阪神鳴尾駅
 
7. プランクシート表面温度の実測
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プランクシートは鋼板を折板状に成形加工した材料であり、土木構造物および建築の床材・屋根材等として用いられている。今回はプラットホーム上屋の構造材として用いているが、仕上げ材がないため、プランクシートが直接手に触れることになる。そこで、真夏に表面温度がどれほど上昇するかを検証するため、武庫川女子大学建築学科の敷地内にモックアップを設置し、プランクシートの表面温度計測試験を行った。熱負荷の大きい南側の下りプラットホームを想定し、2012年8月に、地面よりH500、H1000、H1500、H2000の高さ、それぞれ北面、東面、南面、西面で表面温度を計測した。さらにモックアップ上部より微量の水道水を流した場合の表面温度も計測した。
 
01. プランクシートモックアップ
01. プランクシートモックアップ
 
02. プランクシートモックアップ
02. プランクシートモックアップ
 
03. プランクシートモックアップ
03. プランクシートモックアップ
 
04. プランクシート表面温度計測試験
04. プランクシート表面温度の実測
 
05. プランクシートモックアップ断面図
 
05. プランクシートモックアップ断面図
05. プランクシートモックアップ
 
 
06.プランクシート表面温度計測表
計測表より、全日程の表面温度の最高値は約49度であった。表面温度の最高値は45度前後であり、ほとんどの計測日で10:30〜14:00の時間帯に記録された。表面温度は、おおむね、午前中は東面、南面、西面、北面の順に高く、午後は西面、南面、東面、北面の順に高いことがわかる。8月8日以降には、モックアップ上部から水温24度〜29度程度の水道水を流す散水実験を実施した。プランクシートの北面(ホーム側)の表面温度は、いずれの場合も散水後約5分で定常状態となり、30度前後まで下がった。微量の水道水の散水が、プランクシートの表面温度の低下に効果的であることがわかった。
 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表
 
 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表
 
 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表
 
 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表
 
 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表

 

 
プランクシート表面温度計測表
 

阪神電気鉄道株式会社

武庫川女子大学 建築・都市デザインスタジオ 一級建築士事務所

 岡ア 甚幸: 武庫川女子大学建築学科長,教授,京都大学名誉教授

 川口 衞: 法政大学名誉教授,(株)川口衞構造設計事務所 主宰

 武庫川女子大学建築学科
  杉浦 徳利
  猪股 圭佑
  森本 順子
  山口 彩

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