武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 大学院 建築学専攻 トルコ・バフチェシヒル大学における海外実習 

Inter Cultural Studies of Architecture in Istanbul
2012

2012年9月27日(木)〜10月13日(土)

 建築学科は「6年制の欧米型建築家教育」を実践し、6年一貫の大学院JABEEや「世界建築家教育基準」に適合する教育を実施しています。これによって世界の多様な生活や文化などに深い洞察のある人格を養い、グローバルで国際的な活躍ができる建築家を育成します。この教育の一環として、2008年12月に締結したトルコ・バフチェシヒル大学との間の一般交流協定に基づき、2010年度、2011年度に大学院修士修士1年生が授業の一環としてトルコ・バフチェシヒル大学を訪れ、バフチェシヒル大学の企画の下で保存修復関連の実務訓練を行いました。
 今年度も、それに引き続き、2012年9月27日(木)から10月13日(土)の17日間、修士1年生13名が建築設計実務I、建築保存修復インターンシップの授業の一環として同様の実習を行います。

 引率教員:鈴木准教授、山口助手

>>2011年度  >>2010年度
■スケジュール

9/27

(木)

関西国際空港出発

9/28

(金)

イスタンブール到着

バフチェシヒル大学訪問

9/29

(土)

イスタンブール歴史地区 見学
 ハギア・ソフィア、ブルーモスクほか

9/30

(日)

エディルネ見学
 セリミエ・モスクほか

10/1

(月)

ユルドゥズ宮殿の工房における保存修復実習

10/2

(火) ドルマバフチェ宮殿における保存修復現場の見学

10/3

(水) ガラスアトリエにおける実習

10/4

(木)

カッパドキア見学
 ギョレメ野外博物館ほか 

10/5

(金) カッパドキア見学
 ヤッスホユック遺跡 見学
10/6 (土) カマン・カレホユック考古学博物館
 アナトリア考古学研究所、カレホユック遺跡 見学
10/7 (日) ビュユック島 見学
 グリーク・オルファネージほか 

10/8

(月) ブルサ見学
10/9 (火)

イズニック財団タイル工房でのワークショップ

ソロズ、ジュマルクズクの木造建築の見学
10/10 (水) クデッブにおける保存修復実習
10/11 (木) イスタンブール見学
スケッチ展の準備
10/12 (金) ICSA in Istanbul 2012 スケッチ展
イスタンブール出発

10/13

(土)

