【著書紹介】
 武庫川女子大学健康・スポーツ科学部 田中美吏研究室      Sport Psychology & Human Motor Control/Learning Lab. 本文へジャンプ
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武庫川女子大学健康・スポーツ科学部


田中美吏研究室の教育、研究、社会貢献活動を紹介するページです。

お知らせ
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以下の研究課題が科学研究費補助金に今年度より新規で採択されました。(2024年4月20日更新)

「プレッシャー下での運動行動システムー個人内から個人間への理論の拡張―」(基盤研究C、研究代表者:田中美吏、研究分担者:升本絢也氏(広島文化学園大学))

「プレッシャーによるパフォーマンス低下のプロセスの解明―運動時の知覚に着目して―」(若手研究B、研究代表者:小笠希将)

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□今年度より小笠希将氏が嘱託助手としてスポーツ心理学実験室のスタッフメンバーに加わりました。(2024年4月20日更新)


□「論文や本の紹介」(このページを下にスクロール)を更新しました。(2024年4月16日更新)

過去の履歴



大学院生募集(修士課程)
□武庫川女子大学大学院健康・スポーツ科学研究科内の当研究室では、「スポーツ心理学」や「運動学習」を専門に学ぶ大学院生を募集しています。大学院は共学になり、男女ともに入学可能です。興味のある方はご相談ください。
<健康・スポーツ科学部オリジナルホームページ内の健康・スポーツ科学研究科のページへリンク>

論文や本の紹介
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2024年4月16日(火) No.398
Murray, N.P., Lewinski, W., Heidner, G.S., Lawton, J., and Horn, R. (2024) Gaze control and tactical decision-making under stress in active-duty police officers during a live use-of-force response. Journal of Motor Behavior, 56, 30-41. doi: 1080/00222895.2023.2229946
<内容>新人からベテランの警官44名を対象に、疑似的な実環境で事故現場での対応をし、最終的には発砲されるまでに至るシナリオのなかで、アイマークレコーダーによる視線行動やサッケード眼球運動、心電図による心拍数計測が行われています。注視時間、注意位置、注視回数によるクラスター分析によって効率的視覚探索群と非効率的視覚探索群の2群に分けられ、心拍数は脅威が高まるにつれて両群が高まっていく中で、脅威刺激に対する注視時間が長く、サッケードに関しても数が少なく、時間が長く、加速も小さいことなどが示されています。序論や考察では、Integrative Model of Stress, Attention, and Human Performance (IMSAHP) が紹介され、これをサポートする研究であることが提案されています。

2024年4月1日(月) No.397
Vickers, J.N (2022) Quiet eye training alleviates the yips in golf putting: a research proposal. Brazilian Journal of Motor Behavior, 16, 400-406. doi: 10.2338/bjmb.v16i5.300
<内容>イップスを有するLPGAの女子プロゴルファー1名が4週間のクアイエットアイトレーニングに取り組むことで、イップスを克服し、獲得賞金やパッティングランキングが向上した事例が紹介されています。4ステップのクアイエットアイトレーニングの詳細も説明されています。さらに、ゴルフパッティング中の脳波に対するクアイエットアイの効果を調べている2つの研究を解説し、クアイエットアイによる良好な神経ネットワークがイップスに効果的であることを提案しています。

過去の履歴
<2023年7月~>
<2023年1月~6月>
<2022年7月~12月>
<2022年1月~6月>
<2021年7月~12月>
<2021年1月~6月>
<2020年7月~12月>
<2020年1月~6月>
<2019年7月~12月>
<2019年1月~6月>
<2018年7月~12月>
<2018年1月~6月>
<2017年7月~12月>
<2017年1月~6月>
<2016年7月~12月>
<2016年1月~6月>
<2015年7月~12月>

<2015年1月~6月>
<2014年7月~12月>
<2014年1月~6月>

<2013年7月~12月>
<2013年2月~6月>


本研究室の最近の業績紹介(共同研究や共同執筆も含む)
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【書籍】
日本スポーツ心理学会(編)『スポーツ心理学の挑戦―その広がりと深まり』(大修館書店)
「Ⅲ運動スキルの上達とトレーニング方法」の第3章「プレッシャー下のパフォーマンスに対する運動制御からの理解」を担当しました。

