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年度 2025
科目名 基礎看護技術演習Ⅰ
担当者名 山口 舞子・市川 暢恵・片山 恵・清水 佐知子・寺岡 春菜・野寄 亜矢子・間城 絵里奈・髙橋 良弘
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
本科目は看護行為に共通する技術について、看護実践における看護技術とは何かをふまえて講義と演習を統合させながら基本技術を修得する。各単元は、「看護における技術の概念」「看護技術に必要な安全・安楽・自立」「感染予防の基本的技術」「ボディメカニクスと安楽な体位」「体位変換、移乗、移送」「バイタルサインの測定」「人間関係技術」などである。
到達目標
Class Goal
1.安全、安楽、自立を考慮し、効率的な共通基本技術の方法の根拠や留意点を説明することができる。
2.基礎的な共通基本技術を安全、安楽、自立や効率性を考慮して実施することができる。
3.基礎的な共通基本技術を実施した後、自分の援助技術を評価し、改善策を見出すことができる。
授業内容
The Content of the Course
基礎看護技術は看護師としての独自の機能を果たす上で不可欠な能力で、看護師として安全・安楽・自立を考慮した確実な技術を身につける必要がある。技術を実施するための根拠や関連する基礎知識を復習し、なぜそのように行う必要があるのかという根拠づけを明確にした上で、援助方法の原理原則を講義する。加えて、演習により基本的な技術を実際に行って、知識で修得した内容を援助技術として展開する。また、実施した技術に対して自己評価・他者評価を行うことで、技術の修得と改善に向けての学習姿勢の基盤を養うものである。臨地実習において患者の観察や看護援助に必要な技術方法を習得する。
授業計画
Class Plan
第1回 授業オリエンテーション
第2回 看護技術とは・看護技術における安全・安楽・自立(看護技術の構成要素)

Module1:感染予防の基本的技術・活動と休息を整える技術
〇第3~10回は援助を行う上で必要な共通基本技術を学ぶ
※第3~10回の予習として,「感染予防の基本技術,活動と休息を整える技術の基本知識」と「援助の手順と根拠」を学習する
 第3回:感染予防の基本技術(石けんと流水による手洗い・手指消毒、個人防護具の着脱)の演習
 第4~6回:ポジショニング,体位変換,車椅子の移乗・移送,ストレッチャーの移乗・移送,歩行介助演習
 第7~8回:統合演習(感染予防の基本的技術・活動と休息を整える技術)
 第9~10回:実技テスト(感染予防の基本的技術・活動と休息を整える技術)

Module2:生命兆候観察技術,看護における観察・記録・報告 
〇第11回~第22回は観察・記録・報告の重要性を理解し,生命兆候を正確に測定する技術を学ぶ
※第11回~第22回の予習として「生命兆候観察技術,看護における観察・記録・報告の基本知識」と「援助の手順と根拠」を学習する
 第11~18回:バイタルサインの測定,基本的な観察と記録,報告
 第19~20回:統合演習(生命兆候観察技術)
 第21~22回:実技テスト(バイタルサイン測定)

Module3:人間関係技術
〇第23~28回は患者情報の収集、患者との関係性を構築する上で必要なコミュニケーション技術を学ぶ。
※第23~28回の予習として人間関係技術の基本知識を学ぶ
 第23~26回:人間関係技術(ロールプレイング)演習
 第27~28回:統合演習(人間関係技術)

第29,30回 知識確認のための筆記テスト
授業方法
Class Method
本科目は講義と個人およびペアワーク,グループワークを主としたアクティブ・ラーニングを取り入れた授業である.学生は授業開始までに事前課題に取り組み(反転授業),主体的に学ぶ.授業は教員や学生間で双方向的に行い,ディスカッションを通して主体的・協働的に学習を進める.具体的な授業方法を以下に示す.

[自宅での予習]
・教科書や指定資料,配信動画を使用して各Moduleの基本知識と援助の手順・留意点・根拠について学習ノートを作成する
・事前課題に取り組む

[授 業]
・演習:予習を前提としてグループワークを行いながら,看護師として安全・安楽・自立を考慮した確実な技術と看護の対象者の価値観を尊重したコミュニケーション能力を身につける
・統合演習:原則としてシミュレーション学習を行う.これまで学習した知識と技術を使い,臨床現場の模擬的な状況の中で,看護援助を計画し実施することで,看護援助の必要性や援助技術の安全,安楽,自立について学びを深める.また,実施した援助に対して自己評価・他者評価を行うことで,技術の修得と改善に向けての学習姿勢の基盤を養う
・実技テスト:事前に示された事例に対する援助について実技を行い,教員の評価を受け,自己の課題を見出す.評価の観点は事前に提示する