関西国際空港到着

トルコ海外実習16、17日目
「スケッチ展」「帰国」
新着
2012年10月12日(金)、13日(土)
オルタキョイの海辺を散策
オルタキョイのレストランで昼食 クンピル(皮のままゆでたジャガイモをチーズを混ぜてほぐし、好きなものをトッピングする料理)を楽しむ
スケッチ展の設営の様子
設営が完了したスケッチ
スケッチ展 ムラト副学部長による趣旨説明
鈴木准教授による本ICSA プログラムの概要説明
代表の学生による研修の感想の発表
学生全員がこれまでの設計作品をプレゼンテーション
代表の学生2人がお礼の挨拶
歓談の様子
お世話になったムラト副学部長、シネム助手、ベリンダ助手に学生からプレゼントを贈呈
スケッチ展の最後に記念撮影
アタテュルク国際空港に到着後、2週間お世話になったバスの運転手さんに学生からプレゼントを贈呈
アタテュルク国際空港の出国ゲートの前で、ムラト副学部長、シネム助手と最後の挨拶
 午前中はムラト副学部長の引率のもと、オルタキョイの海辺のカフェで散策、スケッチ、発表練習等をして過ごしました。昼食ののち午後は大学に向かい、設営作業ののちスケッチ展を行いました。スケッチ展には、アフメット学部長、実習中引率していただいたムラト副学部長、シネム助手、ベリンダ助手のほか、ICSA in Japan 2012に参加した学生(ベイザさん、ビンナズさん、ディデムサン、ハンデさん、ギョズデさん、シャフセナさん)を含む多くの方々に来場いただきました。
 スケッチ展は、まずムラト副学部長による趣旨説明ののち、鈴木准教授が挨拶。引き続き本学建築学科の概要、および今回のプログラムの概要について説明しました。続いて、代表の学生3名が今回の研修の感想を述べた後、13人の学生全員が1人ずつ自分のこれまでの設計作品を発表しました。最後に代表の学生2人がお礼の挨拶をし、歓談に移りました。今年は、会の中に日本語を入れてほしいとの要望を受け、トルコ語、英語、日本語の3カ国語を織り交ぜて会を進行しました。
 スケッチ展終了後はそのまま空港に直行、帰路につきました。アタテュルク国際空港にはムラト副学部長、シネム助手、ベイザさんが見送りにこられました。トルコを出国後、ドバイ国際空港を経て関西国際空港に到着しました。 3年目の今年は、シリア情勢の緊迫化が心配される中での実習となりましたが、幸い我々への直接の影響はなく、また天候にも大変恵まれ、有意義な海外実習を実施することができました。
トルコ海外実習15日目
「スケッチ展の準備、ユスキュダル、エユップ、ガラタ塔見学」
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2012年10月11日(木)
学内でスケッチ展の準備
ユスキュダル イエニ・ヴァーリデ・ジャーミーでスケッチ
海上からガラタ橋を眺める
エユップでケーブルカーに乗る
ピエール・ロティから金角湾越しにイスタンブールの街を眺める
ガラタ塔からイスタンブールの街を眺める
 午前中は、ホテルおよび大学でスケッチ展の準備を行いました。午後はムラト副学部長、シネム助手の引率で、ICSA in Japan 2012に参加したビンナズさん、シャフセナさんも参加し、イスタンブール市内を見学しました。まずアジア側のユスキュダルに渡ってイエニ・ヴァーリデ・ジャーミーを見学しました。その後、船でヨーロッパ側に戻りつつ金角湾を上り、湾の奥にあるエユップに到着。ロープウエイでピエール・ロティと呼ばれる高台に上り、金角湾越しにイスタンブールの風景を見学。その後はバスでガラタ塔に移動して、ビンナズさん、シャフセナさんと別れたのちガラタ塔を上り、先ほどとは別の場所からイスタンブールの風景を見学しました。最後にイスティクラール通りを歩きながら見学や買い物をし、スィミット(ゴメ付きドーナツパン)の夕食をとった後、バスでホテルに戻りました。
トルコ海外実習14日目
「KUDEBにおける保存修復実習」
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2012年10月10日(水)
