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年度 2025
科目名 機器分析学
担当者名 萩森 政頼
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
医薬品(化学物質を含む)を適切に分析できるようになるために、機器分析法の原理と操作法の基本的事項を修得するとともに、将来実際に自然科学・生命科学・応用科学の分野で活躍するために、これらの基本的知識の修得が極めて重要であることを理解する。
到達目標
Class Goal
1)分光分析法(紫外可視吸光度測定法、蛍光光度法、赤外吸収スペクトル測定法、原子吸光光度法、発光分光分析法)の原理および応用例を説明できる。
2)核磁気共鳴スペクトル測定法、質量分析法、X線分析法、熱分析法の原理および応用例を説明できる。
3)免疫化学的測定法の原理を説明できる。
4)分析目的に即した試料の前処理法を説明できるとともに、臨床分析における精度管理および標準物質について説明できる。
5)臨床試験や製薬企業といった分野において、本科目で学ぶ分析手法が実際にどのように活用・応用されているかを理解する。
授業内容
The Content of the Course
物質の化学的・物理的現象を利用した各種機器分析法が、物質の定性・定量に用いられている。本講義では、物質と電磁波の相互作用を利用した光分析法(紫外可視吸光度法、蛍光光度法、赤外・ラマン分光法など)、医療で用いられる分析法(免疫化学的測定法、酵素を用いた分析法、センサー、X線診断法、核医学検査法など)、その他の分析法(熱分析法、質量分析法など)について、その原理および応用について解説する。
授業計画
Class Plan
選択科目

第1回【光分析法】 光分析総論 【遠隔授業】
第2回【光分析法】 紫外可視吸光光度法 【遠隔授業】
第3回【光分析法】 蛍光光度法 【遠隔授業】
第4回【光分析法】 赤外・ラマン分光法【遠隔授業】 
第5回【光分析法】 原子吸光光度法【遠隔授業】
第6回【光分析法】 旋光度測定法
第7回【光分析法】 核磁気共鳴スペクトル測定法
第8回【光分析法】 X線分析法
第9回【その他の分析法】 熱分析法・電気分析法【遠隔授業】
第10回【その他の分析法】 質量分析法【遠隔授業】
第11回【医療で用いられる分析法】 免疫化学的測定法
第12回【医療で用いられる分析法】 酵素を用いた分析法・ドライケミストリー
第13回【医療で用いられる分析法】 センサー、画像診断技術1(X線診断法)
第14回【医療で用いられる分析法】 画像診断技術2(磁気共鳴イメージング・超音波診断法)
第15回【医療で用いられる分析法】 画像診断技術3(核医学診断法)
定期試験


授業方法
Class Method
教科書および講義スライドを中心に、原則対面で行い、理解度の確認を伴う講義については遠隔(オンデマンド型)で講義を行う。必要に応じて補助的にプリントを使用する。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
別途、info@MUSES にて連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
重要な問題については、質疑応答を行う双方向授業を取り入れ、知識のまとめを目的として、演習、総合討論、質疑応答を行うことがある。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。
上記授業計画に基づいて講義前にテキストの予習をしてくること。分からない事項を認識して講義に臨むよう努めること。また、授業内容を必ず復習し、必要に応じて関連科目の復習をすること。
評価方法
Evaluation Method
・試験期間中に試験を実施(20点)

・平常点(80点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度20点、各講義回での課題60点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
授業内容のフィードバックは適宜行う。最終授業で全体に対するフィードバックを行う。
教科書
Textbook
コンパス分析化学(改定第3版)/安井裕之、兎川忠靖 編/南江堂
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.知識・理解 1-1薬科学領域ならびに人の健康や疾病予防もしくは福祉などに関する深い専門的知識を備えている。
2.技能・表現 2-1研究活動に必要な計画の立案、機器や試薬の使用・管理、データ収集・管理と解析、調査などに関する能力を備えている。
2.技能・表現 2-3医薬品合成、成分分析、薬理・生理活性評価、薬物治療もしくはヘルスケアなどへの応用において必要な基礎的技術を備えている。
3.思考・判断/態度・志向性 3-1医療や科学の問題点を発見し、客観的な根拠に基づき論理的・批判的に思考することで自身の考えを提案し、試行錯誤を繰り返しながら問題解決に向けて取り組む姿勢を備えている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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