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「甲子園会館 桜2021」動画をYouTubeで配信します

桜の季節は終わりましたが、今年も甲子園会館の桜は美しい花を咲かせました。
皆さまにご見学いただくことはできませんでしたが、動画でお楽しみください。

2021.04.16

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甲子園会館の春2021 その5 春は駆け足で
ソメイヨシノより少し遅れてシダレザクラが咲きました
ソメイヨシノより少し遅れてシダレザクラが咲きました
ハナミズキの白い花が青空に映えていました
ハナミズキの白い花が青空に映えていました

3月の気温が高かったからでしょう、サクラの開花は全国的に平年より1週間ほど早かったようです。甲子園会館のサクラも、種類や場所によって違いはありますが、3月19日頃に開花し、4月1日頃には満開を迎えていました。そして、せかされたように舞い散っていきました。

サクラより若干時期をずらして、シダレザクラやハナミズキの花も妍を競っていました。

レンギョウ カリン
レンギョウ カリン
シモクレン ハナズオウ
シモクレン ハナズオウ

サクラやハナミズキだけではありません。甲子園会館の庭園ではレンギョウ(連翹)の黄色い花、サクラに似たカリン(花梨)の可愛い花、シモクレン(紫木蓮)、ハナズオウ(花蘇芳)などが咲き誇っていました。

シャガ
シャガ
ハナニラ 後ろの建物が景観建築スタジオ東館 フッキソウ
ハナニラ 後ろの建物が景観建築スタジオ東館 フッキソウ

甲子園会館の東側に「東山」と呼んでいるこんもりとした森があります。武庫川の支流であった枝川の堤防の名残りです。この東山の北側に「景観建築スタジオ東館」が昨年12月15日に竣工しました。昨年4月に開設した建築学部景観建築学科と大学院建築学研究科景観建築学専攻の新校舎です。この東館には、並んで建っている甲子園会館(旧甲子園ホテル)の意匠を随所に取り入れています。外壁や内装にボーダータイルや装飾タイルを用いて統一感を出し、打出の小槌やしずくのモチーフを効果的に使用しています。また、取り外されていたホテル時代の庇の一部を玄関の内庇に再利用。甲子園ホテルで使用していた照明の実物やレプリカを取り入れています。装飾タイルは学びの一環として学生が1年がかりで約7千枚を制作したものです。そして、東山は景観建築学科の演習の場となるよう、既存の樹木の剪定や新たな樹木の植栽などの整備を行いました。この東山には、シャガ(射干)やハナニラ(花韮)、フッキソウ(富貴草)が咲いていました。

ツツジとクスノキなどの若葉の対比が鮮やかです
ツツジとクスノキなどの若葉の対比が鮮やかです
新緑に覆われた南庭園
新緑に覆われた南庭園

やがて、庭園各所は赤やピンクや白のツツジ(躑躅)の花で賑やかになり、待ちかねたようにアゲハ蝶(ナミアゲハ)やモンシロチョウ、ミツバチやクマバチが早速蜜を吸いに訪れていました。
冬の間に葉を落とし、見通しがよくなっていた落葉樹も、若葉が芽を出し目が覚めるような新緑に覆われました。ウメの木は青い実をつけています。
4月も後半になると、池に2羽のカルガモがやってきました。連れ添って泳ぎまわる姿は微笑ましいものがあります。

南庭園の池にやってきたカルガモ
南庭園の池にやってきたカルガモ

⇒『甲子園会館の春2021 その4 サクラが満開です』はこちら
⇒『甲子園会館の春2021 その3』はこちら
⇒『甲子園会館の春2021 その2』はこちら
⇒『甲子園会館の春2021 その1』はこちら

2021.04.23

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甲子園会館と高松宮 補遺 その3
戦前の川崎造船所の絵はがき 戦前の川崎造船所の絵はがき
戦前の川崎造船所の絵はがき
株式会社川崎造船所は、昭和14年(1939年)12月1日に川崎重工業株式会社に商号を変更しています。ここで航空母艦「大鳳」が建造されました。
高松宮は昭和18年(1943年)4月7日の進水式に昭和天皇の名代として臨席、その前後に甲子園ホテルに宿泊しています。昭和19年(1944年)1月20日にも「大鳳」の見学に川崎重工業に来られています。

高松宮宜仁親王は、昭和5年(1930年)4月23日、結婚して間もない喜久子妃殿下とともに竣工直後の甲子園ホテルに宿泊されました。兄・昭和天皇の名代として14か月にわたる欧米諸国親善訪問の最初に宿泊されたものです。

高松宮は、12年後の昭和17年(1942年)9月27日と28日にも宿泊されています。

その約半年後の昭和18年(1943年)4月6日と7日にも2泊されました。当時、高松宮は軍令部部員で海軍大佐でした。昭和天皇の名代として、4月7日(水)08:30に神戸の川崎重工業株式会社で挙行された仮称艦名「第130号艦」(航空母艦「大鳳」)の進水式に臨席するためでした。高松宮が「大鳳」に関心を示されていることは「高松宮日記 第七巻」(1997年7月 中央公論社)でもうかがえます。この第七巻は昭和18年(1943年)10月~昭和19年(1944年)12月の出来事を記したものです。

