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年度 | 2025 |
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科目名 | 臨床栄養学Ⅰ |
担当者名 | 黒川 典子・山本 育子・田中 明紀子 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
医療、福祉分野における管理栄養士による診療報酬制度を理解し、医療倫理、臨床栄養の意義、目的、臨床における管理栄養士の役割を理解する。 |
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到達目標 Class Goal |
1.傷病者と要介護者に対する臨床栄養の意義・目的を理解する。 2.チーム医療における管理栄養士の役割を理解する。 3.医療倫理、診療報酬制度、介護報酬制度を理解する。 4.傷病者と要介護者への栄養管理手順(栄養スクリーニングとアセスメント、栄養必要量の算定、計画)を実行できる。 5.栄養管理計画書は、栄養状態の評価、適切な栄養補給法を理解し立案できる。 6.食品と医薬品の相互作用を理解した栄養管理が実行できる。 |
授業内容 The Content of the Course |
医療・介護保険制度における管理栄養士の診療報酬・介護報酬について当年度改訂内容を含めて説明する。 栄養管理手順を具体的症例を用い説明する。 栄養スクリーニング、アセスメントの基本を症例を用いて説明する。 医療においての倫理、守秘義務を説明し管理栄養士に最も重要な栄養補給法について学ぶ。 14回、15回は症例を用い履修内容を復習する |
授業計画 Class Plan |
【臨床栄養の概念①】 臨床栄養の意義と目的 第1回 臨床栄養の現状(医療および福祉における管理栄養士の役割) 第2回 医療保険制度の基本~管理栄養士にかかわる医学管理等診療報酬~ (1)入院基本料 (2)栄養食事指導料 (3)医療チームによる加算 (4)入院時食事療養費制度 【臨床栄養の概念②】 福祉・介護における栄養管理の意義 第3回 介護保険制度の概要(介護保険サービス) 第4回 栄養に関連する介護報酬と概要 ・栄養ケア計画 医療と臨床栄養 第5回 (1)医療倫理 (守秘義務・クリニカルパス・インフォームドコンセント) (2)医療安全(インシデント・アクシデント) 【傷病者・要介護者の栄養ケアマネジメント①】 栄養管理手順 第6回 (1)栄養スクリーニングとアセスメント、栄養管理計画書 第7回 (2)身体計測(BMI AC TSF等) 第8回 (3)臨床検査(血清たんぱく、免疫)体水分(浮腫、脱水) 第9回 (4)栄養摂取量評価 栄養投与目標量の算定(BEE ストレス係数) 栄養補給法 第10回 (1)経口栄養補給法(一般治療食と特別治療食) (2)経口栄養補給法(摂食嚥下調整食) 第11回 (3)経腸栄養補給法(映像) (4) 静脈栄養補給法 【疾患・病態別栄養ケアマネジメント①】 栄養障害(低栄養) 第12回 (1)たんぱく質・エネルギー栄養障害 (2)マラスムス・クワシオルコール (3)ビタミン・ミネラル欠乏・過剰 薬と栄養・食事の相互作用 第13回 (1)栄養・食品が医薬品に及ぼす影響、医薬品が栄養・食事に及ぼす影響 栄養ケアプラン(症例) 第14回 (1)低栄養 ・栄養管理計画書作成 第15回 (2)低栄養 ・栄養ケア計画書作成 定期試験 |
授業方法 Class Method |
1.基本的には、教科書に基づき必要事項を板書しながら解説する。 2.病態や栄養管理などの解説は、パワーポイント、書画などを導入する。 4.栄養アセスメント、栄養補給計画、疾患別栄養管理は、症例を導入し演習を行う。 5.学生へ質問し、より多くの意見や考えを講義内容に反映させる。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
初回授業までにクラスコードをMusesで知らせる |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
本邦における保健医療制度について自己で予習しておくこと 病態・栄養素・食品・料理のつながりを理解する必要がある。 授業の基礎となる解剖生理学、基礎科学、生理学、基礎栄養学、調理科学の授業内容は自己学習を行う。特に解離式、モル、当量などの算出については復習を行っておくこと。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(90点) ・平常点(10点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
最終授業で全体に対するフィードバックを行う。 |
教科書 Textbook |
Nブックス 4訂 臨床栄養管理 /渡邊早苗、ほか/株式会社 建帛社 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
配布資料の提示方法や、突発的な事情による授業方法の変更などについては、MUSES又はクラスルームを用いて伝達するため、常に自己で確認すること |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解1-1個人や集団を対象とする栄養学に関する基礎的・専門的知識を身につけている。 2.技能・表現2-1臨床や福祉、学校教育の場で必要となる技能・表現力を身につけている。 3.思考・判断3-1健康や栄養・食に関する情報を自ら収集する能力を身につけている。 4.態度・志向性4-2食物栄養学の専門的学習を通して、社会に貢献する自覚を身につけている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
実際の臨床現場管理栄養士業務を紹介する |
教科書コメント |
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