佐方 哲彦

■研究室名

青年臨床心理学研究室

■研究テーマ

アイデンティティや自己愛を中心とした青年期心性とその病理に関する臨床心理学的研究;投映法(とくにロールシャッハ法)による心理アセスメントの研究

■略歴

1978年に大阪大学人間科学部を卒業後、同大学院人間科学研究科博士課程を経て、1986年に和歌山県立医科大学進学課程の専任講師となる。15年間医師の卵たちに心理学を教える。その間、1年間のイギリス・サリー大学への遊学も経験し、助教授に昇任。2001年より、武庫川女子大学の教授となる。

■著書

新・青年心理学ハンドブック(共同執筆),福村出版, 2014,第21章「価値観の発達」担当
現代のエスプリ522:自己愛の時代―現代社会の病理の解明に向けて―(共同執筆), 至文堂, 2011,「自己愛パーソナリティの測定」担当
さまよえる青少年の心(共同執筆),北大路書房,2004年,第1章2節「病理的なアイデンティティの形成メカニズム」担当
自己意識心理学への招待,有斐閣選書,1988年,5章「エリクソンのアイデンティティ論」・7章「コフートの自己心理学」担当
ナルシズム時代の人間学(共著),ナカニシヤ出版,1986年
アイデンティティの心理(共著),有斐閣選書,1985年
カウンセリングのすすめ方(共著),有斐閣新書、1983年

■受験生へのメッセージ

私は、高校の理数科から心理学の世界に飛び込み、アイデンティティや自己愛など青年期の諸問題に関心をもって研究してきました。また、大学院生のころから児童相談所や教育研究所などで教育相談・カウンセリングを担当し、臨床心理士の資格をいち早く取得しています。でも、自分は心理学のスペシャリスト(専門一途)というよりもジェネラリスト(何でも屋・雑学者)だと思っていますし、それを目指しています。多様な興味をもって、心理学ワールドを一緒に探検しましょう。

個人ホームページURL

http://www.mukogawa-u.ac.jp/~clipsyst/
文字ばかりでつまらないかもしれませんが、ちょっと覗いてみてください。