(日本語 / English)

所長あいさつ

 本研究所は1996年(平成8年)4月1日に、武庫川女子大学に於いて最初の自然科学系の研究所として設立されました。生命科学に対する本質的な理解、病気の解明と医薬品の作用機序・安全使用、食品・栄養成分と健康・長寿などの研究を通して社会に貢献することを目指しています。

 組織は研究所長のもと、4研究分野(個体生命科学、細胞生命科学、分子生命科学、生命科学)に分かれて、それぞれ数人の研究員が所属して研究活動を行っています。研究員は専任教員でなく、食物栄養科学部(生活環境学研究科)、薬学部(薬学研究科)の2学部(2研究科)に所属する教員が兼務で活動しています。そのため、研究員の単独研究あるいは共同研究、合同研究発表会、公開セミナーなどが主な活動です。研究員がそれぞれの専門性を生かした研究を行うとともに、若手研究者、院生、学生と議論を交わすことができます。

 毎年、プロジェクト研究の合同研究発表会や公開セミナーなどを行い、研究員が互いに刺激を与え、連携を図っています。研究成果は、合同研究発表会やバイオサイエンス研究所年報(Annual Report of Institute for Biosciences)で公開しています。また、優れたバイオサイエンス研究の業績を発表された国内外の研究者による公開セミナーを実施しています(公開セミナー参照)。さらに、国内の他施設との共同研究である「去勢抵抗性前立腺がん (CRPC) の薬物治療、並びにメタボローム解析によるCRPCバイオマーカーの探索および予後予測マーカーの探索に関する研究」などが行われています。

 武庫川学院創立100周年(2039年)に向けて、「一生を描ききる女性力。」と題したMUKOJO Vision の行動指針となる、「教育の質の向上と特色の探求」、「研究の高度化と多様性の追求」、「地域や社会の発展への貢献」(MUKOJO Principles)の具体化を目指しています。

バイオサイエンス研究所 所長
 萩中 淳

共同研究プロジェクト

 共同研究プロジェクトは、プロジェクトテーマのもとで研究員がそれぞれの専門性の異なる分野での知識、技術を発揮して分担課題を設定し研究するものです。