昨日までKUDEBのシンポジウムが行われていた市の文化センターに到着
後ほど見学する改修中の木造住宅の10分の1軸組模型を見学
改修された扉を見学
KUDEBの工房を見学
KUDEBの報告書に、昨年のICSA in Istanbulの際の写真が載っていた
KUDEBが改修中の木造住宅の現場を見学
本木造住宅の改修に関するビデオをみる
改修現場の前で記念撮影
スレイマニエ・モスクを見学
学内でアフメット建築デザイン学部長との夕食会
 イスタンブール市の組織で、住宅などの建築の保存修復を手掛けるKUDEBの方のご協力をいただき研修を行ったのち、スレイマニエ・モスクを見学しました。ムラト副学部長に終日引率していただいたほか、午後のプログラムはシネム助手も同行されました。
 まず昨日、一昨日にKUDEBのシンポジウム(本学建築学科 大谷教授が発表)が行われた市の文化センターに向かいました。会場のロビーに展示されていた、KUDEBのスタッフと実習生が一緒になって制作、修復した、格子、扉、階段、改修中の木造住宅の軸組模型(10分の1)などについて、スタッフの方から説明をいただきました。次にスレイマニエのKUDEBに移動し、技術者のデメットさんの解説で工房を見学。昼食後は、KUDEBが現在改修を行っている木造住宅の現場に移動し、建築家のエスラさんの解説で内部を見学しました。最後に現場の1階で本住宅の改修のビデオをみたのち、住宅の前で記念撮影して研修を終わりました。研修後はスレイマニエ・モスクを見学しました。夜は大学のテラスで、アフメット建築デザイン学部長の夕食会に招待されました。
トルコ海外実習13日目
「イズニック財団タイル工房での実習、
 ソロズ、ジュマルクズクの木造建築見学」
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2012年10月9日(火)
イズニック財団のタイル工房で、伝統的な窯を見学
タイルの絵付けの様子を見学
工房の方と同じアトリエで、タイルの絵付けの実習に挑戦 図案を木炭でこすってタイルに写す 2年前に学生として実習を体験した山口助手も指導に参加
タイルの色付けの様子
絵付けが完了したタイル
タイル工房の玄関で記念撮影
ソロズの木造建築を見学
ジュマルクズクの町並みを見学
ジュマルクズクの町並みをスケッチ
テイクアウトしたキョフテを帰りのフェリーでいただく
 イズニック財団のタイル工房で、見学と実習を行ったのち、ソロズとジュマルクズクという2つの村を訪れ、トルコの伝統的な木造住宅や村の町並みを見学、スケッチしました。バフチェシヒル大学のムラト副学部長、シネム助手に終日引率していただきました。
 午前中は、タイル工房を見学後、工房の方たちのサポートを受けながら、12cm角のイズニックタイルの絵付けを行いました。午後は、イズニック市内で昼食を済ませたあと、ソロズを訪れ、4階建ての木造建築の外観を見学しました。その後、オスマントルコ時代からの古い町並みが残るジュマルクズクを見学、スケッチし、その後イスタンブールへの帰路につきました。
トルコ海外実習12日目
「ブルサ見学」
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2012年10月8日(月)
ブルサ ウル・ジャーミーを見学
ウル・ジャーミーの内部をスケッチ
コザ・ハンを見学 中庭を取り囲むように2階建の店舗が並ぶ。名前にコザ(繭)とあるように、シルクを扱う店が多い
イェシル・テュルベの外観をスケッチ オスマン帝国の霊廟で「緑の墓」という意味
ハンデさんのご両親のご自宅でお母様の手料理をいただく
ハンデさんのお母様がつくられた手料理の数々
ハンデさんのご家族と記念撮影
 本日はブルサを訪れました。ムラト副学部長、シネム助手に終日引率していただきました。また ICSA in Japan 2012 に参加したハンデさんも参加しました。 ブルサでは「聖なる」という意味を持つウル・ジャーミー、中庭を取り囲むように2階建の店舗が並ぶコザ・ハン、「緑のお墓」という意味を持ちメフメット1世が眠るイェシル・テュルベを見学しました。