高松宮は、昭和19年(1944年)1月18日午後に品川を出発。翌19日08:05、呉駅着。水交社で朝食を済ませ、09:15~11:15呉海軍工廠へ。同工廠で行われた航空母艦「葛城」の進水式に、昭和天皇の名代として11:30~11:55臨席。昼食は、呉鎮守府司令長官・野村直邦中将による招宴。食後、呉鎮守府軍医長・福井信立軍医中将に話を聞いておられます。14:50~17:20防空壕、灰峯砲台を視察。19:15~21:20、海軍工廠に戻り夜業状況を視察。一式12㎝弾、対潜弾、電探妨碍弾、照明弾、コンクリート船、駆逐艦(輸送)木型、呂号第500潜水艦(元ドイツ海軍U-511)、多孔性エボナイトを見て回っておられます。23:50呉駅発。

翌20日の日記には次のように記されています。

一月二十日(木)晴

神戸。〇六〇四神戸着。神戸武官室(香港上海銀行)、朝食、説明キク。〇九〇〇~一一一〇川崎重工業ニテ「大鳳」ヲ見ル。一一二〇~一三一〇、三菱重工業ニテ海防艦建造状況ヲ見、昼食。一四〇〇~一五四五、日本油脂尼崎工場。一六二〇大阪水交社、夕食長官招待。一九〇〇大阪発。
[予定約束]〇六〇四神戸着。一九〇〇大阪発。

こういう慌ただしい行程だったので、甲子園ホテルでの宿泊・立ち寄りはされていません。
翌21日06:52品川に着かれ、入浴朝食の後09:00軍令部へ。09:45に御所へ上がられ復命(侍従申置)をされています。

2月15日には、朝に木戸幸一内大臣等の話を聞かれた後、10:00に軍令部へ。午前は戦備考査会議に出席。午後、高木惣吉海軍少将と海軍大臣・総長の進退の件について来談。その後、吉岡保貞川崎重工業専務取締役(海軍予備役中将)と航空母艦「大鳳」の完成を3月10日に繰り上げる話をされています。

「大鳳」は、艤装予定を約3か月短縮し3月7日に竣工。同日付で舞鶴鎮守府所属となっています。3月10日に第一航空戦隊に編入。同じ第一航空戦隊の航空母艦「翔鶴」「瑞鶴」などとともに、6月18日以降マリアナ沖海戦に参加します。そして6月19日、アメリカの潜水艦アルバコア(USS ALBACORE SS-218)が発射した魚雷により大爆発を起こして沈没しました。

6月19日の高松宮日記には、「大鳳」について次のように記されています。

「大鳳」〇八〇三、敵潜水艦ノ雷撃ヲウケ、「ヤップ」ノ北250′ニテ一四三〇沈。

⇒『甲子園会館と高松宮 その4』はこちら
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⇒『甲子園会館と高松宮 補遺 その2』はこちら
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⇒『甲子園会館と高松宮 その2』はこちら
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2021.04.13

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「ビール王」「ホテル王」と呼ばれた山本爲三郎
「夢のホテルのつくりかた」より。撮影:稲葉なおと
「夢のホテルのつくりかた」より。撮影:稲葉なおと

昨年12月22日に刊行された「夢のホテルのつくりかた」(稲葉なおと氏著・写真撮影)については、発行にあわせてこのHPで紹介しました(記事はこちら)。

本書では、38軒のホテルについて、事業主と設計者の絡みや熱い思いが興味深く語られ、一気に読ませてしまう内容となっています。

また、紙面を飾っている見事な写真は、著者自身が撮影したものであり、著者の並々ならぬ努力の賜物と言えるものです。なかでも、各ホテル記事の冒頭の見開き2頁には、各ホテルの特色を表す魅力的な写真が掲載されています。甲子園ホテル(現・武庫川女子大学甲子園会館)では、バンケットホール(現・西ホール)が選ばれました。

稲葉氏は、「月刊ダンスビュウ」(モダン出版)に「名建築で踊ろう!」を連載されています。第8回として、2021年4月号に甲子園会館が取り上げられました。稲葉氏は「舞踏会場として撮影したいホールは? と訊かれたら、私は迷わず、西の帝国ホテルですと答えるだろう。」という文章で第8回を締め括っています。

ところで、「夢のホテルのつくりかた」の中に、気にかかる記述が1か所ありました。「大阪の繁栄を願う「ホテル王」は細部にまで指示を出し続けた」と題するコラムです。「ホテル王」とは、「ビール王」とも呼ばれていた朝日麦酒株式会社(現・アサヒビール株式会社)の初代社長・山本爲三郎のことです。爲三郎は、朝日麦酒株式会社の社長となった昭和24年(1949年)に新大阪ホテルの会長兼社長にも就任しています。その後、東京新大阪ホテルや新広島ホテルの社長、帝国ホテルの取締役など20数軒のホテルの要職を兼務することになります。このコラムでは、新大阪ホテルを継承した大阪ロイヤルホテル(現・リーガロイヤルホテル大阪)について、設立に心血を注いだ爲三郎の豊富な逸話が語られています。

