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年度 2025
科目名 博物館経営論
担当者名 竹内 亮
単位 2
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科目目的
Course Objectives
博物館運営の基礎となる財政・人材・設備、教育普及活動、および博物館における情報の意義と、その活用などについて基礎的な内容を理解する。
到達目標
Class Goal
博物館経営を理解するために必要な、財政・人材・設備、教育普及活動について理解し、博物館経営におけるサービスの意味と、情報の意義、活用の際に留意すべき点などについて理解を深める。
授業内容
The Content of the Course
博物館は、館の設立目的や理念にもとづいて、様々な事業を行っている。博物館経営(ミュージアムマネジメント)とは、そうした事業を計画的に遂行することを意味し、事業を遂行するための実際的な運営や管理のことを言う。この授業では、博物館経営を理解するために必要な基礎知識について、各地の博物館における実例などを踏まえながら説明する。また、博物館の設置や運営は法律の規定に則しておこなわれているため、関連する法律についても解説する。
授業計画
Class Plan
第1回 導入 ―博物館経営とは―
第2回 博物館経営の意義と方法(1)
第3回 博物館経営の意義と方法(2)
第4回 博物館経営の意義と方法(3)
第5回 博物館の制度と組織(1)
第6回 博物館の制度と組織(2)
第7回 博物館の制度と組織(3)
第8回 博物館施設の運営と管理(1)
第9回 博物館施設の運営と管理(2)
第10回 博物館施設の運営と管理(3)
第11回 博物館と社会連携(1)
第12回 博物館と社会連携(2)
第13回 博物館と社会連携(3)
第14回 博物館経営の実際と課題(1)
第15回 博物館経営の実際と課題(2)

授業は参考書『新時代の博物館学』第2章の各節タイトルに沿って進める。
ただし、授業の進行度によって随時変更する可能性がある。
授業方法
Class Method
講義形式で行う。原則として対面方式で実施する。ただし状況により臨時に遠隔方式で実施する場合があり得る。授業期間中に数回のレポートを課し、その提出状況と内容によって平常点を計上する。レポートの記述は、授業で解説した内容が実際の博物館でどのように実現されているかを受講生各自が調査してまとめるものとし、定められた期限までに提出する。
なお、レポート作成に際しては実際に博物館へ足を運び実地見学による調査を推奨するが、受講生の都合によってはWEBサイト等での調査結果をまとめてもかまわない。どちらの方法を選ぶかは任意とする。
Google Classroom クラスコード
Google Classroom - Class Code
mxgy236
授業計画や授業方法の変更等はClassroomに掲示する。Classroomは開講前から運用するので、できるだけ早めにClassroomへ入室して掲示を確認しておくこと。
アクティブ・ラーニングの形態
Form of Active Learning
受講者は課されたレポートを提出し、教員は口頭コメント等の形でフィードバックを行う。受講者はそれを参考にして次回のレポート内容を改善するよう努める。
準備学習(予習・復習等)
Review and Preview
予習用資料を事前配布する場合があるので、その際は配布した資料による予習を要する。また、授業で用いた資料や授業中に指示した参考資料等による復習を要する。参考書の欄に挙げた図書は購入する必要は無いが、必要に応じて図書館等で閲覧して復習や課題レポート作成に活用されたい。
評価方法
Evaluation Method
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:レポートの提出状況と記載内容の総合的評価、および授業への積極的参加
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
Task Feedback
受講者は課されたレポートを提出し、教員は口頭コメント等の形でフィードバックを行う。受講者はそれを参考にして次回のレポート内容を改善するよう努める。
教科書
Textbook
参考書
Reference Books
新時代の博物館学/全国大学博物館学講座協議会西日本部会 編/芙蓉書房出版
改正博物館法で博物館はどうなる/金山 喜昭 編/同成社
博物館と文化財の危機/岩城 卓二, 高木 博志 編/人文書院
改正博物館法詳説・Q&A 地域に開かれたミュージアムをめざして/博物館法令研究会 編/水曜社
地域との連携
Cooperation with the Community
博物館経営を実践的に理解するためには、実際に館へ足を運んで博物館が実施している各種事業を体感するのが有効である。受講者各位は自主学習として各地の博物館を訪問し、授業内容をより深く理解するように努めてほしい。また、自ら博物館を訪問して得られた知見を、課題レポートに反映するのが望ましい。なお、授業日程外の休日等を使って担当教員の引率により実際の博物館を見学する場合があるが、見学への参加は任意として授業回数には含めないものとする。
受講上の注意
Notices
(1)授業内容を補足するため、博物館や行政機関などのWEBサイトを閲覧することがある。WEBサイトの内容は教室のスクリーンにその都度投影する。受講者各自の手許で閲覧することを望む場合は、ノートパソコン・タブレット・スマートフォン等のインターネット接続端末を任意で教室に持ち込んで使用してもかまわない。
(2)授業日程外の休日等を使って実際の博物館を見学する場合がある。ただし見学への参加は任意とし、授業回数には含めないものとする。
(3)受講上の注意、資料の配付、授業内容の補足、課題などはすべてClassroomで配信する。授業計画の変更(臨時休講、遠隔方式への変更など)は直前に知らせる場合があるので、Classroomからの通知着信に注意しておくこと。
卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連
Relation to the Diploma and Degree Policy
実務経験と授業との関連
How the Instructors' Experiences will shape Course Contents
講師が過去に勤務していた施設における実務経験を踏まえて授業を行う。
教科書コメント

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