 夜は、ブルサにあるハンデさんのご両親の家に招待され、夕食をごちそうになりました。学生教員総勢17人がお邪魔したにもかかわらず、食べきれないほどの数々のトルコ料理やチャイをごちそうになりました。その後明日実習を行うイズニックまで移動しました。
トルコ海外実習11日目
「ビュユック島、タクシム広場 見学」
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2012年10月7日(日)
ビュユック島へのフェリーが出る船着き場に到着
フェリーの中の様子
馬車で移動 島内では一般の自動車の運転が禁止されているため、馬車、自転車、徒歩が交通手段になっている
グリーク・オルファネージ ムラト先生の説明を聞く
グリーク・オルファネージ 外観をスケッチ
ビュユック島の町並みを見学
船着き場近くのレストランでサバサンドの昼食
タクシム広場を見学
テュネル駅近くのケバブで有名なレストランで夕食
テュネル(1875年開業、ヨーロッパ最古の地下鉄)に乗車。途中駅がなく全線たった3分という非常に短い地下鉄
 イスタンブールのからフェリーで1時間30分の場所にあるビュユック島に行き、トルコの中でも最も大規模な木造建築といわれるグリーク・オルファネージを見学しました。バフチェシヒル大学のムラト副学部長、ベリンダ助手、シネム助手に引率していただきました。またビュユック島の見学は、ICSA in Japan 2012 に参加したディデムさん、グズデさんも参加しました。
 まずフェリーでビュユック島に上陸し、馬車、徒歩で、トルコの中でも最も大規模な木造建築といわれるグリーク・オルファネージを見学、スケッチしました。元々、1888年にホテルとして設計された建物でしたが、使用の許可がおりず、1960年ごろまでは児童福祉施設として使用されていたようです。その後使用されなくなり、現在では屋根なども崩落しておりかなり傷みが激しい状態となっています。その後徒歩で坂道を下りて、港の近くのレストランで昼食、サバサンドをいただき、近くの町並みを見学したのち、フェリーで帰路につきました。
 夕方はタクシム広場から、イスティクラール通りを西へ歩きながら町並みを見学し、途中脇道の商店街、菓子屋、書店などに立ち寄りました。夕食はテュネル駅近くのケバブで有名なレストランでとりました。その後、テュネル駅からテュネルに乗車しました。テュネルは、1875年開業ヨーロッパ最古の地下鉄で途中に駅がなく、全線3分の非常に短い地下鉄です。カラキョイ駅で下車し、バスでホテルに戻りました。
トルコ海外実習10日目
「カマン・カレホユック考古学博物館、アナトリア考古学研究所、
カレホユック遺跡見学」
新着
2012年10月6日(土)
カマン・カレホユック考古学博物館を見学
入口で大村先生から博物館の概要を聞く
なぜ日本人がトルコで発掘するのか、についての大村先生の解説
カレホユック遺跡の模型を見学
博物館の展示の考え方についてご説明いただく
日本庭園を見学
アナトリア考古学研究所の図書室を見学
アナトリア考古学研究所の研究室で作業の様子を見学
カレホユック遺跡の見学 冬に備えて保護屋根をかけているところ
カレホユック遺跡の見学
カレホユック遺跡の下で記念撮影
夕食の様子
 朝、カマン・カレホユック考古学博物館、アナトリア考古学研究所、カレホユック遺跡を、研究所所長の大村幸弘先生の解説により見学しました。バフチェシヒル大学のムラト副学部長とシネム助手が終日同行してくださいました。大村先生には、博物館や研究所、遺跡の見学を通して、世界史と現代の国際社会を理解する上でのアナトリアの重要性、なぜ日本人がトルコで発掘するのか、博物館をつくることや遺跡を保存していくことの意義、考古学研究の難しさなどについて解説をいただきました。
 その後、バスでアンカラ・エセンボーア国際空港に向かい、空路イスタンブールに戻りました。
トルコ海外実習9日目
「カッパドキア、ヤッスホユック遺跡」
新着
2012年10月5日(金)
ホテルでの朝食
ムスタファパシャの神学校 現在は短大として使われている
