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年度 2025
科目名 スポーツ心理学演習
担当者名 田中 美吏
単位 1.0
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科目目的
Course Objectives
本科目では、スポーツ活動の心理的側面を理解し、人の行動の生理・心理的変容について、心理指標や実験を通して考究することを目標とする。
なお、本科目は専修免許の取得に必要な科目である。
到達目標
Class Goal
スポーツ心理学に関する実験手法を習得する過程を通じて、実践的な課題を解決する能力を身につける。
授業内容
The Content of the Course
スポーツ心理学に関する内容の実験や調査を実施する。テーマ設定、テーマに関する図書や論文の講読とプレゼンテーション、実験の計画と実施、データ分析、結果の解釈と考察、研究全体のプレゼンテーションなどの一連の作業を通して、スポーツ心理学研究を演習形式で体験する。修士論文の進捗状況報告会で精度の高いプレゼンテーションを出来るようにすることを主目的とするが、その後に学会や研究会での研究発表さらには学術誌や紀要等への論文投稿ができるような研究に仕上げていくことを目標とする。適時、健康運動科学研究所で実践している研究内容の紹介も行う。
授業計画
Class Plan
1.授業の進め方の説明とスポーツ心理学研究について
2.研究テーマの設定
3.テーマに関する図書や論文のプレゼンテーション①
4.テーマに関する図書や論文のプレゼンテーション②
5.テーマに関する図書や論文のプレゼンテーション③
6.実験方法の立案①
7.実験方法の立案②
8.実験の実施①
9.実験の実施②
10.実験の実施③
11.実験の実施④
12.データ分析①
13.データ分析②
14.結果の解釈と考察
15.研究全体の最終プレゼンテーション
授業方法
Class Method
学生のアイデアや行動ならびに発話が主体の演習形式の授業である。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
vsuzpl7
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
アクティブ・ラーニングで授業を進める。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
・スポーツ心理学の実験研究に対する興味関心を高める
・研究テーマに関するアイデアを練る
・研究テーマに関する図書や論文を読みパワーポイントでのプレゼンテーションの準備をする
・実験を実施するための諸々の準備を行う
・実験データの集計や統計解析を行う
・パワーポイントでの最終プレゼンテーションの準備をする
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](10点)
・平常点(90点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度20点、プレゼンテーションや共同研究の内容70点
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
演習中の時間を利用し、適時フィードバックを行う。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
健康・スポーツ科学のための研究方法/出村慎一(著)/杏林書院
健康・スポーツ科学のための統計学/出村慎一(著)/大修館書店
地域との連携
Cooperation with the Community
受講上の注意
Notices
・演習形式の授業であるため、受講者各自の高い動機づけと積極的行動力が必須である。
・自らのプレゼンテーション担当回では、責任を持って準備し、発表に取り組むこと。
・受講者全員による共同研究を行うため、受講者同士で協力し合って演習に取り組むこと。
・前期開講の「スポーツ心理学特論」を履修し、単位取得していることが望ましい。

中学校(保健体育)・高等学校(保健体育)の教員免許状(専修)取得に関わる科目
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
知識(2.“生きること”につながる専門性)
2-1(スポーツ教育学分野)
 学校体育、ないしは地域社会の健康・スポーツ教育における実践課題を構造的に理解し、課題解決のための教育学的原則、あるいは実践的方法論を幅広く理解できる。
2-2(スポーツ科学分野)
 スポーツに関連する諸問題を自然科学、人文科学、社会科学の学術的知見に基づき、総合的に理解できる。また、それらを基盤として基礎的研究から実践的応用へと幅広い研究に対応できる知識を身につけている。
2-3(スポーツマネジメント学分野)
 スポーツや健康に関連するマネジメント問題を学術的知見に基づき、総合的に理解できる。また、それらを基盤としてスポーツマネジメント諸領域における課題解決に志向した研究ができる知識を身につけている。
2-4(健康科学分野)
 健康科学分野に関連する諸問題を学術的知見に基づき、総合的に理解できる。また、それらを基盤として基礎的研究から臨床的応用へと幅広い研究に対応できる知識を身につけている。
姿勢(3.自他を尊重する姿勢)
3.人を思いやり、人の立場に立って物事を考えることができる高い倫理観に支えられた規律のある態度で研究に臨むことができる。
姿勢(4.失敗を恐れず挑戦する姿勢)
4.研究テーマの社会的背景から導き出された仮説を検証する過程を重んじ、粘り強く研究に取り組むことができる。
姿勢(5.逆境や困難に対応するしなやかな姿勢)
5.研究分野を超えて他者に意見を求める謙虚な姿勢で研究に取り組むことができる。
行動(6.論理的に考え伝える力)
6.研究に必要な基礎的ITリテラシーを活用し、研究テーマの社会的背景と研究課題を解決するための実験・調査の条件を計画的に立案することができ、得られた結果を論理的思考で整理・説明することができる。
行動(7.新たな価値を創造する力)
7.現代における研究分野の諸問題を明らかにして解決の糸口を見つけ、研究を進めることができる。
行動(8.多様な人々と協働する力)
8.本専攻では学校教育現場、スポーツ競技選手をはじめ身体機能障害及び身体機能回復に関する人、さらにスポーツビジネスの対象となる消費者を対象とした研究を推進している。そのため、多様な人々との信頼関係を築いて協働しながら研究を進めることができる。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士の資格を有しています。その経験も授業内容に反映します。
教科書コメント

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