井上 雅勝

■研究室名

実験心理学研究室

■研究テーマ

日本語文理解過程の言語心理学的検討

■略歴

昭和61年3月 大阪大学 人間科学部人間科学科卒業
昭和63年3月 大阪大学大学院 人間科学研究科前期課程修了 学術修士
平成4年3月 大阪大学大学院 人間科学研究科後期課程単位取得退学
平成12年3月 大阪大学大学院 人間科学研究科 博士(人間科学)
平成4年4月~平成5年9月 大阪大学人間科学部 教務職員
平成5年10月~平成13年3月 大阪大学人間科学部 助手
平成13年4月~平成18年3月 武庫川女子大学心理・社会福祉学科 講師
平成18年4月~ 武庫川女子大学心理・社会福祉学科 准教授

■著書

井上雅勝・大石衡聴 (2012). 第9章 文の理解 福田由紀(編) 言語心理学入門 培風館 pp.110-126.
井上雅勝 (2006). 日本語文の理解における曖昧性の解消と保留. 認知科学, 13, 353-368.
井上雅勝 (2005). 曖昧文の理解 川崎恵里子(編) 言葉の実験室-心理言語学へのアプロ-チ ブレーン出版 pp.103-131
井上雅勝 (1998). ガーデンパス文の読みと文の理解 苧阪直行(編) 読み-脳と心の情報処理 朝倉書店
井上雅勝・中島義明 (1997). 構造曖昧文の理解におけるガーデンパス現象. 心理学評論, 40, 169-187.

■受験生へのメッセージ

 私の研究室では、実証的な方法論を用いた心理学的研究を広く扱っています。実証すると言うことは、事前に「実証すべきなにか」を持たなければなりません。それが仮説です。そして、仮説は「なぜ、どうして、どうやって」という素朴な疑問から始まります。疑問を持つこと、その説明を考えること、さらにその説明が正しいかどうかを確かめること、こうした取り組み通して、われわれ人間の心のしくみを解明してみたい、という学生を歓迎します。