コンスタンティニ・へレニ教会 かつてこの地に住んでいたギリシア人の教会
パシャパの谷でキノコ岩が並ぶ風景を見学
洞窟ホテルの客室を見学
洞窟ホテルのテラスからスケッチ
ヤッスホユック遺跡を見学 625m×500m、高さ13mの遺跡で、現在第II層(紀元前2200〜2260年)の発掘を行っているとのこと
アナトリア考古学研究所のゲストハウス
研究所のミーティングに参加させていただき、今日のヤッスホユック遺跡における発掘成果の発表を聞く
研究所の食堂での夕食
 本日は午前中カッパドキアを見学し、午後はヤッスホユック遺跡の見学を行いました。バフチェシヒル大学のムラト副学部長とシネム助手が終日同行してくださいました。
 午前中は、ガイドのアイデン氏の解説で、ギリシア人が住み、ギリシア様式の建物が多くみられるムスタファパシャの神学校、教会、町並みを見学。続いてラクダ岩の前、パジャパの谷でバスを止めながらカッパドキアの風景を見学しました。その後洞窟ホテルを見学し、テラスでチャイをいただきました。 レストランでの昼食後、午後はヤッスホユック遺跡を、本遺跡発掘の隊長であるアナトリア考古学研究所の大村正子様のご説明を聞きながら見学しました。ヤッスホユック遺跡は625m×500m、高さ13mの丘状遺跡で、現在第II層(紀元前2200〜2260年)の発掘を行っているとのことです。その後カマンのアナトリア考古学研究所に向かいました。研究所のミーティングに参加させていただいた上で夕食をいただき、そのまま研究所内に宿泊しました。
トルコ海外実習8日目
「カッパドキア 見学」
新着
2012年10月4日(木)
イスタンブール・アタテュルク国際空港を出発
ネブシェヒル空港に到着
カイマクルの地下都市を見学 迫害されていたキリスト教徒の避難場所であった
山肌に貼りついたギョレの村の風景を見学
ピジョン・バレー(鳩の谷)の景観を見学
ウチヒサール付近の景観を見学
洞窟レストランで昼食
ギョレメ野外博物館 肥料を手に入れるために山肌につくられた鳩の巣などを見学
ギョレメ野外博物館にて記念撮影
ギョレメ野外博物館にてスケッチ
宿泊したホテル
ホテルのレストランでの夕食
 本日はカッパドキアの見学を行いました。ムラト副学部長とシネム助手に終日引率していただきました。また現地での解説はガイドのアイデン氏が行いました。早朝の飛行機でイスタンブールからネブシェヒルまで移動し、まずカイマクルの地下都市を見学。その後、斜面に貼りついたギョレの村、ピジョン・バレー(鳩の谷)、ウチヒサールのまわりなど、あちこちでバスを止めながらカッパドキアの風景を見学し、昼食は洞窟レストランでとりました。昼食後はギョレメ野外博物館で、りんごの教会やへびの教会などの洞窟教会を見学、その後各自で見学、スケッチの時間としました。
トルコ海外実習 7日目
「ガラス工房における実習」
新着
2012年10月3日(水)
ガラス工房の施設を見学
ガラス製品制作に使われていた伝統的な窯を見学
吹きガラスの制作工程を見学
吹きガラスの制作工程を見学
踊る人をモチーフとしたガラス細工の制作を見学
ガラス細工の制作の様子
ジェットバーナーを使用したガラスの加工を体験
指導いただいた方と記念撮影
フュズヨンと呼ばれる色ガラスを用いた装飾手法を体験
学生の作品 焼きあがりは各自が皿またはプレートを選択、大学に送っていただけるとのこと
 イスタンブールの郊外にあるガラス工房にて見学と実習を行いました。バフチェシヒル大学のムラト副学部長とシネム助手に引率していただきました。 午前中は、ガラス工房で材料の保管庫、伝統的な窯、休憩所等の実習施設、吹きガラスの制作工程等を見学した後、工房の紹介ビデオをみました。午後は、踊る人をモチーフとしたガラス細工の制作を見学した後、ジェットバーナーを使用したガラスの加工を体験し、ガラス玉を制作。続いて、フュジヨンと呼ばれる色ガラスを用いた装飾手法を体験しました。実習後、工房のショールームでガラス製品を見学しました。
トルコ海外実習 6日目
「ドルマバフチェ宮殿における保存修復工房の見学」
新着
2012年10月2日(火)
