言語文化研究所
Research Institute for Linguistic Cultural Studies

                                                  

  ☆平成28年度「言語文化セミナー」(春季)開催します。

参加申し込みは、〒・ご住所・お名前・ご所属などを↓こちらまで。

言語文化セミナー参加申し込み

メールアドレス:ilc@mukogawa-u.ac.jp

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  日 時   2017年 3月18日(土)

        午後2時〜4時(受付 1時30分〜)

  会 場   I−103教室(研究所棟1階)

  講 師   西光義弘先生(神戸大学名誉教授)

  題 目   英語と日本語の違いの根本的原因としての注意の集中度の差

  司会・コメンテイター冨永英夫(言語文化研究所研究員・英語文化学科教授)

  講演要旨:
 まず第1の具体的な例として、英語話者はよほどの場合以外にはひとりごとを言わないが、日本語話者はひとりごとをかなり許容することを観察する。その裏にある要因として発達心理学でいわれる3項関係および共同注意さらにはミラーニュウロンなどの発見によって、コミュニケーションの基盤となる注意の配分に関する知見が控えていると考えられる。

 第2の具体的な例として志賀直哉の「城崎にて」の一節の英訳8種(英語母語訳者5種と日本語母語訳者3種)を比較する。英語母語訳者は原文の2種類の蜂のグループに均等に注意した英訳ができず、日本語母語訳者は原文の通りに均等に注意を配分した英訳を行っている。また原文では蜂の移動の途中で目をそらして庭に咲いている八つ手に視線を移した後で、その八つ手に群がっている蜂に視線を戻した描写になっているが、英語母語訳者の内で極端に直訳の傾向がある2人だけが、原文通りの流れになっている。英語らしくする傾向のある3人は蜂が飛び立ち、空中を飛んで、八つ手に到着するのを視線をそらさず、追っている描写になっている。アメリカの文化心理学者が日本人とアメリカ人の被験者を対象として行った実験では同時に2つのことを行うことがアメリカ人学生より日本人学生の方が少しできやすいという結果も得られている。

 言語学者はともすれば、文字で表現されたある意味でメモ的な文を対象として分析するが、実際の言語行動は口調、ジェスチャーなどを伴う。注意の配分も言語活動を支える目に見えない必要不可欠なコンポーネントと考えることができる。

 注意の配分の方策の違いにより、日本語と英語の違いについてさらに追及できる諸現象を取り上げていく。

■申込方法:メール(ilc@mukogawa-u.ac.jp)

■申込締切 3月13日(月)

■参加無料です。
        

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