大岡 由佳

■研究室名

精神保健福祉 研究室

■研究テーマ

精神的不健康に陥った人々のメンタルヘルスとその心理社会的ケアについての研究

■略歴

関西大学社会学部卒業後、民間精神科病院勤務を経て2003年より久留米大学医学部精神神経科学教室において精神保健福祉士として勤務。同時期に、同大学博士課程在籍。2008年に博士(保健福祉学)取得後、帝塚山大学心理福祉学部の助手、講師を務める。2010年より武庫川女子大学に着任し、現在に至る。

■著書

『犯罪被害を受けた子どものための支援ガイド』金剛出版,2016年(監訳)
『こころの健康シリーズⅥ 格差社会とメンタルヘルス』「犯罪被害者とメンタルヘルス」日本精神衛生会,2014年.
『障害福祉現場で働くためのメンタルヘルスハンドブック―職場でおしつぶされそうなあなたへ しんどいって言えますか?』かもがわ出版,2013年(共著)
『英国政府の挑戦-いかにして子どもを虐待から守るのか』帝塚山大学出版会,2010年(共著)
『被害者支援中級テキスト』NPO法人犯罪被害者支援ネットワーク,2008年(第3章-6担当)
『サイコロジカル・トラウマ』(ベッセル・A・ヴァンダーコーク)翻訳,金剛出版,2004年(第6章担当)

■受験生へのメッセージ

 現在、私たちは"ストレス社会"に生きています。そこでは、誰もが"こころ"の不健康に陥る危険性があります。虐待、ひきこもり、犯罪被害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、メンタルヘルス不調や自殺等は、そのストレス社会を反映した社会的事象といえます。
――しかし、私たちみんなは、生きるために生まれてきているはずです。精神保健福祉の視点から、“こころ”をまもる、“生きるための支援”について考えてみましょう。