武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 大学院 建築学専攻 トルコ・バフチェシヒル大学における海外実習 

ICSA (Inter Cultural Studies of Architecture) in Istanbul
2014

2014年10月10日(木)〜10月25日(土)

 2013年4月26日(金)に、建築学科・建築学専攻修士課程(6年)は日本で初めて建築系学士修士課程プログラムとして日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けました。これにより建築学科・建築学専攻修士課程(6年)の教育は、国際的な建築教育基準であるUNESCO-UIA建築教育憲章に対応するプログラムとして正式に認められました。そこでは地域固有の、そして世界の多様な生活や文化などに深い洞察のある人格を養い、グローバルで国際的な活躍ができる建築家を育成します。この教育目標の一環として、2008年12月に締結したトルコ・バフチェシヒル大学との間の一般交流協定に基づき、2010年度から、建築学専攻修士課程の大学院生と教員が約半月間先方を訪れ、授業の一環として保存修復関連の実務訓練を行う海外実習を開始しました。
 今年度も、2014年10月9日(木)から10月25日(土)の17日間、修士1年生13名が建築設計実務I、建築保存修復インターンシップの授業の一環として同様の実習を行います。

 引率教員:杉浦准教授、本郷助手

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■スケジュール
 
トルコ海外実習 16, 17日目
「国立考古学博物館、バフチェシヒル大学学長との会食、スケッチ展、帰国」
新着
2014年10月24日(金)、25日(土)
 
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国立考古学博物館 ムラト先生から博物館の来歴などについて説明を受ける
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国立考古学博物館 見学の様子
 
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装飾タイル博物館 見学の様子
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バフチェシヒル大学のレストランでシェナイ学長、エリフ副学長、セマ学部長と昼食
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スケッチ展 会場設営の様子
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スケッチ展 教員が英語で武庫川女子大学建築学科・大学院建築学専攻の教育およびICSAプログラムの概要を説明。その後、学生が英語で今回の実習内容の紹介と感想を発表
 
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スケッチ展 発表後に参加者全員で記念撮影
 
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スケッチ展 スライドを使った発表の後は自由に展示を見て回りながら歓談
 
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大型ショッピングセンターのイベントホールで開催中の科学技術に関する展示会(バフチェシヒル大学とドイツの企業が共同主催)を見学
 
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2週間お世話になったバスの運転手さんに教員と学生がお礼を述べ手土産を渡した後、皆で記念撮影
 
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ムラト先生とシネム先生から全員にプレゼントをいただく
 
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本実習の準備段階から最後まで大変お世話になったムラト先生とシネム先生に学生がお礼を述べ手土産を渡す。本当にありがとうございました。
 
 24日の午前中にイスタンブールの国立考古学博物館および装飾タイル博物館を見学しました。その後、バフチェシヒル大学のレストランでシェナイ学長、エリフ副学長、セマ学部長と昼食をとりました。シェナイ学長からは「今回の2週間の経験だけで満足しないでください。この後も、トルコの教員や友人と連絡を取りあい、大学を卒業して働き始めてからも今回の出会いを大切してください。」と言葉をいただきました。  夕方にはICSA in Istanbul 2014の締めくくりであるスケッチ展を実施しました。シェナイ学長をはじめ多数の教員や学生にしていただきました。スケッチ展では、まず教員が英語で本学科・専攻の教育およびICSAプログラムの概要説明した後、学生が今回の実習内容の紹介と感想を英語で発表しました。発表の後は参加者が自由に展示を見て回りながら歓談。様々な方からご意見をいただきました。
 トルコでお世話になった教員や学生たちとしばし名残を惜しんだ後、イスタンブール・アタチュルク国際空港に向かいました。途中、大型ショッピングセンターで開催中の科学技術に関連する展示会(バフチェシヒル大学とドイツの企業が共同主催)を見学。その後、帰国の途につきました。
 約11時間のフライトを経て、25日の夕刻に皆元気に関西国際空港に到着。17日間を通して天気にも恵まれとても充実した海外実習を終えました。
 
トルコ海外実習 15日目
「スケッチ展の準備、コーラ修道院見学、ボスポラスツアー」
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2014年10月23日(木)
 
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バフチェシヒル大学の製図室でスケッチ展の準備
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バフチェシヒル大学の製図室でスケッチ展の準備
 