ドルマバフチェ宮殿についてムラト先生の解説を聞く
石の工房にて、石材の加工方法に関する説明を聞く 職人から職人へ伝承されてきた技術であるが、近年後継者が減っているとのこと
金属の工房にて、さまざまな金属を組み合わせた保存修復について説明を聞く
スタッコの工房にて、着彩した漆喰を使った保存修復について説明を聞く
屋根に使用する鉛板の製造方法について、動画を見ながら説明を受ける 伝統的な製造方法は、厚みや品質にむらが出ること、人体への悪影響から、新しい製造方法を工房自ら開発したとのこと
宮殿の敷地内のカフェで昼食
宮殿内部にある絵画の額縁の修理について説明を受ける オリジナルの金箔やその色によって、水、油のいずれかを使って金箔を貼っていくとのこと
ドルマバフチェ宮殿の内部を見学後、ボスポラス海峡を背景に記念撮影
案内いただいた方に全員で感謝の言葉を伝える
ベシクタシュのスーパーを見学
 ドルマバフチェ宮殿において、保存修復工房および宮殿内部の見学を実施しました。バフチェシヒル大学のムラト副学部長に終日引率していただきました。また午前中および夕方はシネム助手にも引率いただきました。
 午前中はドルマバフチェ宮殿にある石、金属、スタッコの工房を順次見学したのち、10年ほど前まで鉛板をつくっていた部屋に入り、施工中の写真を見ながらスタッコによる保存修復の説明を受けました。続いて、10年ほど前まで行われていた伝統的な鉛板の製造方法、現在の製造方法、鉛板による屋根のふき方について、動画を見ながら説明を受けました。昼食は宮殿敷地内のカフェでいただいた。午後は絵画の枠などを修理している工房を見学したのち、ドルマバフチェ宮殿内部を見学しました。
 夕方はベシクタシュのスーパー、商店街を見学しました。夕食はベシクタシュのロカンタでいただきました。
トルコ海外実習 5日目「ユルドゥズ宮殿における保存修復実習」新着
2012年10月1日(月)
木製装飾品の制作の実演を見学
木彫の制作、修復について説明を受ける。約50種類ののみが使われる
椅子の布地の修理について説明を受ける 裏地に新たな布をあてて補強する
宮殿に使うカーテンについて説明を受ける 宮殿は窓が大きく、使われるカーテンの丈は通常でも4.5m、最大で6mにもなる
ガラス製品の保存修復について説明を受ける 修復箇所がわかるようあえて少し色を変えているとのこと
じゅうたんを修理している様子
室内装飾の修理について説明を受ける 欠けた部分を石膏で修理したのち、金箔が定着するように粘土を塗るとのこと
宮殿の木製床の修理方法について説明を受ける
宮殿の木製の上げ下げ窓とジャロジーを実測、スケッチ
お世話になった工房の方々と記念撮影
エンベル理事長を表敬訪問 理事長室のテラスにて
記念品の贈呈
学生全員がエンベル理事長と握手
 本日はユルドゥズ宮殿にて保存修復実習を実施しました。バフチェシヒル大学のシネム助手に終日引率していただきました。
 ユルドゥズ宮殿の工房は、ドルマバフチェ宮殿をはじめとするトルコの宮殿、そして世界各国にあるオスマン帝国時代の室内装飾品や建具等の保存修復作業を行っています。午前中は家具の解体組み立て修理、骨組修理、塗装仕上げ、木製装飾品の制作、彫刻、装飾の工房を見学しました。午後は布地修理、カーテン制作、磁器やガラス製品修理、じゅうたん修理、金箔修理の工房を見学した後、さらに木製床、塗装、木製建具の工房を見学しました。最後に、建具の実測、スケッチの実習を2班に別れて行いました。
 実習終了後全員で、バフチェシヒル大学のエンベル理事長を表敬訪問しました。夜はベシクタシュの街を散策し、夕食をとりました。
トルコ海外実習 4日目「エディルネ見学」新着
2012年9月30日(日)
バスでエディルネに出発 セリミエ・ジャーミィ付近の食堂で、レバー料理の昼食
セリミエ・ジャーミィの外観をスケッチ
ムラト先生によるセリミエ・ジャーミィの解説
セリミエ・ジャーミィの内観をスケッチ
ムラト先生によるエスキ・ジャーミィの解説
ムラト先生によるユチュ・シェレフェリ・ジャーミィの解説
医学博物館の見学
医学博物館の中庭の見学
