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年度 2025
科目名 公衆衛生学
担当者名 石原 真穂
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
生活が集団化した現代社会では病気予防や健康の維持・増進は個人の努力だけでは不十分で、集団(国、都道府県、市町村、企業、学校など)としての健康の維持・増進の努力が必要である。本講義では環境や生活習慣が人間集団の健康の維持・増進を図るために如何に重要かを理解することを目的としている。
到達目標
Class Goal
健康について総合的な知識を身につけ、自分自身と集団の健康に留意できるようになること。さらに栄養士として人々の健康の維持・増進に寄与する意義を理解する。
授業内容
The Content of the Course
公衆衛生学は、疾患予防、健康増進を目的とした学問であり、保健医療の最も基本となる学問である。本講義では、公衆衛生の基本的知識や概念を修得するとともに、最新データを用いながら、日本の公衆衛生の現状や課題について学び、地域や社会全体の公衆衛生における懸案について考えることを目的とする。
授業計画
Class Plan
公衆衛生学が何を目指し、どのように発展してきたのか、また、人々の健康を保持増進するための社会制度を学んだ上で、これからの課題は何かをともに考えていく。
具体的内容は以下のとおりである。

1. 健康と公衆衛生
2. 健康データと疫学
3. 公衆衛生行政と関連法規
4. 医療保健制度、介護、社会保障
5. 成人保健
6. 高齢者保健
7. 精神保健と障害者施策
8. 母子保健
9. 学校保健
10. 感染症対策
11. 食品衛生
12. 環境衛生
13. 労働衛生
14. 国際保健
15. 健康教育とヘルスプロモーション・行動変容
定期試験

試験期間中に筆記試験を実施予定しているが、感染症の動向等により変更の可能性がある。
授業方法
Class Method
テキスト及び資料を用い、専門職として職務を行う上で、また一人の人間として社会を生きていく上で必要となる基本的知識を伝えていく。極力平易な表現を用い、理解しやすい講義を心掛ける。
原則対面講義だが、数回の遠隔講義(オンデマンド型)を織り交ぜながら講義を展開する。感染症の動向や社会情勢を鑑みながら講義形態を調整する。
遠隔講義(オンデマンド型)の場合、事前に収録したものを講義開始時間にあわせて配信とし、インターネット環境による不利益を受けないよう、公衆衛生学の受講期間内は視聴が可能なように設定する予定である。
講義形式を基本とするが、各講義回ともに適宜問答法を取り入れ、学生からの意見、質問を求め、積極的な講義参加姿勢を望む。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
講義形式を基本とするが、各講義回ともに適宜問答法を取り入れる。
遠隔講義時は、講義動画内に質問を取り入れたり、課題を活用しながら講義内容の振り返りができるよう配慮する。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
各講義回で取り扱うテーマは独立したものではなく、相互に繋がっている。その点を意識し、次回の講義回のテーマについての予習を行った上で講義に臨み、講義が終われば復習を行う一続きの学習を必要とする。

【学習の目安】
予習:60分
講義:90分
復習(講義の振り返り・課題含む):120分
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(85点)

・平常点(15点) 平常点等配点内訳:1:試験期間中に実施の試験:計85点
3:平常点等:各講義後の振り返りシート:各1点、計15点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
質問は適宜講義内で回答する。内容によっては個別対応とする。
課題を課した場合は提出期限後に講義内で説明を行う。
試験に関する問い合わせがあれば別途時間を設けて個別に対応する。
教科書
Textbook
シンプル 衛生公衆衛生学  ※最新版/監修者 小山洋、編集者 辻一郎、上島通浩、/南江堂
参考書
Reference Books
シンプル衛生公衆衛生学/鈴木庄亮・久道茂監修 小山洋・辻一郎編集/南江堂
国民衛生の動向/厚生労働統計協会/厚生労働統計協会
地域との連携
Cooperation with the Community
特になし
受講上の注意
Notices
必ず教科書を購入のこと。
受講にあたり、第1回の講義時に資料を用いて受講のマナーを説明する。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2.食品学および栄養学に関する基本的な専門的知識、および、食品成分とその機能性に関する高度な専門的知識を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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