武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 ■H20年度「大作いけばな」
「大作いけばな」上甲子園キャンパスの新たな演出
  「未生流笹岡」次期家元・ 笹岡隆甫さんの指導による建築学科1年生の「大作いけばな」
>>H19年度の「大作いけばな」の様子
>>H18年度の「大作いけばな」の様子
2008年 6/14(土) 13:30〜16:00(15:00までは制作時間)
  会 場:上甲子園キャンパス 庭園
 (西宮市戸崎町1-13 <JR「甲子園口」駅下車徒歩7分>) >>アクセス
笹岡 隆甫 講師
華道「未生流笹岡」次期家元。1974年、京都生まれ。(財)日本いけばな芸術協会評議員。京都いけばな協会理事。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院工学研究科修士課程修了、同博士後期課程中退。メキシコ外務省迎賓館、パリ・ユネスコ本部、グァテマラ国家宮殿などにて、いけばなパフォーマンス。人間国宝の狂言師茂山千作氏との「花狂言」。2003年より京都新聞で「秘すれば花」を2年間連載。2005年フジテレビ系列「平成教育委員会」で最優秀生徒賞。新聞・雑誌・テレビ・ラジオ等で、いけばなの普及に活躍。いけばなによる空間表現能力の養成を担当。
未生流笹岡 ホームページ http://www.kadou.net

 華道「未生流笹岡」の次期家元・笹岡隆甫さんが6月14日(土)、建築学科の1年生に、高さ約1.8mの色鮮やかな花器を使って、大作の「いけばな」を指導、その様子を一般の方々に公開しました。時間は午後1時30分から4時まで。会場は建築学科の学舍である甲子園会館、建築スタジオの周りにある上甲子園キャンパスの庭園です。甲子園会館は昭和5年に建てられた名建築「旧甲子園ホテル」であり西宮市都市景観形成建築物にも指定されている歴史的建造物です。「建築スタジオ」はその甲子園会館や庭園も含めた上甲子園キャンパスと調和するように設計された最先端の技術を駆使した現代建築です。当日は梅雨の合間の晴天に恵まれ、庭園で行うことができました。

  2006年春、武庫川女子大では日本初の建築学科が誕生し、学生らは歴史的建造物の甲子園会館をキャンパスにして学んでいます。そのカリキュラムの中心の一つである「空間表現基礎演習」の中には、デッサン、水彩画、陶芸、木工などとならんで「いけばな」の演習があります。建築設計に必要な感性を磨き、日本の伝統的な芸術である「いけばな」の演習を通して、建築空間の構成や風景のデザインに必要な基礎的能力を養うため、本学の非常勤講師でもある笹岡隆甫さんに4回にわたって「いけばな」の指導を受けてまいりました。これに続く6月14日(土)の演習は「いけばな」の演習の最終回です。この日は、学生が6つのグループに別れ、建築スタジオと日本庭園を背景として、笹岡隆甫さんの指導によって趣向をこらした「大作いけばな」のいけこみを行い、上甲子園キャンパス庭園の新たな空間演出を行いました。

 当日の様子
制作の様子
制作の様子 制作の様子
講評会の様子
講評会の様子 講評会の様子
H19大作いけばな作品
学生の作品1:ななかまど、しゃくやく(淡いピンク)

作品を池の対岸から鑑賞することによって、空間の広さを感じられるようにしました。水面への映りこみを意識し、また背景の緑と喧嘩しないようにななかまどの枝を矯めて下へ垂らすようにしました。
H19大作いけばな作品
学生の作品2:夏ハゼ、 菊

船の形をしている花器を使用したので、池の前に配置し、地面の石を白波に見立てました。夏はぜで高さや奥行きなどのボリューム感を出すように工夫しました。
H19大作いけばな作品
学生の作品3:夏ハゼ、おばけアンスリューム、オンシジューム、セローム、ミリオダラタス

赤と黒の花器をコンクリートの打ち放しの前に置くことによって空間に変化をもたせました。まずは夏ハゼの形を活かすようにいけ、根元におばけアンスリューム、オンシジューム、セローム、ミリオダラタスを添えました。針金とフローラテープを使いおばけアンスリュームを下方に垂らすことで作品に動きを与えました。
H19大作いけばな作品
学生の作品4:夏ハゼ、大輪のバラ(黄色、オレンジ)、かすみ草

空間を広く使うことを意識し、建築スタジオ北側の芝生広場で制作しています。緑の草原の中に花器を配置し、存在を強調させながらも異質なものとしてではなく、周囲になじませるようにしました。
H19大作いけばな作品
学生の作品5:ななかまど、 大輪のユリ(白、ピンク)、 かすみ草

場所は花器と花が際立つように、建築スタジオ ラウンジのデッキにしました。遠くから見た時と、近くから見た時の見え方が変化するようにいけあげています。2本のななかまどを使用し、縦・横どちらの方向にも広がりをもたせています。
H19大作いけばな作品
学生の作品6:あじさい(白)、あじさい鉢(ピンク、ブルー)、かすみ草

3つのあじさいで三角形を表現。枝で雑然としていたいけ口に、かすみ草を散りばめて華やかにいけあげた。色の強い鉢植えのあじさいを手前に置くことにより、空間の奥行きを演出。また、面的に広がる庭園内のあじさいとの調和もはかっています。
>>建築学科TOPページ
Copyright 2005-2008 Mukogawa Mowen's University.All rights reserved.
当サイトに掲載されている文章・画像の無断転載を禁じます。