シラバス参照

年度 2025
科目名 生化学Ⅰ
担当者名 前田 晃宏・土生 敏行
単位 2.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
本科目は管理栄養士課程に必要な基礎専門科目の人体の構造と機能の分野に分類される。本科目は栄養関連科目等の専門科目を理解するための基本科目であり、既修得の基礎生物化学および本科目によって栄養素の代謝を体系的に理解し、代謝に関する知識を体系化することを目的とする。
到達目標
Class Goal
2年次専門科目の学習に必要な生化学の基礎知識の修得と理解度の向上を到達目標とする。
授業内容
The Content of the Course
高校生物及び化学から生化学への移行を考え、代謝や酵素反応など基礎的な知識の習得と理解を中心に、体系的な理解と知識の蓄積につとめる
授業計画
Class Plan


1.生物及び化学と生化学との関連
2.酵素(1)化学反応と酵素(2)酵素の種類(3)酵素および酵素反応の性質(4)補因子、補酵素
3.酵素(1)酵素反応論 (2)酵素活性の調節 (3)阻害物質
4.代謝の概要(1)同化と異化 (2)代謝経路の調節 (3)代謝マップ (4)エネルギー代謝 
5.糖質の代謝(1)糖質の構造と消化・吸収 
6.糖質の代謝(1)解糖系
 糖質の代謝(1)糖新生 (2)ペントースリン酸回路
7.糖質の代謝(1)クエン酸回路 (2)電子伝達系と酸化的リン酸化 (3)その他の糖代謝
8.脂質の代謝(1)脂質の種類及び構造と機能
9.脂質の代謝(1)脂質の消化と吸収(2)脂肪酸の貯蔵と動員 (3)脂肪酸の分解 
10.脂質の代謝(1)脂肪酸の生合成(2)多価不飽和脂肪酸の代謝と機能
11.脂質の代謝(1)リポタンパク質の種類と役割(2)リポタンパク質の合成と輸送
12.コレステロールの代謝
13.脂質と生体膜
 糖質、脂質代謝の関係(1)糖質の代謝と脂質の代謝のまとめ
14.復習および総括
15.復習および総括
 
定期試験
授業方法
Class Method
教科書を基本に板書や授業動画により講義を進める。適宜参考プリントの提示や参考教材の紹介を行い理解を深めながら進める。授業内容から、確認テストを行い理解度の把握に努める。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
板書によるノート作成、その説明による理解を行った上での、全員への問いかけや疑問に思えることの対話的な方法で、学生が理解できるような参加しながらの講義を進める
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目は栄養学関連科目の理解に必修であり関連し合っているため他の科目と合わせながら統合的に毎回復習することが必要である。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(20点)

・平常点(80点) 平常点等配点内訳:確認テスト(2回x40点) 80点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
講義中及び講義終了前10分間を質問時間として設け、個別の質問にとどまらず、質問の共有を計り、理解を深めるよう対処、及びメールや時間外での問い合わせににより、理解向上を目指す
教科書
Textbook
生化学 4訂(Nブックス 人体の構造と機能)/木元幸一、後藤潔/建帛社
参考書
Reference Books
イラストレイテッド ハーパー・生化学 (原書29版)/清水 孝雄/丸善出版
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
15回の全講義が関連性のある内容となっており、積極的な出席、積極的な質問や、復習等による理解度の向上による講義への参加を期待する
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.個人や集団を対象とする栄養学、食べ物と健康との関係について、高度な専門的知識と技能を身につけている。
3.自ら存在価値を認め、栄養学に関わる熱意と責任感をもって研究を実施できる。食・栄養を通して人々の健康の維持増進・疾病予防、治療に貢献する。
4.栄養学に関する研究者として自立して研究活動を行う、あるいは専門的業務に従事するために研究し続ける姿勢を身につけている。
5.日々発展、進歩する健康栄養問題を解決するしなやかな姿勢を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
ヒトと栄養との関係を研究するために必要となる知識、食べ物と健康との関係について、基礎的・専門的知識、食品開発や食品管理などで必要となる知識等の根幹をなす講義である。この講義を土台に健康や栄養・食に関する科学的根拠のある情報を取り入れる専門分野における表現力や思考力を養っていく教科である。
教科書コメント

シラバス参照