「より良い大学づくり」「魅力ある大学づくり」の基礎資料とするために、2012年9月に実施した「第3回在学生満足度アンケート調査」の結果を真摯に受け止め、改善に取り組むべき事項を検討してきました。今般、その改善・改革策をまとまめましたので、ここに公開します。皆さんのご協力にお礼を申し上げます。調査結果ならびに結果を受けての改善・改革の取り組みは、これまでと同様、ホームページ上で広く社会にもその概要を公開いたします。
本学では2002年9月に第1回目の「在学生満足度アンケート調査」を実施し、学生の皆さんから生の声を聞き、改善・充実につなげる取り組みを始めました。第1回目は大学4年生、短大2年生のみを対象とし、11項目に対する満足度と2項目の要望を調査しました。3年後の2005年11月には、調査対象を短大から大学院までの全学年に広げて第2回目の調査を実施し、「学内での興味」「学業に対する姿勢」「本学に対する評価・満足度」「本学への期待」等について調査しました。2010年8月には「卒業生アンケート調査」を初めて実施し、卒業生の皆様に学生時代を振り返っていただき、卒業後の社会生活で役立ったことや必要と思われる知識・能力、本学に期待・要望することなどについて広く意見を集めました。
第3回目の「在学生満足度アンケート調査」となった今回は、「第2回在学生満足度アンケート調査」並びに「卒業生アンケート調査」との経年比較を目的に、教育内容に特化した内容で調査を実施しました。大学・短大では@「教育目標」「教育推進宣言」の認知、A「教育目標」「教育推進宣言」の実感機会、B本学の教育に対する取り組みについての満足度、C授業・教員についての評価、D現在受講授業の不満理由、E意欲的に取り組んでいること、G本学の教育により身についたこと・身につけたいこと、H本学入学決定時の満足度、I本学の総合満足度、J本学への入学推奨度、K入学して良かった点、改善してほしい点―について調査しました。大学院では、@授業・教員についての評価、A大学院修了後の想定進路、B進路・就職サポートについての評価、C将来の進路についての不安、D大学院への入学決定時の満足度、E大学院の総合満足度、について調査しました。
【註】『満足度』は5段階評価のうち、「満足している」「どちらかといえば満足している」の合計数値です。
調査で浮かび上がった問題点や課題については、次のとおりです。
各学部・学科をはじめ事務局各部署など大学全体で改善・充実策を検討し、取り組んでいます。特に大学・短大においては、@教員の評価、A大学での勉強時間、B学科独自の取り組み、の3つのテーマを絞って、改善・改革方策を検討しています。Aについては、同時期に実施した「学習状況に関する調査」の結果を基に方策を検討しました。また大学院では、調査結果から明らかになった全体の課題に加え、専攻別の課題についても、3つのカテゴリー(@授業について、A教育・研究環境について、B教員について)に分類し、改善への取り組みを検討しています。
本学としては、教育・研究はもとより学生生活全般にわたって、今回の調査結果から導き出された新たな課題や引き続き残された課題を真摯に受け止め、積極的に改善・改革に取り組んでいくとともに、今後も定期的にアンケート調査を実施していく予定です。
2013年12月 武庫川女子大学大学院・大学・短期大学部自己評価委員会
※現在、進行中の計画も含む