甲子プロジェクト

甲子プロジェクト連続講演会『鳴尾の水資源と暮らし』⑤を開催いたしました

2024/01/16

『鳴尾の水資源と暮らし』*をテーマに連続講演会を開催いたしました。

私たちは、水道の栓を回せば飲料水が出てきて当たり前という生活をしています。大きな災害が起こって初めてそれが当たり前ではないことに気が付きます。

そんな今では想像もつかないことかもしれませんが、武庫川女子大学がある旧鳴尾村は、かつて毎年、水害と旱魃に悩まされ続けていました。当時の人たちはどのようにそれに対処して生活していたのでしょうか。そして、いつからこのような便利な暮らしになったのでしょうか。また、現在、どこから、どのように安全・安心な水を得ているのでしょうか。さらに、西宮の豊かな水資源をどうやって次世代に渡していけばよいのでしょうか。

今年度は、連続5回講演会を企画いたしました。学生の皆様をはじめ地域の方々とご一緒に、是非、身近な水資源について考えてみたいと思います。

*採択研究課題「聖地研究 甲子園―聖地の生成と象徴性再生産プロセスに対する住民評価の研究」(19K12597 基盤研究(C))の一環として甲子園筋の水路にまつわる郷土史の背景を、武庫川から大阪湾まで生活美学的視点から深めます。

 

第5回「これからの瀬戸内海への提言、港(海)とまちの融合を考える」

 

◇日時:2024年1月16日(火)10:00開始

◆会場:武庫川女子大学 中央キャンパス 南館S-57 (西宮市池開町6-46)

◇講師:信時正人

◆コーディネーター:黒田智子(武庫川女子大学生活美学研究所研究員、同生活環境学部教授)

◇聴講無料・事前申込制

 

◆講演概要

戦後の日本の都市つくり、地域つくりは海や川に背を向けて行われてきた。そのために、住民の意識には海の近くに住んでいるという事の認識が非常に低い。環境面、観光面、或いは、産業面でも今後、海の存在は非常に大きくなってくるものと考える。山から川、里、そして海、というつながりを意識しながらの、地域づくりを考えていくきっかけを提供したい

 

◇講師略歴

和歌山市出身、東京大学都市工学科卒。                

ヨコハマSDGsデザインセンターセンター長、(株)エックス都市研究所理事

大学卒業後、三菱商事株式会社を経て、(財)2005年日本国際博覧会協会(政府出展事業企画・催事室長)、東京大学大学院特任教授、横浜市入庁(都市経営局理事、温暖化対策統括本部長等(横浜スマートシティプロジェクト等推進)。

和歌山市特別顧問、東京大学まちづくり大学院非常勤講師、神戸大学客員教授、宝塚医療大学学長補佐、元東京ガス非常勤監査役、(一社)UDCイニシアチブ理事、他

 

お問い合わせ先

武庫川女子大学生活美学研究所

TEL: 0798-67-1291(受付時間:祝日を除く月~金 10:00-16:00)

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