 本日は、イスタンブールからバスで西に約3時間、ギリシア、ブルガリア国境近くの街エディルネを見学しました。バフチェシヒル大学のムラト副学部長とシネム助手に終日引率していただきました。またICSA in Japan 2012に参加したベイザさん、ゴンジャさんも参加しました。
 エディルネは、古代ローマ皇帝ハドリアヌスが町造りをしたのが起源と言われ、かつてはハドリアノポリスやアドリアノープルと呼ばれた街です。オスマン帝国の首都であった時期もありました。昼食をはさんで、建築家シナンの最高傑作のモスクといわれるセリミエ・ジャーミィの見学、外観および内観のスケッチを行いました。その後、エディルネの町で一番古いモスクであるエスキ・ジャーミィ、4つのミナーレが全て異なる形をしているユチュ・シェレフェリ・ジャーミィ、音楽療法による精神医療が行われていた医学博物館を見学しました。夕食は帰路の途中のサービスエリアでとりました。
トルコ海外実習 3日目「イスタンブール歴史地区見学」新着
2012年9月29日(土)
ホテルでの朝食 テラスでの朝食の様子
テラスからの風景 ボスポラス海峡
ムラト先生によるアヤ・ソフィアの解説
アヤ・ソフィアでのスケッチの様子
トプカプ宮殿のテラスにて記念撮影
トプカプ宮殿の見学 スルタンアフメット広場近くのレストランで昼食に
キョフテをいただく
スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)をスケッチ
地下宮殿の見学
グランドバザールの見学
アヤ・ソフィアの外観をスケッチ
ムラト先生によるスルタンアフメット広場の歴史に関する解説
大学近くのロカンタでの夕食
 本日は終日、イスタンブール歴史地区を見学しました。イスタンブールはアジアの文化とヨーロッパの文化が交じり合う、世界屈指の歴史都市です。バフチェシヒル大学のムラト副学部長とシネム助手に終日引率していただきました。朝のアヤ・ソフィアの見学は、ICSA in Japan 2012に参加したベイザさん、ビンナズさん、ゴンジャさん、シャフセナさんも参加しました。また昼食以降のプログラムにはベリンダ助手も参加しました。  
 午前中は、最初にビザンチン建築の最高峰であるアヤ・ソフィア(ハギア・ソフィア)の見学、スケッチをしました。その後、オスマン帝国のスルタンの居城であるトプカプ宮殿の見学を行いました。午後は、ブルーモスクと呼ばれるスルタンアフメット・ジャーミィ、地下宮殿、グランドバザール、スルタンアフメット広場を順次まわり、見学、スケッチを行いました。夕食は大学近くのロカンタでとりました。
トルコ海外実習 1、2日目「バフチェシヒル大学訪問」新着
2012年9月27日(木)、28日(金)
関西国際空港にて ドバイ国際空港からイスタンブールへ
イスタンブール・アタチュルク国際空港に到着 空港から大学へマイクロバスで移動
ムラト副学部長の案内で大学のキャンパス内を見学
エンベル理事長と記念撮影
ヤルチェン学長を表敬訪問 
ヤルチェン学長へ記念品を贈呈
学内での夕食
 関西国際空港を27日の夜に出発し、ドバイ国際空港経由でイスタンブール・アタチュルク国際空港に到着しました。空港ではバフチェシヒル大学建築学部のムラト副学部長とシネム助手、および今年のICSA in Japan 2012 に参加した学生2名に出迎えていただきました。その後マイクロバスに乗り込み、まずバフチェシヒル大学へと向かいました。大学到着後、キャンパス内をムラト副学部長、シネム助手、ベリンダ助手の案内で見学しました。テラスを見学中に、エンベル理事長が突然出て来られ、記念撮影をする一幕もありました。見学終了後、ヤルチェン学長を表敬訪問しました。その後、学内で行われていた立食パーティに加わり、ボスポラス海峡の美しい夜景を眺めながら夕食をとりました。その後マイクロバスでホテルへと移動し、チェックインののち各自部屋に入りました。関西空港から丸一日以上の長旅でしたが、皆元気な様子です。
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