シラバス参照 |
年度 | 2025 |
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科目名 | 実用楽器入門 |
担当者名 | 神山 年子・猪居 謙・髙谷 光信 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
電子楽器、ギター、打楽器についての幅広い知識と基本的な演奏技術の習得を目的とし、広く器楽教育の視野を持てるようにし、教育セッションや交流の場で応用できる能力を養成する。 本科目は、中高教科音楽を教授するに足る基礎的知識および技能等を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
電子楽器、ギター、打楽器について、基本的奏法を修得する。 教職課程履修学生は、学修内容を中高教科音楽の内容および教材に関連づけて主体的に探求する。 |
授業内容 The Content of the Course |
年間を3分割してそれぞれの楽器の基本的奏法を学び、簡単な曲を演奏できるようにするとともに、自分の専攻実技とは違ったアプローチから音楽を考えてみることによって、音楽性の更なる発展を目指す。 |
授業計画 Class Plan |
【打楽器:担当 髙谷光信】 第1回 打楽器の種類と特徴 (1)打楽器の性質について理解を深める (2)打楽器の維持管理方法 第2回 打楽器の奏法(1)太鼓の奏法の実習 第3回 打楽器の奏法(2)タンバリン、カスタネット、トライアングル、すず等の奏法の実習 第4回 打楽器アンサンブルの実習 【ギター:担当 猪居謙】 第5回 ギターについて(準備と使用前後の扱い方、楽器の構造と名称、歴史と特徴) 第6回 構え方と姿勢、チューニング 第7回 右手の奏法(アポヤンド、アルアイレ) 第8回 左手、及び両手での奏法 第9回 音階、アルペジオ 第10回 旋律の演奏法の習得 第11回 二声の演奏法の習得 第12回 コードネームを覚え、ダイヤグラムの仕組みを知る 第13回 コードを使用した伴奏法(各種アルペジオ、ストローク) 第14回 コード伴奏の習得 第15回 ギター、打楽器の実技試験 〜それぞれの楽器の特性を生かした表現をする 【電子楽器:担当 神山年子】 第16回 電子楽器の概要 〜発達の歴史と特性などについて〜 第17回(1)楽器の使用法の説明 (2)楽器のしくみの理解 電子楽器の演奏 第18回 鍵盤と音色の関係を演習 第19回 ぺダル奏法の習得 第20回 各種機能の使用法の習得 第21回 歌唱指導における伴奏楽器としての演奏 第22回 独奏楽器としての演奏 第23回 合奏楽器としての演奏 電子楽器の活用 第24回 一段譜コードネーム付の曲の演奏の仕方 第25回 移調奏の仕方/イントロやエンディングの作り方 第26回 コーラス等のアレンジにも役立つ重音奏の仕方 第27回 ジャズやポピュラー音楽独特のフェイクの仕方 第28回 電子オルガン演奏による実技試験 第29回 即興的な演奏の仕方 第30回 アンサンブル実習 |
授業方法 Class Method |
各期間、グループ実技レッスンで行う。電子楽器は更に個々のソロ曲チェックの個人レッスン形態との2本立てで進める。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
電子楽器(後期)p7twq7f 伝達事項をストリームに載せる場合があるので、必ずクラスルームに入りチェックしておいて下さい。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
実技 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
授業中に行った課題を復習しておく。 教職課程履修学生は、中高教育実習での研究授業場面や卒業後の中高正規授業での指導場面を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、「中高教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業中に実施する各楽器の実技試験(70点) 授業への積極的参加度(30点) ※ 授業回数を基に3担当者の評価の合算とする。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
(1)授業内で扱った楽曲について個別に演奏アドバイスを行う。 (2)各期の最後の方に授業内実技テストを行い、直後に授業中に個々にアドバイスを行う。 (3)最終授業で全体に対する解説、フィードバックを行う |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
欠席時には出席者に授業内容を確認しておくこと。教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1 多岐にわたる音楽ジャンルに共通する幅広い専門知識を有している。 2.技能・表現 2-1 高い演奏技能をはじめ、現場で必要とされるさまざまな楽器を活用する能力を有している。 2-2 医療・福祉・環境・教育など多様な分野において音楽を実践する力を有している。 2-3 生涯学習における音楽指導、学校における音楽指導者としての知識や技術を習得している。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
【電子楽器:担当 神山年子】 音楽教室で、電子楽器・ピアノの指導講師、及び音楽能力検定ハイグレード試験官として稼働。 その現場で培った経験を基に、電子楽器の基本奏法を,実技中心に教授する。 【ギター:担当 猪居謙】 ドイツ国立フランツ・リスト音楽大学で研鑽を積み、国内外のコンクールにおいて入賞。全国各地での演奏活動やギター教室での指導等の経験を活かし、ギターの実践的な演奏方法と、ギターをメインとしたアンサンブルの魅力を教授する。 【打楽器:担当 高谷光信】 プロオーケストラの指揮者、学生オーケストラ、子どもの音楽教室など指揮指導を多く務める。アンサンブルの色彩や根幹なるリズムを作り出す打楽器の役割を体験し合奏法を教授する。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |