シラバス参照 |
年度 | 2025 |
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科目名 | 公衆衛生看護活動展開実習 |
担当者名 | 和泉 京子・枝澤 真紀・金谷 志子・松井 菜摘 |
単位 | 3.0 |
科目目的 Course Objectives |
地域で暮らす人々の生活と健康および地域における公衆衛生看護の実際について理解するとともに、保健事業への参加および個別への支援を積み重ねることにより、公衆衛生看護活動の基盤となる知識や態度を身につける。支援を求めない人々、制度の網目から抜け落ちる人々、複雑困難な健康問題を有する人々への支援を学ぶ。また、健康課題の解決に向けた地域特性をふまえた保健活動の実施、評価および研究活動を展開できる能力を養う。地域住民および保健・医療・福祉の連携・協働の実際を学び、関係機関と関係を構築し協働活動を展開できる能力を養う。 |
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到達目標 Class Goal |
1.地域における公衆衛生看護の実践機関である保健所、保健センターの果たす機能と役割を理解できる。 2.保健事業(各種会議を含む)への参加および個別への支援により、公衆衛生看護活動の基盤となる知識や技術、態度を身につけることができる。 3.地域特性をふまえた、公衆衛生看護活動の展開方法のプロセスを主体的に学ぶことができる。 4.個別への支援を積み重ねることにより、地域住民が抱えるニーズや健康課題の実際を学び、集団、地域への支援を探求できる。さらに、支援を求めない人々、制度の網目から抜け落ちる人々、複雑困難な健康問題を有する人々への支援を探求できる。 5.地域住民および保健・医療・福祉の連携・協働の実際を学び、地域における協働活動のあり方について模索できる。 6.健康課題の解決に向け、実習計画および実習の目的に沿ってデータ収集等を行うことができる。 |
授業内容 The Content of the Course |
保健事業への参加および個別への支援を積み重ねることにより公衆衛生看護活動の基盤となる知識や態度を身につける。地域における公衆衛生看護の実践機関である保健所・保健センターについて理解するとともに、地域特性をふまえた地域における保健活動の展開方法のプロセスを主体的に体験し学ぶ。地域住民が抱えるニーズや健康課題の実際を理解し、集団、地域への支援を探求する。乳幼児健診・特定健診の未受診者への支援、結核の治療中断者等への支援の実際を通し、支援を求めない人々、制度の網目から抜け落ちる人々、複雑困難な健康問題を有する人々を支援する能力を習得する。地域診断において明らかにした実習市の健康課題をふまえた保健活動の展開を行い、健康課題の解決に向けた地域特性をふまえた保健活動の実施・評価ができる能力を養う。地域住民および保健・医療・福祉の連携・協働の実際、学校保健・産業保健との連携・協働の実際を学び、関係機関と関係を構築し協働活動を展開できる能力を養う。 |
授業計画 Class Plan |
【1週目前半】 実習地のオリエンテーション(半日)を受ける。 【1週目~3週目】 ①実習計画に沿って、以下を実施する。 ・健康課題に関する対象(領域)に対する集団援助活動(グループ活動、健康教室等)を 実施する。 ・健康課題に関する対象(領域)に対する個別援助活動(家庭訪問、集団の健康診査・検診 における問診、健康相談、保健指導等)を実施する。 ・健康課題に関する対象(領域)に対する地域の関係機関の把握を行い活動の実際を知る。 ②健康課題に関する対象(領域)以外に対する地域の集団援助活動、個別援助活動に参加する。 ③乳幼児健康診査・特定健康診査の未受診者等への支援、結核の治療中断者等への支援、 虐待事例等の支援が困難な事例への支援の実際を知る。 ④実習計画および実習の目的に沿ってデータ収集等を行う。 【3週目後半】 実習計画に応じて、実習のまとめを行う。 実習最終日に報告会を行う。 |
授業方法 Class Method |
臨地実習・学内での課題学習 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
2025保健師コース2年生 yov6h57 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
ディスカッション・グループワーク・プレゼンテーション・フィールドワーク |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
実習前: ①公衆衛生看護科目および関連科目の復習をする。特に、保健所、保健センターに関する法律、活動の対象や活動内容、関係機関・関係職種について理解しておく。 ②兵庫県および西宮市の合同オリエンテーションに出席する。 ③実習市の各領域の社会資源、保健体系についてノートに整理し提出する。 ④抽出した健康課題に対して、実習計画を立案する。 実習中: ①実習記録を整理する。 ②参加する保健事業等や家庭訪問の対象者について、必要な情報収集を行う。 ③健康教育に必要な情報収集と整理、準備を行う。 ④実習まとめ資料を作成する。 実習後: ①実習記録を整理し、不足している学習を適宜行う。実習前 公衆衛生看護科目および関連科目の復習をする。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:到達目標への到達度80点、実習への積極的参加度20点 評価の観点は実習要項に明示し、オリエンテーションで説明する。 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
課題は授業中にフィードバックを行う。レポートは評価後、授業中に解説を行う。 |
教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
西宮市に出向き実習を行う。 |
受講上の注意 Notices |
実習開始前に伝える。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
【看護学研究保健師コース】 1.知識・理解 1-1 専門領域における幅広い専門知識と理解力を身につけている。 2.技能・表現 2-1 看護の臨床現場で生じている課題の解決・改善に向けての研究を実施し、公表できる。 2.技能・表現 2-2 保健師として、複雑困難化している健康問題へ対応できる。 3.思考・判断 3-1 臨床現場で生じている課題を科学的・論理的思考に基づいて解決する方法を見出すことができる。 4.態度・志向性 4-1 看護実践、看護教育、看護研究の発展に寄与するように、自らの実践を向上していくことができる能力を身につけている。 5.多職種間連携能力・保健行政参画力 5-1 人々の健康を支える専門職や地域住民のチームにおいて、メンバーシップを発揮するとともに、リーダーとして、メンバーの役割を尊重し、メンバー間の協働や連携を促進することができる。 5.多職種間連携能力・保健行政参画力 5-2 地域の健康課題を解決する方策を探究し、施策の企画、立案、実施および評価を行うことができる。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
保健師活動の現場で培った経験をもとに公衆衛生看護について教授する。研究経験も活かしながら最新の知見に基づく公衆衛生看護活動が実践できるよう働きかける。 |
教科書コメント |
シラバス参照 |