秋季シンポジウム

2021年度 第31回シンポジウム開催のお知らせ

2021/12/07

武庫川女子大学生活美学研究所 第31回秋季シンポジウム

危機における暮らしと情報:緊急時における情報の「顔」を生活者の視点から考える」

 

【テーマ】

災害時等の危機において、情報の「顔」は刻々と変化し、生活者が求める内容も多様化しています。とりわけ東日本大震災以降、日本では危機を前提とした情報管理への取り組みが急務とされてきました。どのような災害が起きても、業務を継続させ、人々の暮らしを支えるという社会的責任を果たすことができる組織であるための準備が、政府や地方自治体、企業、大学等に求められているのです。

本シンポジウムでは、報道する側とされる側、そして受け止める社会の3つの視点から危機における情報について考えます。各分野から第一線の講師を招き、日本の危機広報と災害報道の現場をめぐって、議論と考察を深める機会となりますので、みなさまぜひご参加ください。

 

 

【日 時】

2022年1月14日(金) 14:00~18:00(受付開始13:30)

 

【形 式】

対面、およびオンライン会議システムzoomを用いたウェビナーのハイブリッド形式

 

【聴講方法】

◆聴講をご希望の方は、下記専用フォームにアクセスし、必要事項をご記入・ご送信ください

(締切:2022年1月6日(木)、定員100名)。

https://forms.gle/4aUmTQa6jME5YMmZ9

※申込多数の場合は抽選のうえ、ご記入いただいたメールアドレス宛に1月7日(金)に結果をお送りします。

※上記フォームの使用が難しいのみ、お問い合わせ先に電話またはメールにてご連絡ください。

 

【講師】

長瀬貫窿氏(DRIジャパン理事長 元日本IBM理事)

1962年に日本IBMに入社、海外在住を経験。コンピュータのHW/SW保守事業を行う。理事退職後2004年頃に米国DRIとBCP事業の関係を築く。2010年にDRIジャパンを構築。BCPの研修・認証を行う

事業継続計画(BCP)の一環として、災害(自然災害、人災)発生時に、いかに的確にスポークスパースンにより組織内・外の利害関係者に情報を提供できるようにするか広報ポリシーを含め対策本部、危機広報管理体制の構築に関する基本を述べます。そこで必要になるのは、その組織の立地条件によるリスク評価の情報が基本となる点も含めます。実際に阪神淡路大震災で経験した、危機時における情報の収集、対応の大切さも含めます。

 

近藤誠司氏(関西大学准教授 元NHKディレクター)

京都大学法学部卒。NHKで主に災害報道に携わる。2014年度から関西大学社会安全学部に移る。日本災害情報学会理事、日本災害復興学会理事。ジャパンレジリエンスアワード金賞(教育機関部門)2年度連続受賞。

災害情報は、人々の命を守り、救い、支えるためにあります。しかし、そこにただ「ある」だけでは役に立ちません。たがいの「顔」や「こころ」がつながるような情報の基盤がなければ、力を発揮することはないでしょう。ところで、SNSが発達した今、情報の基盤は、かえって揺らぎ始めているように見えます。どのようにすれば我々は「生きた情報」を手にすることができるのか、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

 

【指定発言者】

谷口博章氏 (西宮市長室長)

山本和男氏 (西宮市総務局 危機管理室長)

 

 

~スケジュール~

14:00 開会 開会挨拶 森田雅子(生活美学研究所長)

14:10 講演1 長瀬貫窿氏「危機広報:危機管理の視点からの情報管理と情報発信」

15:15 講演2 近藤誠司氏「メディアと災害情報:巨大災害に立ち向かうために」

16:15 休憩

16:30-17:00 総合討論

【指定発言】

「災害・緊急時における情報管理と情報発信:自治体の現場の視点から」

  谷口博章氏 (西宮市長室長)

  山本和男氏 (西宮市総務局 危機管理室長)

【全体討論】17:05-17:50

18:00 閉会

コーディネーター・総合司会:大森いさみ(生活美学研究所研究員)

 

 

【お問い合わせ先】

武庫川女子大学生活美学研究所

〒663-8121 兵庫県西宮市戸崎町1-13 

TEL: 0798-67-1291 FAX: 0798-67-1503(受付時間:月~金 10:00~16:00)

E-mail: seibiken@mukogawa-u.ac.jp