武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第12回
 「彦根城、玄宮園、長浜の町並み」見学 
平成22年7月17日(土)9:00〜18:40 
担当:大谷教授、田中講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
彦根城天守の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
彦根城天守 内部の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
玄宮園の散策 水面に映る天守
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
長浜黒壁一號館の見学
 日本建築史の講義と関連し、彦根城を見学しました。
 彦根城の天守は3重3階。外観には千鳥破風と唐破風が多用され、花頭窓が付いています。彦根城の見どころのひとつには、天守の曲輪へと上るアプローチがあります。城郭は防備を追求した質実な構築物ですが、自然の利を生かした石垣は、地形の美しさをかえって際立たせているようです。思い思いの場所でスケッチを行いました。 彦根城天守を後にすると、ふもとにある玄宮園を訪れました。玄宮園は大名庭園らしく広くのびやかな印象でした。水面に天守を映じる池畔の景はとても面白味があるものです。
 彦根を発つと、長浜を訪れました。長浜では黒壁スクエアとよばれる、伝統的な町並みを生かしたまちづくりがなされています。旧第百三十銀行の建築は「黒壁ガラス館」として利用され、たいへん賑わっていました。自由に町を散策し、建築物の保存や、まちづくりの問題について考えました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第11回
 「京都の藪内家お茶の会と庭園見学・JR京都駅、西本願寺見学」 
平成22年7月10日(土)10:10〜17:00 
担当:榊原教授、杉浦講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
玄宮園の散策 水面に映る天守
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
玄関部分の外観をスケッチ 4階食堂の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
長浜黒壁一號館の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
長浜黒壁一號館の見学
 茶道流派の一つ薮内流の家元藪内家を訪問してお茶会を体験させていただきました。トルコからの留学生8名も一緒に参加しました。6月に本校の庭園内にある茶室でお茶の作法を学びましたが、本格的なお茶会に参加するのは初めてという学生も多く、緊張な面持ちでのぞみました。お茶会中は作法についてとても丁寧なご指導をいただき、貴重な経験を積むことができました。また庭園内にある茶室「燕庵」も見学させていただき、伝統的な日本の文化を肌で知ることができました。
 また、JR京都駅も見学しました。京都駅は日本を代表する建築家である原広司さんの設計です。市民の広場ともなっている大階段を中心に大きな空間が広がり、その迫力に圧倒的です。アトリウム、大階段、空中経路、屋上広場を教員の引率で全員で見学した後、各自でスケッチに取り組みました。
 その後、西本願寺に移動し、参拝志納部の村上龍城課長の案内で詳しい説明をいただきながら、対面所、白書院、北能舞台、飛雲閣を見学しました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第10回
 「産寧坂、清水寺、上賀茂神社、社家町」見学 
平成22年7月3日(土)9:00〜17:00 
担当:大谷教授 
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
産寧坂見学の様子
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
清水寺見学の様子
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
社家 西村家 大谷教授による書院座敷の説明
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
社家 西村家 庭園をスケッチ
 知恩院三門前から八坂神社、石塀小路、産寧坂を経由して清水寺までを歩いて見学しました。雨のため人通りも少なく、虫籠造り町家、本二階建町家などが並ぶ落ち着いた伝建地区の町並み、雰囲気を体感し、清水寺では照り反りの美しい屋根、懸造の本堂を内外から見学しました。
 上賀茂ではまず、社家 西村家を見学しました。数奇屋風の書院座敷とその前に開かれた、遣水が引き込まれている、石と緑の美しい庭園をゆっくりとスケッチをしました。その後、上賀茂神社に参拝し、古代の住宅風の社殿が並ぶ境内を体験しました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第8回
 「竹中大工道具館、
  神戸メリケンパークオリエンタルホテル アクアホール」見学 
平成22年6月19日(土)9:40〜14:00 
担当:大井准教授 
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
竹中大工道具館見学の様子
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
神戸メリケンパークオリエンタルホテル アクアホール見学の様子
 竹中大工道具館では、故 西岡常一が修理を手がけた法隆寺と薬師寺のビデオ視聴後、館内を見学しました。古代の石斧から現代名匠の大工道具まで展示されています。建築を勉強している学生の見学ということで、丁寧に説明していただきました。入学して2ヵ月半の1年生にとっては授業で習っていないことが圧倒的に多く、お話のひとつひとつに驚いたり感心したりしながら熱心にメモを取っていました。
 神戸オリエンタルホテルのアクアホールは海に程近いロケーションに建つ、ガラスによるダブルスキンの結婚式場です。見学では、室内に入った瞬間に学生たちから、その美しさに歓声とため息が入り混じった声が聞かれました。設計担当の國本氏(竹中工務店設計部)から建物の概要を説明していただきました。特に曇りガラスの空間が瞬時に透明ガラスになった様子には全員が驚きました。学生たちからは「設計をする上で最も楽しいときはいつですか」「瞬間透光ガラスはどのような原理で透明になったり曇ったりするのですか」など見学時間が終わるまで國本氏に多くの質問がでました。 両見学場所を通して伝統技術と最新技術への知識を深めることができたフィールドワークでした。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第7回
