メンバー紹介

松山 聖央
MATSUYAMA Mao
研究・専門領域
  • 環境美学
  • ドイツの美学思想
  • 自然と人工
  • 道具と技術
  • アートマネジメント

所属

武庫川女子大学 生活美学研究所
美学会
北海道芸術学会

経歴・活動実績

北海道大学大学院文学研究科修士課程修了(2008年)、博士課程中退(2011年)。北海道立近代美術館学芸員を経て、2020年より現職。
近現代ドイツの美学思想研究を基盤として、人工物や人工的な環境を主題化するための環境美学の構築を目指しています。古典的な美学においては、自然や芸術が中心的なテーマとされてきましたが、私たちの実際の生活環境は人工物にあふれています。それらを人間と対峙し、感性的・倫理的関係をとり結ぶ他者として存在論的にとらえなおすという理論的な作業と、その理論に基づき、実際に環境に働きかけ、新しい環境をつくる実践的な行為を両輪としながら、研究を進めています。また、美術館での学芸員の経験を活かし、キュレーション活動も継続しています。

HP

https://researchmap.jp/maou

著書、論文、その他の活動

論文:
  • 「マルティン・ゼールにおける「美的承認」概念の美学的射程」、『美学』第257号、美学会編、2020年12月、1-12頁
    ※書誌情報 https://ci.nii.ac.jp/naid/40022473150
活動:
  • 『北村清彦教授退職記念論集 アートと、そのあわいで』、北海道大学芸術学研究室編、中西出版、2021年
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784891153960
  • 展覧会企画協力「Finders Calendars:Saho Min Solo Exhibition」、2021年1月9日~17日、@ギャラリー創(札幌)
  • 展覧会企画(副担当)「北海道151年のヴンダーカンマー」展、2020年1月25日~3月15日、@北海道立近代美術館(札幌)