シラバス参照

年度 2025
科目名 生理学
担当者名 籠田 智美
単位 2.0
履修便覧ページへ
★★「単位」には開講学年の単位が表示されています。★★
★★「単位」が「-(ハイフン)」で表示されている場合は各自の履修便覧で単位を確認してください。★★


科目目的
Course Objectives
ヒトの身体の中にある個々の臓器の機能は、統合され正常に維持されている、その“仕組み”を理解する。
到達目標
Class Goal
臓器の生理機能を一定に保つ(恒常性維持)機構(仕組み)を理解する。また、恒常性維持の仕組みを具体例をあげて説明できる。
授業内容
The Content of the Course
はじめに、臓器を構成する細胞同士がどのように情報を交換(情報伝達)しているのか、その仕組みについて講述し、次いで、その情報伝達系を使って生体の生理機能がどのように調節されているか(恒常性維持機構)、その実際について具体的に講述する。この科目で修得した知識は、次に学ぶ「薬理学」や「疾病」「薬物治療」に関する科目を理解するための基礎となる。
授業計画
Class Plan
必修科目
第1-3回 代表的な情報伝達物質およびオータコイドを挙げ、生理活性および作用機構について
     概説できる(C7-(2)-1-2、C7-(2)-3-1)
第4回 神経細胞の興奮と伝導、シナプス伝達の調節機構について説明できる (C7-(2)-1-1)
第5-6回 神経による筋収縮の調節機構について説明できる (C7-(2)-1-4)
第7回 血圧の調節機構について概説できる(C7-(2)-5-1)、
    神経系、感覚器を介するホメオスタシスの調節機構の代表例を列挙し、
    概説できる(C7-(2)-1-3)
第8回 呼吸の調節機構について概説できる(C7-(1)-8-1)、
    神経系、感覚器を介するホメオスタシスの調節機構の代表例を列挙し、
    概説できる(C7-(2)-1-3)
第9回 尿の生成機構、尿量の調節機構について概説できる (C7-(2)-7-2)
    体液の調節機構について概説できる (C7-(2)-7-1)
    代表的なホルモンを挙げ、その産生器官、生理活性および作用機構について
    概説できる(C7-(2)-2-1)
第10回 消化吸収の調節機構について概説できる (C7-(1)-9-1)
    体温の調節機構について概説できる (C7-(2)-8-1)
第11回 体液カルシウム濃度の調節機構について概説できる (骨代謝C7-(1)-5-1)、
    血糖の調節機構について概説できる (C7-(2)-6-1)
    代表的なホルモンを挙げ、その産生器官、生理活性および作用機構について
    概説できる(C7-(2)-2-1)
第12回 血液・造血器系:骨髄、脾臓、胸腺などの構造とその機能を理解する (C7-(1)-14-1)
第13回 血液凝固・線溶系の機構について概説できる (C7-(2)-9-1)
第14回 総まとめ
第15回 演習
定期試験
授業方法
Class Method
教科書や講義プリントを中心に、パワーポイントを用いた講義型授業を主体とする。
最終日は、知識のまとめを目的とする演習を行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
別途、info@MUSESにて連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習など授業時間外での学修時間も含まれるとされている。上記授業計画に基づいて、講義前には以下の予習の項目について、授業後には以下の復習の項目について、取り組むよう努めること。

予習:この科目を理解するためには「解剖学(1年後期開講科目)」で学んだ知識が必須である。関連する範囲について復習し、理解しておくこと。また、講義プリントやパワーポイントをGoogle Calssroomにあらかじめ提示するので、該当する教科書の項目を読む等を行い、わからない事項を認識して講義に臨むよう努めること。
復習:配布プリントに確認問題を、Google Calssroomに演習問題を提示するので、それらを解くことで理解度を確認すること。必要に応じて、関連科目の復習を合わせて行うこと。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(80点)

・平常点(20点) 平常点等配点内訳:講義回に出題する課題の成果を評価する
定期テストは、筆記による試験を実施する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
演習問題:解答はクラスルームで開示し、概括的なコメントや正答率の悪かった問題については解説をGoogle Calssroomにて掲示する(採点後)。
定期試験:概括的なコメントとともに結果をフィードバックする。なお、個々人の採点結果については、日時を決めて個別に対応する。
教科書
Textbook
新しい機能形態学ーヒトの成り立ちとその働き/竹鼻眞/森山賢治/広川書店
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
この科目は、1年後期に開講される「解剖学」と連続した講義として聴講すること。
生理学を理解するためには、解剖学の知識が必須であることに留意し、関連する範囲を復習しながら受講すること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している。
2.技能・表現 2-1薬剤師として、医薬品の供給、調剤、服薬指導、処方設計、安全性・有効性、リスク管理およびチーム医療への参画に必要な薬学的能力を備えている。
2.技能・表現 2-2薬剤師業務および関連業務で必要なプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を備えている。
3. 思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

シラバス参照