 「ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)」見学 
平成22年6月12日(土)10:00〜12:00 
担当:天畠 講師 説明:山元勝彦氏(ヨドコウ迎賓館 館長)
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
2階応接室の見学 天畠講師の解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
3階和室の見学 山元館長の解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
玄関部分の外観をスケッチ 4階食堂の見学
 20世紀の三大建築家の1人に数えられる、フランク・ロイド・ライト設計の旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)を訪れました。旧山邑邸はフランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテル建築のために来日していた際、灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸として設計され、1924年に竣工。日本で建築されたフランク・ロイド・ライト設計の住宅の中で、建築当初の姿をそのまま保っているただ一つの作品です。 3階和室では、山邑邸の来歴、保存修復工事について山元館長より解説をしていただきました。2階応接室では、山邑邸の設計時期、ライトの作品の中での位置づけ、帝国ホテルや甲子園会館との関連、山邑邸の空間の特徴や2階和室の構造上の工夫などについて天畠講師より説明がありました。その後、自由に館内を見学し、スケッチをしました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第6回
 「京町家、旧有栖川宮邸ほか」見学 
平成22年6月5日(土)10:00〜16:30 
担当:鈴木講師
説明:木村忠紀先生(木村工務店代表取締役)、荒木正亘先生(アラキ工務店会長)、
小野敏明 様(アラキ工務店)、笹岡隆甫先生(未生流笹岡次期家元)、
小林敬三 様(学校法人平安女学院 常務理事 事務局長)
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
京町家新築現場 見学の様子
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
荒木先生による京町家改修の説明(外部) 小野様による京町家改修の説明(内部)
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
笹岡先生によるいけばなの説明(旧有栖川宮邸)
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
平安女学院明治館見学の様子 学生のスケッチ(上:京町家新築現場、下:いけばな)
 京町家の新築現場、改修完成事例、旧有栖川宮邸、平安女学院明治館を見学しました。 まず、伝統的な木造軸組工法による京町家の新築工事現場を見学しました。かつての京町家は、筋交いで軸組を固めたり、仕口を金物で固めたりせず、木材の構造的特性を最大限に活用した伝統軸組構法によって建てられていました。この建物は、現在の建築基準法のもとでこの構法を実現し、新築されている初めての京町家です。木村工務店代表取締役木村忠紀様から、この建物の概要と、現在の状況について説明があったのち、各自内外を見学、スケッチしました。
次に、築85年の京町家の改修完成事例を見学しました。アラキ工務店会長の荒木正亘先生、および小野敏明様から、老朽化した構造体の矯正、外壁の補修、室内の修復、および現代の生活様式に対応した改修などについて、説明を受けながら見学、スケッチしました。
最後に平安女学院に移動し、旧有栖川宮邸(有栖館)および明治館を見学しました。旧有栖川宮邸では、非常勤講師の未生流笹岡次期家元 笹岡隆甫先生から、旧有栖川宮邸の概要、および、明日行われる未生流笹岡ガーデンパーティのために準備されたいけばなについて説明を受けた後、各自建物やいけばなをスケッチしました。6月下旬の演習では、笹岡先生の指導のもとで、実際にいけばなに挑戦します。明治館では、平安女学院の常務理事・事務局長である小林敬三様から、平安女学院の歴史と、明治館の概要について説明があったのち、各自館内、館外を見学、スケッチしました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第1回
 「博物館明治村 帝国ホテル中央玄関ほか」見学 
平成22年4月10日(土)9:00〜18:45 担当:鈴木講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
旧帝国ホテル中央玄関外観 明治村建築部長 西尾氏による解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
西尾氏による装飾の解説 学生のスケッチの様子
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
菊の世酒造 見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
学生のスケッチ
 新入生の初めてのフィールドワークとして、今年は建築学科の学舎である甲子園会館との関連の深い、フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル中央玄関を見学するため、桜が満開の博物館明治村を訪れました。
 皇居を正面にして建てられた旧帝国ホテルは総面積34,000平米余の大建築でしたが、1967年に解体され、明治村に中央玄関部分だけが移築・保存されています。中心軸上に玄関、大食堂、劇場などの公共部分が列ねられ、左右に客室棟が配されていました。中央玄関では、軒や手摺の白い大谷石の帯が水平線を強調し、またその帯が奥へ幾段にも重なって、内部空間の複雑さを予想させます。大谷石には幾何学模様の彫刻を施し、レンガには櫛目を入れて、柔らかで華麗な外観を現出しています。  中央玄関の復元に携わった明治村建築部長の西尾雅敏氏に、非常にわかりやすく解説をいただきながら、その特徴的な空間構成を実際に歩きながら、スケッチしながら体験し理解を深めました。 その他の木造建築の見学では、木造の基本的な構造や小屋組について実際に見てスケッチすることで理解を深めました。
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