New
【書籍】
関 朋昭(編著)『体育・スポーツ・健康概論』(ナカニシヤ出版)
第7章「体育心理学」を担当しました。

【書籍】
國部雅大・雨宮 怜・江田香織・中須賀 巧(編著)(2023)『これからの体育・スポーツ心理学』(講談社)
第5章「注意集中・プレッシャーと運動パフォーマンス」の第2節「プレッシャー下でのパフォーマンス」を担当しました。

【実践研究】
三森裕希子・田中美吏・柄木田健太(2022)女子野球選手のバットスイングと選球の意思決定:熟練度による差異とプレッシャー下での変化,6,17-29.<野球科学研究会の閲覧やダウンロードURLにリンク>
<和文抄録>近年、女子野球の関心が高まり、女子野球選手のパフォーマンスを調べる研究が開始されているが報告数は少ないです。そこで本研究では、大学女子軟式野球選手の野球型スポーツの経験者と初心者を対象に、打撃時のバットのキネマティクス及び選球の2つの側面から、競技レベル別の打撃力の特徴を明らかにすることを第1の目的としました。さらに、プレッシャー下でのそれらの変化を抽出することを第2の目的としました。試合を想定した低プレッシャー条件と高プレッシャー条件での打撃課題を実施したところ、両条件での経験者の打率は3割前後、初心者の打率は1割台であり有意差が認められました。さらに、経験者は初心者よりも打点、ヘッドスピード、スイング回転半径が有意に大きかったです。スイング時間も経験者は初心者よりも有意に短かく、経験者と初心者に関わらずヘッドスピードは高プレッシャー条件では低プレッシャー条件よりも速くなりました。高プレッシャー条件では低プレッシャー条件よりもローリングが小さくなり、スイング角度は大きくなりました。スイング回転半径については、初心者のみ高プレッシャー条件では低プレッシャー条件よりも回転半径が大きくなりました。しかし、選球の意思決定に初心者と経験者、ならびに低プレッシャー条件と高プレッシャー条件の差はみられませんでした。本研究の結果から、女子野球において打撃力を向上させるためには回転半径が大きくスピードが速いスイングを身に付けることが求められ、プレッシャー下でもそのスイングを維持することが重要であると提案しました。

【展望論文(Review)】
柄木田健太・田中美吏・稲田愛子(2022)スポーツにおけるイップスのアセスメント・症状・対処.スポーツ心理学研究,49,5-19.<J-Stageの公開ページにリンク>
<Abstract訳>イップスとは「スポーツパフォーマンス中の精緻な運動スキルの実行に影響を与える心理・神経・筋障害 (Clarke et al., 2015, p. 156)」と定義されており、多くのスポーツ選手がイップスに悩んでいます。イップスはスポーツにおける重大なパフォーマンス低下の一因であり、この現象を解明するための症例研究、調査研究、実験研究が多く行われています。これらの研究を把握することはイップスを理解することに繋がり、それにより選手や指導者が練習や試合場面でイップスの改善を図ることに役立ちます。そのため本論文では、1981年から2021年までに発表されたイップスのアセスメント、症状、対処について報告する62文献を総説しました。アセスメントについては、(1) 自己評価、(2) 観察による他者評価、(3) 動作解析や筋電図によるキネマティクスと生理指標からの評価、(4) 評価尺度を利用した評価の4つから構成しました。症状に関しては、不安、注意、性格などの心理面、ならびにキネマティス、筋活動、脳活動などの生理-行動面に関する研究に分類されました。対処については、イメージ技法、薬物療法、その他の心理的スキルに関する研究に分けられました。さらに、イップス経験に伴う心理的成長に関する研究も存在しました。最後には、この総説を基にした今後の研究への展望も記述しました。

過去の履歴


   
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Copyright(C) 2013, Yoshifumi Tanaka