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年度 2025
科目名 生態学
担当者名 石庭 寛子
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
環境と生物との相互作用を定量化する生態学の理論と概念を概観し、基礎的な知識を習得する。本科目は、中高教科理科を教授するに足る基礎的知識および技能を修得し、教職実践力と関連づけて理解することを一目的とする。
到達目標
Class Goal
1)生態学の基礎となる理論と概念を理解している。
2)生物の種間および社会を取り巻く諸問題について考察できる。
3)教職課程履修学生は、学習内容を当該の中高教科内容および教材に関連づけて主体的に探求する。
授業内容
The Content of the Course
生態学で使用される基本用語および理論を学ぶ。自然選択や繁殖戦略、個体間・生物種間の相互作用、物質生産やエネルギー循環など基礎的な理論を通じて生物の生活史がどのように営まれているのかを学ぶ。応用として生物多様性や気候変動などの現代における環境問題を概観し、生態学の理論や技術がどのように問題解決に貢献できるのかを考える。
授業計画
Class Plan
第1回:ガイダンス・生態学とは
第2回:個体の分布と世代による個体数変動
第3回:個体群の動態と分子マーカーの遺伝子頻度
第4回:適応と進化Ⅰ(生態と進化)
第5回:適応と進化Ⅱ(生活史と進化)
第6回:適応戦略
第7回:社会Ⅰ(競争)
第8回:社会Ⅱ(配偶行動)
第9回:種間関係
第10回:採餌理論と捕食−被食関係
第11回:群集
第12回:生態系の機能とモニタリング
第13回:生物多様性と生態系の影響評価
第14回:保全
第15回:人間活動と地球環境
授業方法
Class Method
講義方式で実施する。必要に応じて資料を配布・配信する。
タブレット端末を用いて、意見を発表してもらう等の双方向を取り入れる。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
別途、info@MUSESにて連絡する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
双方向授業(タブレット端末等を活用)
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
本科目の単位数は2である。本学では、45時間の学修時間を必要とする内容の授業科目に1単位を認定することを標準としており、学修時間には、授業時間だけでなく、予習・復習等授業時間外での学修時間も含まれるとされている。
上記の授業計画に基づいて教科書、授業で配布された資料や授業中にとったノート・メモを参考にして、授業内容の予習・復習を行うこと。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](40点)
・平常点(60点) 平常点等配点内訳:各授業回での小テスト(40点)
授業への積極的参加度(20点)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
小テストについては、翌週の授業中に解説を行うか、解説・講評をclassroomに掲示する。
教科書
Textbook
生態学入門/日本生態学会(編集)/東京化学同人
参考書
Reference Books
生態学 個体から生態系へ/M.Begon, J.L.Harper, C.R.Townsend/堀道雄 監訳/京都大学学術出版会
生態学入門/日本生態学会(編集)/東京化学同人
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また、成績評価発表以降に、成績とともに担当教員によるコメントを参照し自己の学習状況について把握すること。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.環境共生社会の実現に向けた基礎的知識や汎用的な技能に加えて英語・ITなど基礎的リテラシーを有する。
6.様々な事象を定量的・論理的に解析し、その結果を科学的根拠に基づいて分かりやすく表現するコミュニケーション能力を有する。
7.持続可能な共生社会の実現に向けて、柔軟な発想や視点の転換により新たな価値を生み出すことで、諸課題の解決につなげることができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
教科書コメント

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