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年度 2025
科目名 食品化学実験
担当者名 有井 康博
単位 1.0
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科目目的
Course Objectives
食品の分析に必要な基礎的な化学実験を実施する。また、実施した実験をレポートとしてまとめることで、報告する方法を身につける。
到達目標
Class Goal
基本的な実験技術、専門用語を用いて理論的な考えを他人に伝える基本方法を身につける。同時に、読んでもらえるレポートの作成方法を身につける。
授業内容
The Content of the Course
食創造科学科における上級学年の諸実験、将来の卒業研究の基本となるべき事柄について、解説(講義)、実験、レポートの作成、提出、添削を通じて、理化学実験に対する基本的考えについて教授する。
授業計画
Class Plan
第1回 実験の基礎の基礎
 実験の心構え、器具の名称と使い方、器具の洗浄法など
 一般的な実験器具の名称、使用法を、実験室でのルールについて理解する。

第2回 実験の基礎
 器具の使い方(実践)、レポートの書き方
 一般的な実験器具の使用法、レポートの基本的な書き方について理解する。

第3回 容量分析1
 試薬調製法(1)、中和滴定(1)
 試薬調製法の基本および定量実験について、中和滴定を通じて理解する。

第4回 レポートの書き方、書き直し、実験器具の使用方法のテスト
 第3回のレポートを返却し、もう一度、レポートの書き方を学ぶ。個々に、学んだことを反映し講義の中でレポートを書き直す。一方で、第1回から3回で学んだ器具について、使用方法の理解度をテストする。

第5回 容量分析2
 中和滴定を用いて、食品の酸濃度を決定する。

第6回 比色定量
 分光学的方法を用いた鉄濃度の決定
 機器分析である分光光度法について、鉄の定量(オルトフェナントロリン法)を通じて、理解する。

第7回 物質の分離
 各種の金属イオンの単離、検出法について、実験を通じて、理解する。

第8回 総 括
 基礎化学実験履修を通じて、理解すべき点の復習。
授業方法
Class Method
事前にプリントを配布するので、予習を行い、実験当日の講義を受け、十分な理解を持った上で実験を行うこと。その結果に基づき期日までのレポートの作成、提出を行うことで添削等の指導を実施する。実験実習で学んだことを振り返るために実技テストを行う。また、レポートの書き方について、書く前と書いた後に指導を行い、改善を促す。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
実験実習
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
毎回の授業について予習、復習を必ず行うこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](70点)
・平常点(30点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度(20点)
小テスト(10点)
レポート点は全レポートの平均点を60点に換算して評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
原則、提出レポートは次回の実験時にコメントをつけて、返却、解説を行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
遅刻厳禁。毎回の出席とレポートを怠らないこと。欠席回のレポートは基本的に受理しない。
 レポートの提出期限は厳守。
 実験ノート(糸綴が望ましい)を必ず持参し、記録をつけること。(評価資料として、提出を求める場合がある。)
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
4.食産業界の課題や食品の企画・開発・研究において、専門的知識を活かして考え、実践的に挑戦する姿勢を身につけている。
6.食品成分の機能性や安全性を科学的に思考・判断する能力と、収集した情報を的確に伝えるプレゼンテーション能力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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