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年度 2025
科目名 健康情報解析実践論
担当者名 大滝 直人・内藤 義彦
単位 2.0
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科目目的
Course Objectives
医学または疫学研究におけるデータ分析および結果の提示の基本的な手法をマスターすることを目標とする。とくに、具体的なサンプルデータを用いた実践的な分析力を養成する。
到達目標
Class Goal
与えられたデータについて研究計画を立案できる。
調査データを収集するうえでの留意点を理解する。
必要な統計手法を適切に選択できるようになる。
統計手法を駆使するためのパソコンソフトを活用できるようになる。
得られた分析結果の解釈が適切にできるようになる。
学会等で結果をうまくプレゼンテーションできるようになる。
授業内容
The Content of the Course
科目目標に基づき、まず疫学および統計学の基本的な知識を学習する。その上で、WHOや厚生労働省、農林水産省などから公表されている統計データを利用して解析する演習を行う。さらに、一定のテーマに関する具体的な調査を実施することを前提に、研究計画を企画し、調査を実現するために必要な条件と対処方法を学ぶ。
授業計画
Class Plan
1.健康情報とは(内藤)
2.疫学研究のデザインとその評価指標 (内藤)
3.統計学の基礎と統計解析ソフトウェア「R」の活用(内藤)
4.演習(1):基礎統計(量的変数)(大滝) 
5.演習(2):基礎統計(質的変数)(大滝)
6.演習(3):応用統計(回帰分析、分散・共分散分析)(内藤)
7.演習(4):応用統計(重回帰分析、ロジスティック分析、因子分析などの多変量解析)(内藤)
8.演習(5):公表されたデータの活用-その1(大滝)
9.演習(6):公表されたデータの活用-その2(内藤)
10.情報収集の実際(質と量) (大滝)
11.調査の企画の手法 (内藤)
12.調査の企画の演習(大滝)
13.調査の実際と報告書の作成 (大滝)
14.課題の発表-その1(大滝)
15.課題の発表-その2 (内藤)
授業方法
Class Method
マルチメディア館のパソコンを各自操作して、予め準備した課題をエクセルや「SPSS],「R」等の統計機能を備えたソフトウエアを利用し、正解を得るまで指導する。

なお、基本的には対面授業を想定しているが、感染症蔓延等の状況により、遠隔授業(ライブ型)を実施することがある。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
履修登録対象者を直接Classroomに招待する。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
ディスカッションを行い学びを深める。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
大学の授業等で学習した疫学や統計学の基礎の理解度を確認し、参考書等を活用して知識を増やすよう予習しておくことが望ましい。また、パソコンを活用して、エクセルや「R」等の統計ソフトの学習を授業外でも進めていくことが望ましい。
評価方法
Evaluation Method
・レポート[作品含む](70点)
・平常点(30点) 平常点等配点内訳:演習への参加態度と実績から評価
・レポート評価とは口頭発表の総合評価も含む。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
実習の課題について、後日プレゼンテーションをしてもらい、その時間内に、受講者全体で質疑応答をしてもらい、担当教員が総評してフィードバックする。なお、使用したパワーポイントのファイルを提出してもらい、あとで学生が閲覧できるようにする。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
地域との連携
Cooperation with the Community
Community 特に該当しない
受講上の注意
Notices
第1回目の授業で伝える。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
1.幅広い教養と共に、言語能力や基礎的情報リテラシーなど、汎用的能力を身につけている。
3.自ら存在価値を認め、栄養学に関わる熱意と責任感をもって研究を実施できる。食・栄養を通して人々の健康の維持増進・疾病予防、治療に貢献する。
4.栄養学に関する研究者として自立して研究活動を行う、あるいは専門的業務に従事するために研究し続ける姿勢を身につけている。
5.日々発展、進歩する健康栄養問題を解決するしなやかな姿勢を身につけている。
7.国際的視野に基づいて、自ら課題を見つけ、解決するための研究デザインを構築する能力を身につけている。
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
公衆衛生学・疫学分野の研究の実務経験を踏まえ、現場でありそうなサンプルデータを提示し、学生には集計してもらう。そしてそれをプレゼンテーションしてもらう演習を予定しているが、その際、担当教員が実務経験を活かしたコメントする。
教科書コメント

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