[自宅での復習]
・演習内容を振り返り,技術レポートを作成する
・実技テストの場合は,リフレクションレポートで実技テストの実施内容や実技テストに向けた学習を振り返り,自己の課題を見出す

[学内での復習]
・実習室で技術の確認や修得に向けた自己学習を行う
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
初回授業までに招待する
※なお、本科目はCanvas LMSを使用する
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
【教員からのフィードバック】演習中に教員は履修者に対し,できているところを評価したり,より練習が必要なところについて助言をしたり,履修者が自ら気づき学ぶための発問をする.履修者は教員の評価や助言,発問から学びの状況を確認したり,学びを深める
【リフレクション】演習で実施したことを振り返り,学びを深める
【グループワーク】グループディスカッションにより,他者の意見を聞き,学びを深める
【患者体験】各援助技術で履修者は看護援助を受ける患者役としての体験を行う.患者としての体験から,対象にとって安全で安楽な援助とは何か,対象の自立を妨げない援助とは何かを学ぶ.また,援助体験を通してコミュニケーションについても学びを深める
【シミュレーション】「環境を整える技術」ではシミュレーションにより履修者が臨床を再現した環境の中で,対象にとって安全で安楽で,主体的な生活を促進し,その人らしい環境を整える技術について学ぶ.グループ単位でのディスカッションにより,他者の意見を聞き,自らの考えを明確にしたり深めたりする
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
【予習】
・看護援助技術に関連する基礎知識に関する教材を視聴し,事前学習課題に取り組むこと
・看護援助の手順と根拠,留意点を調べ,レポートにまとめること
【復習】
・授業後,学習内容をふりかえり,レポートにまとめること
・学習した看護援助技術を授業時間外に繰り返し練習し,技術の振り返りと向上に努めること
 (週あたり2コマ程度の自己学習を推奨する.予定を空けておくこと)
・臥床体験は授業時間外に体験し,レポートをまとめること
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:レポート20点,筆記テスト60点,実技テスト20点

「看護技術」は知識と技術を統合して行うものであり,その科目特性上,テスト(筆記)・実技試験ともに60%以上の合格水準を満たした場合に単位を認定する.詳細は授業オリエンテーションで説明する.
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
・課題,レポートについては評価後返却し,必要に応じて授業又はクラスルームでフィードバックする
・技術習得状況について実技試験後,個別にフィードバックを行う
・試験で誤答が多かった問題の講評を授業又はクラスルームで解説する
教科書
Textbook
基礎看護技術【第8版】/阿曽洋子/医学書院
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
特になし
受講上の注意
Notices
・本科目を理解するには「看護学概論」で学んだ「人間」「健康」「生活」「環境」の概念の理解と「解剖生理学Ⅰ」「栄養代謝学」「疾病治療概論」で学んだ人体の機能と疾患に関する知識が必要となる.また,「基礎看護技術演習Ⅰ」で学ぶ感染予防技術や活動と休息の援助は本科目で学ぶ日常生活援助を行う上で必ず必要な知識,技術,態度である.これらの科目との関連を意識しながら予習・復習を行うこと

・本科目の履修を通して主体性(まずルールを理解し,指示を正確に確実に行う,応用として自ら考え,必要な行動をとる),情況把握力(チームのなかでの自分の役割を理解する,置かれている情況を理解する),規律性(自らの行動を律する,日ごろの行動を振り返る)を伸ばすことを意識すること

・授業予定の詳細および履修上の留意点は初回授業で説明する.授業終了後に使用した物品の片付けや実習室の清掃があるため,授業日の5限は予定を空けておくこと

・履修にあたり,聴診器,ペンライト,和式寝衣,パジャマ等を準備すること.詳細は初回オリエンテーションで説明する

・「看護技術」は実習室で実際に学習することを通して習得できるものである.遅刻、欠席することなく授業に参加できるよう体調を整えてください

・演習はグループ学習を中心に進めるため、原則として遅刻者の参加を認めない.遅刻した場合は授業に参加できないことがあるので注意すること
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
2-1. 生活者としての看護の対象者を支援するために必要な専門的知識を修得している。
2-2. 生活者としての看護の対象者を支援するために必要な専門的技能を修得している。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
科目担当者は看護職としての急性期病院において看護師としての実務経験を有している。また、看護技術や看護教育に関する研究経験を有する。本科目では最新の知見に基づき、臨床現場での経験および関連する研究成果を踏まえて授業を行う。
教科書コメント

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