| シラバス参照 |
| 年度 | 2026 |
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| 科目名 | SNSリテラシー演習 |
| 担当者名 | 吉田 達 |
| 単位 | 2 |
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科目目的 Course Objectives |
SNS(ソーシャルネットワークサービス)誕生時の理念と動機から始まり、さまざまな試行錯誤を通じて、現在の主要な形態であるFacebook、X(旧Twitter)、Instagram、YouTubeなどの商業サービスに至った歴史的経緯と意味を理解させる。その上で、オンライン上の作業仮説と課題解決の演習を通じて、実践的にSNS運用時のメリットとデメリットについて、メディアリテラシーを修得させる。 |
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到達目標 Class Goal |
身近なSNSのメリットとデメリットについて、歴史と現実の両方から、その二面性を学ぶ。また近未来におけるSNSの可能性についても、理解する。現在、実際に運用されている商業的サービスが、過去のさまざまなトラブルや試行錯誤を通じて改善されてきた結果であり、いま現在も進行形で問題解決にあたっている点を、実践的に知る。 |
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授業内容 The Content of the Course |
集中講義の期間前半では、座学を軸に、SNSからはじまるソーシャルメディアが、どのような経緯・過程で私たちの生活の中に確たる地位と存在感を持つようになったのかを、通史的に確認することで、今日の社会にあるネットワーク・コミュニケーションの本質を理解・把握していく。期間後半では、前半の座学での学習に加えて、ネットワークへの情報発信の実践をグループワークの作業や班単位で考えた発信プランの相互講評を通じて、世の人々に届く情報の発信に必要となる要素をメンバー同士で考え、情報発信にまつわるリテラシーを身につけていく。これらの取り組みを通じて、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が求められる現状、つまり実社会の諸相がデジタル技術との関わりを深めている現在の情報環境の諸相を把握し、マルチメディア化が進むネットワーク・コミュニケーション環境と向き合って、各自の情報行動を支えるリテラシーを主体的・実践的に考えていくことが、この授業の内容と目的になる。 |
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授業計画 Class Plan |
第01回:ガイダンスとイントロダクション/グループワークの班編成 第02回:SNSの類型と発展史 第03回:ネットの《わたし》とリアルの《わたし》 第04回:コミュニケーションとアーキテクチャ 第05回:情報収集を考える 第06回:「炎上」の構造 第07回:グループワーク01&02:企画立案 第08回:グループワーク01&02:準備と収録 第09回:グループワーク01:報告と合評[前半] 第10回:グループワーク01:報告と合評[後半] 第11回:情報社会の監視と見守り 第12回:グループワーク02:報告準備 第13回:グループワーク02:報告と合評[前半] 第14回:グループワーク02:報告と合評[後半] 第15回:ポスト・モバイル社会の情報リテラシー[総括と確認テスト] ※集中授業の進行状況に応じて、授業回の中身は順次組み替えます。 変更状況は、GoogleClassRoomで連絡します。 |
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授業方法 Class Method |
・授業は座学とグループワークの二軸を織り交ぜて構成し、前半で情報受信力、後半で情報発信力を軸に内容を展開する。 ・授業内容の節目で、Google Classroomの課題機能を使った確認・考察テストを実施する。 ・講義のグループワークでは、情報発信の実践的理解を目的として、01:「イチオシのカフェ」のチームプレゼンテーションと02:「Lavy's Cafe」の紹介動画の企画・シナリオ作成(余力があればパイロット版の制作も)を行う。 |
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Google Classroom クラスコード Google Classroom - Class Code |
s2jtfljz |
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アクティブ・ラーニングの形態 Form of Active Learning |
・座学パートの内容について、Google Classroomの機能を使い、各自の興味に沿った探索・調査を伴う発展学習的な小課題を実施する。 ・グループワークでは、企画の立案から報告実践、他チームの発表に対する講評の各作業を通じ、情報発信という行為を多面的・主体的に考えていく。 |
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準備学習(予習・復習等) Review and Preview |
