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年度 | 2025 |
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科目名 | 基礎分析化学 |
担当者名 | 濵口 良平 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
医薬品(化学物質を含む)を適切に分析できるようになるために、溶液中の化学平衡に関する基本的事項を修得することを目的とする。 本科目は、中高教科理科を教授するに足る基礎的知識および技能を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
1)溶液中の酸・塩基平衡の概念について説明できる。 2)pHおよび解離定数について説明できる。 3)溶液中の化学平衡(錯体・キレート生成平衡、沈殿平衡、酸化還元平衡)について説明できる。 4)教職課程履修学生は、学習内容を当該の中高教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。 |
授業内容 The Content of the Course |
本講義では化学平衡論の中で基本となる酸・塩基平衡を中心に学ぶ。さらに、各種の化学平衡について解説する。溶液系における平衡現象は化学反応(生物化学反応を含む)を考察する際に重要になる。また、物質の構成成分の判定(定性分析)を行なうための方法の概略を化学平衡の立場から説明する。 |
授業計画 Class Plan |
必修科目 1回 化学平衡論の基礎 2回 酸、塩基平衡について 3回 酸、塩基のpH計算 4回 塩の水溶液のpH計算 5回 緩衝溶液のpH計算 6回 多塩基酸の取り扱い 7回 分子形分率とpHの関係について 8回 溶解度とpHの関係について 9回 沈殿・溶解平衡について① 10回 沈殿・溶解平衡について② 11回 分配平衡について 12回 酸化・還元平衡について 13回 錯体・キレート生成平衡について 14回 無機陽イオンの定性分析法について 15回 無機陰イオン、有機酸イオン、有機塩基の定性分析法について 定期試験 「教職課程履修学生は、授業を受ける際にも中高教科書を参照して、疑問点があれば教員に質問して理解を深めること」 |
授業方法 Class Method |
対面授業で実施する。 講義は、教科書の説明を必要があればプリントで補足しつつ板書によって行う。 問題演習は、授業内容の理解を深め、知識の定着と応用力強化を目的とし、学生間でのディスカッション並びに教員との双方向授業とし必要に応じて解説講義を実施する。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
別途、info@MUSESにて連絡する。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
講義中に行う問題演習では、課題について学生間でのディスカッション等のグループワークを行う。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学習時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。 上記授業計画に基づいて講義前にテキストの予習をし、時には、高校「化学」の復習を行い、分からない事項を認識して講義に臨むよう努めること。また、復習の一環として宿題を与えるが、練習問題を積極的に行い、授業内容を必ず復習したり、必要に応じて関連科目の復習をすること。 教職課程履修学生は、中高教育実習での研究授業場面や授業後の中高正規教育での指導場面を想定して、本科目の修得内容を活用しつつ、「中高教科の自主的教材研究」に主体的に取り組む。その際、当該教科の学習指導要領および教科書等を積極的に活用する。 |
評価方法 Evaluation Method |
・試験期間中に試験を実施(70点) ・平常点(30点) 平常点等配点内訳:出席:10点 課題または小テスト:10点 × 2回 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
講義中の練習問題、小テストについて、授業中に解説を行う。 その他、随時質問にも対応する。 |
教科書 Textbook |
パートナー分析化学Ⅰ/萩中淳、加藤くみ子/南江堂 |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
補足資料として、適宜プリントをclassroomで配布し問題演習を行う。 教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教育課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また、成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握する。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
2.薬科学領域に関する深い専門的知識を備えている。 7.薬科学領域における知識・技能から、社会が必要とする新しい発想を生み出し、その発想を形にする意欲と能力を備えている。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
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教科書コメント |
シラバス参照 |