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年度 2025
科目名 物質を解析する
担当者名 萩森 政頼・堀山 志朱代
単位 1.0
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科目目的
Course Objectives
化学物質(医薬品を含む)を適切に分析できるようになるために、分析器具の取り扱い方法、化学物質の定性分析法、定量分析法および分離分析法の技能を修得するとともに、臨床現場で用いる分析技術を応用するための技能を修得することを目的とする。
到達目標
Class Goal
1)日本薬局方収載の代表的な医薬品の容量分析を実施できる。
2)溶液のpHを測定できるとともに、緩衝液を調製できる。
3)日本薬局方収載の代表的な医薬品のクロマトグラフィーによる定性・定量ができる。
4)生体試料の前処理法を実施できる。
授業内容
The Content of the Course
「分析化学Ⅰ」、「分析化学Ⅱ」および「分析化学Ⅲ」で修得した基礎的知識をもとに、1)容量分析法、2)電位差滴定法、3)クロマトグラフィーの技能を修得する。
授業計画
Class Plan
必修科目
第1回 実習講義
    最初に、本実習の重要性と位置付けを明確に解説する。クロマトグラフィー、
    容量分析法、電気滴定法に必要な実験器具の取り扱いおよび実施法を解説する。
第2回 液体クロマトグラフィーによりベンゼンのアルキル基置換体の分離を行う。
    (C-2-6-1,3,4, C-2-7-2)
第3回 液体クロマトグラフィーにより複方サリチル酸精の定量を行う。第2回および第3回の実験
    結果に関する考察としてPBL、SGDを行う。(C-2-3-2, C-2-6-1,3,4)
第4回 容量分析用標準液(チオ硫酸ナトリウム液)を調製し、標定する。 (C-2-2-1,4, C-2-3-2)
第5回 ヨウ素滴定法によりホルマリンの定量を行う。(C-2-2-1,4)
第6回 電気滴定法により炭酸ナトリウムの定量を行う。実験結果に関する考察としてPBL、SGDを
    行う。(C-2-2-1,2,3,4)
第7回 全体を通して得られた実験結果に関する考察としてPBL、SGDを行う。

授業方法
Class Method
実験、実習を主体とした授業を行う。各実験項目の内容および注意点を説明した後、グループに分かれて行う。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
別途、info@MUSES にて連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
重要な項目については、質疑応答による双方向授業を取り入れる。グループ実験では、実験結果に関する考察としてPBL、SGDを行う。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は1である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。
予習として前回の実習講義時に指示する実習書の範囲を読んでおくこと。疑問点があれば、教科書および参考書で調べておくこと。また、復習として実習内容を整理し、実習書(レポート形式)にまとめて記入し理解に努める。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](60点)
・平常点(40点) 平常点等配点内訳:実習テスト30点、実習中における技能および態度10点。技能および態度は、実験技術および実験への積極的な取組みを評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
レポートに関する質問は実習最終日に受け付け解説する。
教科書
Textbook
物質を解析する/薬品分析学研究室 編集/薬品分析学研究室
参考書
Reference Books
薬学分析化学(第3版)/萩中 淳、片岡 洋行、四宮 一総/廣川書店
薬学機器分析(第3版)/萩中 淳、武上 茂彦/廣川書店
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
「分析化学Ⅰ」、「分析化学Ⅱ」、「分析化学Ⅲ」の講義内容をよく理解しておくこと。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-2豊かな教養と医薬品および臨床に関する専門的知識を習得している。
2.技能・表現 2-1薬剤師として、医薬品の供給、調剤、服薬指導、処方設計、安全性・有効性、リスク管理およびチーム医療への参画に必要な薬学的能力を備えている。
3.思考・判断/態度・志向性 3-1進歩する医療や科学について、自ら学び、考え、問題点を発見し、解決する能力を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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