シラバス参照 |
年度 | 2025 |
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科目名 | 生徒指導・進路指導 |
担当者名 | 濵﨑 伸樹 |
単位 | 2.0 |
科目目的 Course Objectives |
1.学校現場において、いじめ・不登校・暴力行為・学級崩壊など様々な問題が生起している実態や背景・原因等を知る。 2.生徒指導の意義を正しく理解するとともに、生徒指導上の課題にいかに対応し得るかを主体的かつ具体的に考察する。 3.進路指導上の課題と対応について考察する。 |
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到達目標 Class Goal |
①生徒指導の意義と機能について理解する。 ②教育課程と生徒指導の関連を理解する。 ③生徒指導体制の重要性を理解する。 ④青年期の心理と発達の特徴を理解する。 ⑤生徒理解の方法を理解する。 ⑥進路指導の意義と方法を理解する。 |
授業内容 The Content of the Course |
20世紀初頭にはじまる生徒指導の歴史的・理論的な流れを追い、今日の到達点と課題を考察する。とくに非行、不登校、発達障害、虐待、進路指導などの生徒指導上の実態や今日的課題とそれへの実践的対応を具体的に提示し、学生自身が体験的とらえている事実と照合させながら考えさえたい。また、先進的な生徒指導実践を紹介し、教員間やカウンセラー、関係諸機関、保護者との連携や協働(カンファレンス、コンサルテーションなど)についても詳説する。 |
授業計画 Class Plan |
第1回:学校教育と生徒指導および進路指導-生徒指導・進路指導の位置づけ、意義、機能 第2回:生徒指導実践の実際-子ども理解と生徒指導の在り方(個別指導・集団指導) 第3回:現代の生徒指導の課題(1)学級担任の役割と生徒指導 第4回:現代の生徒指導の課題(2)児童虐待など支援が必要な子どもたちとその背景 第5回:現代の生徒指導の課題(3)学習の背景としての家庭と親の教育観 第6回:現代の生徒指導の課題(4)校則と子どもの生活を圧迫する学校の課題 第7回:生徒指導・進路指導の理論(1)日々の指導のあり方とキャリア・カウンセリング 第8回:生徒指導・進路指導の理論(2)積極的生徒指導(開発・予防的指導)と消極的生徒指導(治療的指導) 第9回:生徒指導・進路指導の理論(3)教育相談とカウンセリング、カンファレンス 第10回:生徒指導の理論(1)不登校の実態と相談活動、関係機関との連携 第11回:生徒指導の理論(2)子ども理解・子どもに寄り添う生徒指導 第12回:生徒指導の理論(3)いじめ問題の実態、背景と組織的対応 第13回:進路指導の課題と実際(1)進路に関する子どものストーリーと進路指導、教師のあり方 第14回:進路指導の課題と実際(2)発達課題を支援する教育相談・進路相談、福祉機関との連携 第15回:進路指導における学校と家庭、地域、関係機関との連携-コンサルテーションの意義とそのあり方 |
授業方法 Class Method |
1.文献や資料から生徒指導の実際的内容を考え、交流する。 2.生徒指導に関わる授業実践案(担任との共同)をつくり、模擬授業をする。 |
Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
初回授業で知らせる。 |
アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
・テキストを読み、輪番で報告する。 ・生徒指導を加味した事例をもとにワークショップを行う。 |
準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
1.テキストの章ごとに、自身の体験等と関連づけて課題を報告できるようしておくこと。 2.各授業でのキーワードを整理し、復習すること。 3.生徒指導に関する授業の教材作りをする。 |
評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:授業への積極的参加度40点及び小レポート60点 |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
1)文献講読で担当したレポートに対し、教員からの評価を行い、課題を示して返却する。 2)生徒指導の視点を含めた授業づくりに対して、教員が批評を与える。 |
教科書 Textbook |
生徒指導提要(令和4年12月改訂)/文部科学省/ |
参考書 Reference Books |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
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受講上の注意 Notices |
教職課程履修学生は、この授業科目終了後、教職課程履修カルテの自己評価シート欄に必要事項を必ず入力すること。また、成績評価発表以降に成績とともに担当教員によるコメントを参照し、自己の学習状況について把握すること。 |
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
Ⅲ 子どもに関する基礎的知識・理論を修得し、教職実践と関連づけて理解する。 Ⅴ 教員として、生徒個人の能力とクラス集団の資質を高める力を発揮する。 |
実務経験と授業との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
中学校教諭・教頭、小学校校長、指導主事として生徒指導に携わってきた経験を生かし、授業を展開する。 |
教科書コメント |
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