小研究会

もてなし研究会「地域日本語教室と子どもの居場所-多文化共生のまちづくりへー」を開催いたしました。

2021/03/06

今年度のもてなし研究会は、講師に金光敏(Minamiこども教室 代表)、久保美和(多文化センター まんまるあかし 理事長)をお迎えし、三宅正弘研究員(武庫川女子大学生活環境学科准教授)とともに、オンラインにてご講演とディスカッションを行っていただきました。
たくさんのご参加を誠にありがとうございました。

もてなし研究会
「地域日本語教室と子どもの居場所―多文化共生のまちづくりへ―」

日時 2021年3月6日(土) 18:30〜20:30 (受付開始18:15)

要旨

外国人の増えるなか、全国各地で「地域日本語教室」が開催されています。近年の課題として、教える(場所)ということではなく、むしろ同じ地域住民として会話を通して一緒に学ぶ相互学習という視点や、地域との連携が挙げられています。日本語学校などの教育機関との明確な違いが、目標とされるようになってきました。では、このような大人向け教室の一方で、子ども向けの教室はどうなっているのでしょうか。外国からの子ども達が、日本の子ども達へ、多様なアイディアや考え方を伝え、共にグローバルな視野を学び合う場所としても期待しています。家庭や学校とは一線を画した「居場所」としての役割もあります。したがって多様な市民との創造的な連携によって子どもたちの主体性や創造力を活かしていくような創意工夫が凝らされています。地域社会での子どもたちの活躍が楽しみです。さらに「教室」の活動を通じて集う市民の学びの場となっていくことでしょう。このたび兵庫県や大阪府での事例をもとに、そうした「居場所」について議論したいと思います。大阪の「Minamiこども教室 」代表・金光敏先生(特活 コリアNGOセンター事務局長)、明石の「まんまるあかし」理事長の久保美和先生にご講演をいただき、コーディネーターとして本研究所の三宅正弘が、学生たちと参加する教室「こくさいひろば芦屋」の話題提供とともに、子どもたちの居場所について未来を語り合いたいと思います。(本講演会に関連し、研究所では12月に、シンポジウム「多文化共生の場の多様性―多文化共生を再考する―」(https://www.mukogawa-u.ac.jp/~seibiken/study_group/symposium/20201208.html)を開催しました。近日YouTubeで公開開始します。)

講師

金光敏(Minamiこども教室 代表)

久保美和(多文化センター まんまるあかし 理事長)

話題提供

こくさいひろば芦屋

報告兼コーディネーター

三宅正弘(武庫川女子大学 生活美学研究所研究員)

聴講方法

  • 本研究会はオンライン会議システムZoomを用いて開催します。
  • 上記リンクより専用の申込フォームにアクセスし、必要事項を入力・送信してください。自動返信メールにて、当日参加用URLのURLが案内されます。

※zoomの設定上、自動返信メールは敬称略となりますことをご了承ください。

専用フォーム(https://zoom.us/meeting/register/tJcpd-6rqzwqGNJSEnR3Qrzk22UmXSkg4usP)からお申し込みください。

お問い合わせ先

武庫川女子大学生活美学研究所
TEL:798-67-1291(受付時間:祝日を除く月~金 10:00-16:00)
MAIL:seibiken@mukogawa-u.ac.jp