・Google Classroomを使った授業開始前の小レポートで、TwitterやFacebook、LINE、Instagram、Tiktokなどなど、ソーシャルメディア(SNSと関連サービス)に関する各自の理解状況を確認するので、余力がある人は、授業開始までに、参考書や下記書籍、ネット上の情報などを使った事前学習に取り組んでみること。 ● 山口真一著/炎上とクチコミの経済学/朝日新聞出版 ● 佐々木裕一著/ソーシャルメディア四半世紀〜情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ/日本経済新聞社 ● 天野彬著/SNS変遷史 「いいね!」でつながる社会のゆくえ/イースト新書 ・集中講義の性質上、授業時間だけではショートムービーの企画やシナリオを構成する時間が不足してしまうので、授業時間外の時間を活用して、LINEなどのグループトークやMicrosoft365などのチーム編集機能などを使って、メンバー間である程度の意見交換や収録作業を行なっていってほしい。 ・授業中に例示する発展学習としての考察ポイントについて、授業内容の復習がてら、図書館資料(紙&電子媒体)やネットの情報などをチェックして、各自の考えを整理しておくこと。第15回に実施する確認テストで、発展学習部も含めた各自の理解度を確認する。 |
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評価方法 Evaluation Method |
・平常点(100点) 平常点等配点内訳:最終レポート:40点 座学関連の小課題と確認テスト:30点 企画実践の成果+講評シートの内容・質疑などへの参加度:30点 |
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 Task Feedback |
小課題群については実施回の次の授業中に解説を行い、第15回の最終授業で全体的なフィードバックを加える。 制作実践へのフィードバックは合評の際に実施するが、中間過程でも個別に相談・質疑に応じる。 |
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教科書 Textbook |
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参考書 Reference Books |
ケータイ社会論/岡田朋之、松田美佐編/有斐閣 ポスト・モバイル社会/富田英典編/世界思想社 ウェブ社会のゆくえ―<多孔化>した現実のなかで/鈴木謙介著/NHKブックス 18歳の著作権入門/福井健策著/ちくま書房(ちくまプリマー新書) 現代メディア・イベント論/飯田豊、立石祥子編著/勁草書房 |
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地域との連携 Cooperation with the Community |
授業内では直接的な連携は行わないが、制作企画の実践やディスカッションの内容は、各自の社会的な取り組みに応用できる実践的なものとして構成する。 |
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受講上の注意 Notices |
※本科目は「初回の時点でSNSなるものに一度も触れたことがない人はいないだろう」という前提で構成しているが、授業開始前から多様なSNSに習熟しておく必要はない。未登録のソーシャルメディア群にアカウントを作って事前試用を行う必要もない。 ※授業内で各種ソーシャルメディアへの実投稿を行ったりはしないので、授業用に専用アカウントを別途取得ないし開設する必要はない。 ※講義後半でのグループワークなどへ取り組むチームを、所属クラスを基軸に1チームあたり6~8組程度(※履修登録数に応じて調整する)の規模で、講義開始前にGoogleClassroom上で編成する予定なので、GoogleClassroomなどで履修者を確認し、一緒に組みたい人を探しておいてほしい。 |
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卒業(修了)認定・学位授与の方針との関連 Relation to the Diploma and Degree Policy |
1 社会の事象を社会科学・情報科学・データサイエンスの視点から理解するために必要な知識と思考力を有している。 2 ICT社会を生き抜くために、ソーシャルネットワークを活用するためのコミュニケーションやプレゼンテーションに関する技術、情報を加工・分析するための技術、社会における様々なデータを収集し、数理的なアプローチからデータを分析する技術を有している。 6 社会科学・情報科学・データサイエンスの観点から身につけた専門的な知識や技能から、ICT社会の課題を論理的に分析し、問題を解決する能力と伝える力を有している。 7 文理にわたる専門的知識・技術の統合を図り、ICT社会において、新しい価値を創出できる能力を修得している。 8 ICT社会における課題を自ら発見し、他人との協働を通して解決しようとする積極的な態度を修得している。 |
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実務経験の有無(本科目と関連のある実務) Presence or Absence of Practical Experience related to the Course Contents |
あり |
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実務経験と科目との関連 How the Instructors' Experiences will shape Course Contents |
授業では、1990年代から教員としてだけでなく、インストラクターや店舗販売スタッフなど、さまざまな立場から主体的にコンピュータ・コミュニケーションの諸状況に関わってきた教員の実践的な経験と見聞を反映させた実例ベースの話題を適宜提供していくので、それらを、各自の直接的・間接的経験に引きつけて咀嚼し、必要な部分を自らに反映させていってほしい。 |
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教科書コメント |
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