気にかかる記述というのは、「為三郎は3年後には甲子園ホテル(82頁)の社長にも就任。」という点です。朝日麦酒株式会社の社長に就任、あるいは新大阪ホテルの会長兼社長に就任した3年後、すなわち昭和27年(1952年)に甲子園ホテルの社長となったという点です。

甲子園会館にある資料では、株式会社甲子園ホテルは、昭和5年(1930年)2月12日に設立し、株主総会の決議により昭和19年(1944年)6月28日に解散とあります。

そこで、著者の稲葉氏にエビデンスについてお尋ねしたところ、直ちに「山本爲三郎翁傳」からと明解にお返事をいただきました。「山本爲三郎翁傳」というのは、山本爲三郎翁傳編纂委員会が編纂し、昭和45年(1970年)4月24日に朝日麦酒株式会社により発行されたものです。同書に、爲三郎が生前関係されていた諸会社・諸団体名が羅列されていますが、そこには甲子園ホテルの名前は見当たりません。しかし、「山本為三郎翁年譜」の表を見ると、確かに昭和27年2月28日、「㈱甲子園ホテル取締役社長に就任。」と明記されていました。

甲子園会館にある資料と「山本爲三郎翁傳」との整合性は確認できていません。しかし、山本爲三郎翁が甲子園ホテルの取締役社長に就任していたとすれば、甲子園ホテルに刻まれた最後のビッグネームとなるでしょう。

2021.04.06

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甲子園会館の春2021 その4 サクラが満開です
建築スタジオ屋上より甲子園会館を望む 4月1日
建築スタジオ屋上より甲子園会館を望む 4月1日
西ホール南西部を背景に 4月1日
西ホール南西部を背景に 4月1日

甲子園会館のいたる所でサクラが満開となりました。
今回は、サクラの映像を中心にお届けします。

サクラの花に一匹の蝶が止まっていました。「緋縅」(緋色の鎧)からその名をつけられ、花にはほとんど集まらないといわれるヒオドシチョウです。蜜を吸っていたのでしょうか。それとも、その名にふさわしく、戦国時代の武将のように風流を楽しんでいたのでしょうか。羽が少し傷んでいます。成虫で冬を越したのでしょう。

例年ソメイヨシノに遅れて花をつけるシダレザクラも咲き始めました。

南庭園より甲子園会館西ウィングを望む 4月1日
南庭園より甲子園会館西ウィングを望む 4月1日
南庭園より甲子園会館を望む 4月1日
南庭園より甲子園会館を望む 4月1日
南庭園池越しに見た甲子園会館 4月1日
南庭園池越しに見た甲子園会館 4月1日
西ホールから南庭園を眺める 4月1日
西ホールから南庭園を眺める 4月1日
サクラの花に羽を休めるヒオドシチョウ 3月26日
サクラの花に羽を休めるヒオドシチョウ 3月26日
咲き始めた南庭園のシダレザクラ 4月1日
咲き始めた南庭園のシダレザクラ 4月1日
甲子園会館北側では、ベニバナトキワマンサク(紅花常磐満作)、ユキヤナギ(雪柳)、サクラが重なって咲いています 3月26日
甲子園会館北側では、ベニバナトキワマンサク(紅花常磐満作)、ユキヤナギ(雪柳)、
サクラが重なって咲いています 3月26日
西ウィングを北側より望む 4月1日
西ウィングを北側より望む 4月1日
北側より見た甲子園会館 4月1日
北側より見た甲子園会館 4月1日

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2021.04.02

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喫茶付見学のご案内
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~甲子園ホテル想い出の味はいかがですか~

ホテル時代の想い出の味を皆様にと、当時のケーキを見学後に召し上がっていただく、喫茶付見学会を行っています。
シンプルで上品な味はどこか懐かしいと、とても評判です。たくさんの緑に囲まれ、いつもとはひとあじ違うティータイムをお過ごしください。
● 毎月1回の実施を予定しています。見学カレンダーでご確認ください。
● 約90分間の館内見学後、食堂にて喫茶していただきます。
● 個人、団体どちらも申込可能です。
● 飲み物とケーキ代として800円を頂戴します。

 

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鳴松会会員の皆様へ(同窓会利用のお知らせ)

甲子園会館では、鳴松会会員同窓会のご利用の場合に限り、施設使用料は無料です。
会館での同窓会をご希望の方は、鳴松会館までご連絡ください。詳しいご説明をさせていただきます。
当館利用に際しましては、駐車場は準備しておりませんので、交通機関は必ず、公共の交通機関のご利用をお願いします。
なお、冷暖房費については、別途頂戴いたします。

■鳴松会館 TEL.(0798)45-3538(直通)

 

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甲子園会館情報収集について

甲子園会館では、当館に関する情報を集めています。ホテル当時やその他会館に関する写真や資料をお持ちの方、また、お話を聞かせていただける方がいらっしゃいましたら、甲子園会館庶務課 TEL.(0798)67-0079(直通)までご連絡ください。

 

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過去の記事は下記のプルダウンより、年度別でご紹介しております。