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年度 | 2025 |
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科目名 | 栄養・食品衛生学 |
担当者名 | 西川 淳一・山下 沢 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
食生活が健康に与える影響を科学的に理解するために、栄養と食品機能、食品衛生に関する基本的事項を修得することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
1)栄養素の種類や健康への影響に関する基本的知識を身につけている。 2)食品の変質およびそれを防ぐための基本的知識を身につけている。 3)食品に含まれる可能性のある有毒物質と健康に及ぼす影響についての基本的知識を身につけている。 |
授業内容 The Content of the Course |
食品に含まれる栄養素についてその価値、消化、吸収、代謝のプロセスなどから、物質の生体内挙動やエネルギー産生の機構を学ぶ。また、食品が栄養素として有益な役割を果たすためには品質が正しく管理されていなければならない。食品の腐敗や変敗を変質というが、変質は品質の劣化をまねくのみならず、健康障害の原因ともなる。そこで、食品が変質する機構、試験法、防止対策などについて具体的な知識を習得する。さらに、食品の製造・加工・保存の目的で使用される食品添加物の種類と用途、法的規制についても学ぶ。最後に、食品を介する健康障害として重要な食中毒について、発生機序、症状、防止対策などについて学び、わが国における発生状況や問題点などについて理解を深める。 |
授業計画 Class Plan |
必修科目 第1回 五大栄養素の種類と役割(D1-3-1-1) 第2回 各栄養素の消化、吸収、代謝のプロセス(D1-3-1-2) 第3回 三大栄養素の栄養的な価値(D1-3-1-3)と食品に含まれる食物繊維や抗酸化物質(D1-3-1-4) 第4回 エネルギー代謝(D1-3-1-5)と日本人の食事摂取基準(D1-3-1-6) 第5回 栄養素の過不足による疾病(D1-3-1-7)と疾病治療における栄養の重要性(D1-3-1-8) 第6回 食品成分の変質(D1-3-2-1)や油脂の変敗(D1-3-2-2)と食品の保存法(D1-3-2-3) 第7回 食品成分由来の発がん性物質(D1-3-2-4)と代表的な食品添加物(D1-3-2-5) 第8回 中間テストとフィードバック 第9回 特別用途食品と保健機能食品(D1-3-2-6) 第10回 食品衛生に関する法律(D1-3-2-7) 第11回 食中毒の種類と発生状況(D1-3-3-1) 第12回 食中毒の原因となる細菌(D1-3-3-1) 第13回 食中毒の原因となるウイルスや寄生虫(D1-3-3-2) 第14回 食中毒の原因となる自然毒(D1-3-3-2) 第15回 化学物質やカビによる食品汚染(D1-3-3-3) 定期試験 |
授業方法 Class Method |
基本的にパワーポイントを使った講義形式で行い、事前に資料をGoogle Classroomで配付する。また、薬剤師国家試験等の問題を解き、知識の確認を行う。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途、info@MUSESにて連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。 上記授業計画に基づいて講義前にテキストの予習をしてくること。分からない事項を認識して講義に臨むよう努めること。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(80点) ・平常点(20点) 平常点等配点内訳:中間テスト20点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
復習の一環として宿題を与える。また、これらの解説を授業中に行う。 |
教科書 Textbook |
衛生薬学 健康と環境/日本薬学会 編/東京化学同人 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
授業内容は、食品に関する社会問題(法的規制、食品衛生、食中毒等)と繋がるものが多い。新聞、テレビ、書籍、インターネットなどのメディアからの情報に対して絶えず関心を持つこと。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1.知識・理解 1-1医療人としての使命感と倫理観を備えている。 1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している。 1.知識・理解 1-3コンプライアンス(法令遵守)の必要性を理解している。 2.技能・表現 2-3薬物療法および地域の医療・健康・予防・福祉介護等の実践などに必要な基礎的な科学技術を習得している。 3.思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
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