清水 由香

■研究室名

地域精神保健研究室

■研究テーマ

精神障害のある人の生活支援と協働関係構築に関する研究
障害のある人のきょうだいへの支援に関する研究
病い、障害の経験の語りの意味について

■略歴

新潟大学医療技術短期大学看護学科卒業 (看護師 免許取得)民間総合病院で看護師として従事。
平成6年~平成8年3月 東京大学医学部健康科学看護学科 3年次編入学、卒業。(保健師 免許取得)
平成8年3月~平成10年3月 東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程(保健学 修士)
平成10年~平成13年3月 東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻後期博士課程 単位取得退学
平成13年~令和4年3月 大阪市立大学大学院生活科学研究科臨床心理・総合福祉科学講座 助手、助教
令和4年3月(社会福祉士 資格取得)
令和4年4月 武庫川女子大学文学部心理・社会福祉学科 講師 着任

■著書

1. 清水由香:精神障がいと共に生きている人が求めている介護福祉(ケア);訪問介護員の視点から、日本介護福祉学会、25(2)、64-71 (2019)
2. 清水由香:精神障害のある人への居宅介護の支援の特性に関する考察-居宅介護事業所責任者等が認識する支援効果の構成要素とその関連要因 社会福祉学、57(1),pp71-86(2016)
3. 清水由香:精神障害者にかかわるホームヘルパーの支援機能とその基本的支援姿勢に関する検討 本人に合わせていきながら関わり続けていくことの意味 介護福祉学 22(2)2,pp.81-90,(2015)
4.(編著内論文)精神障害のある人が病い・障害の体験を地域において語ることの意味、清水由香(単著)、「病と障害の語り-臨床現場からの語りの生成論-」、中井孝章・清水由香 編著、日本地域社会研究所 (2008)
5.(編著内論文)第3章 薬害HIV感染患者の家族の思い・心の傷、第4章 病ある人とともに生きること-被害者家族としての偏見・差別の経験、周囲との関係.清水由香、他(共著) 「健康被害を生きる;薬害HIVサバイバーとその家族の20年」、井上洋士、伊藤美樹子、山崎喜比古 編著、勁草書房 (2008)
6.清水由香・栄セツコ:日本のケアマネジメントの実践課題―米国カンザス州の精神障害者ストレングスモデル・ケースマネジメント実践から学ぶ (査読付)、生活科学研究誌 7、pp.243-254 (2009)

■受験生へのメッセージ

 日々の暮らしの中で、私たちは誰もがどうしてもうまくいかないこと、悩みや困りごとに直面します。自力で解決できるケースはよいのですが、私たちの気づかないところで、多くの人々が生活のしづらさ、苦しみを抱えている人がおられます。福祉の考え方は、個人の問題に光を当てるだけではなく、社会の人々のありかたや、社会のしくみまでも視野にいれて生活の課題を考えていきます。人と関わる仕事に興味をお持ちの学生さん、社会問題に関心をお持ちの学生さん、ぜひご一緒に考えてみませんか?