を行う。
(3)作品提出については、評価後、コメントを記載したものを、個々の学生と共有(google等で)する。
(4)小課題、作品提出に関して、それぞれの質問や意見に対する回答を提供し、共有(google等で)する。
(5)作品提出に関しては、エスキースや質問・意見を個別に授業外でも対応する(オフィスアワー等の設定)
教科書
Textbook
オープンスペースから創る都市/林まゆみ/(株)マルモ出版社
参考書
Reference Books
実践!コミュニティデザイン/林まゆみ編著 /彰国社
パークマネジメント/林まゆみ編著/学芸出版
パークマネジメントがひらく未来のまちづくり/林まゆみ他/㈱マルモ出版社
ランドスケープからの地域経営/林まゆみ他/神戸新聞社出版会
地域との連携
Cooperation with the Community
特になし
受講上の注意
Notices
特になし
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.技能・表現 2-1 生活環境を構成する事象を定量的・論理的に分析し、問題の解決につなげることのできる技能を有している。
3.思考・判断 3-1 新たな課題に対し、論理的に考え、問題を解決する能力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
(1)民間コンサルタントとして、実務経験を有し、計画設計等にそれらを活かす。
(2)民間コンサルタントとして、実務経験を有志、地域社会との連携の計画設計に関して、それらを活かす。
(3)大学教員(兵庫県立大学教授職)として、実践的に地域社会に入り、活性化計画の策定や実践経験を有し、それらを活かす。
教科書コメント

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