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コーラ修道院 見事なモザイク画やフレスコ画を見入る
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コーラ修道院 見事なモザイク画やフレスコ画を見入る
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ボスポラスツアー 海岸沿いの伝統的な木造住宅や宮殿、丘の斜面の住宅群などを眺める
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ボスポラスツアー 写真左側がヨーロッパ、右側がアジア
 
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ボスポラスツアー 雲間から陽が差し込む厳かな風景
 
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バフチェシヒル大学の国際交流担当の方と面会
 
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バフチェシヒル大学のテラスで休憩
 
 本日は昼までバフチェシヒル大学の製図室で、スケッチ展の準備をしました。昼食後、コーラ修道院を訪れ、見事なモザイク画やフレスコ画を見学しました。その後ボスポラスツアーに参加。緑豊かな丘陵と海岸沿いの伝統的な木造住宅や宮殿、丘の斜面の住宅群などが織りなす、イスタンブールならではの風景を堪能しました。再びバフチェシヒル大学に戻り、国際交流の担当者と面会し、バフチェシヒル大学の海外キャンパス、ベルリンとワシントンD.C.の系列大学について説明をいただきました。本実習もいよいよ残り1日となりました。明日は本実習の集大成、スケッチ展が開催されます。
 
トルコ海外実習 14日目
「ユスキュダルにおける保存修復実習 」
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2014年10月22日(水)
 
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シェムシ・アフメト・パシャ・ジャーミィ 見学の様子。ユスキュダル桟橋の近くにあるボスポラス海峡に面する小さなモスク。
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ユルドゥズ区役所で建築関連責任者であるCengizさんに挨拶。
 
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コンベンションセンターの庭で区長と面会、記念撮影。中央の赤いネクタイの方がユスキュダル区長のHilmi Turkmen氏。
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ユスキュダル区長から全員に、ユスキュダルのシンボルでもあるクズ・クレシ[乙女の塔]をデザインしたネックレスをいただきました。
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KUDEBユスキュダルの修復事例(1) 築100年の木造モスク、ABDULLAH AGA CAMIIを見学。1階部分は石、2階と屋根は木造のドームのないモスク。海辺のため地盤が緩く、古い建物をジャッキアップして杭工事をしたとのこと。
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KUDEBユスキュダルの修復事例(1)  ABDULLAH AGA CAMII内観。2階は女性のための祈りの場でトルコの伝統的な格子で囲われている。
 
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KUDEBユスキュダルの修復事例(2) 18世紀に建てられたモスク、HAMID IEVVEL CAMIIを見学。劣化した仕上げ部分のクリーニングや補修し、深い庇の下にある半屋外の祈りの場を利用者の要望によりガラスで囲ったとのこと。
 
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KUDEBユスキュダルの修復事例(3)  HAMID IEVVEL CAMII内観。内部の窓まわりにはバロックのデザインが施されている。
 
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2008年にKUDEBが設立する以前に別の組織により改修された築200年のパシャの別荘。夏用の別荘で、窓が多く、風通しが良いのが特徴とのこと。現在はレストランになっている。
 
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上記の200年のパシャの別荘を改修したレストランで昼食をいただきました。
 
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現代の建築家が設計した新しいモスク、SAKIRIN CAMIIを見学。RCシェル構造、2009年5月竣工。
 
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SAKIRIN CAMIIガラス面が多用された内観。内装は建築設計者とは別のデザイナーによる。
 
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KUDEBユスキュダルの修復事例(3) ドルマバフチェ宮殿と同じ設計者によって建てられたブルハン・フェレッキの邸宅を見学。トルコの伝統的な住居形式。
 
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KUDEBユスキュダルの修復事例(3) ブルハン・フェレッキの邸宅外観。 1階は石、2〜4階は木造。
 
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案内いただいた女性職員に学生がお礼を述べ、手土産を渡す。
 
 本日はユスキュダルで保存修復実習を実施しました。ユスキュダルはアジア側に位置し、古い建物が多く残っていることで有名な区です。ユスキュダル区役所のご協力を得て、KUDEBユスキュダルが手がけた保存修復事例として、約100年前の木造モスク、18世紀に作られたモスク、ドルマバフチェ宮殿と同じ設計者によって建てられた邸宅などを見学しました。今回のユスキュダルにおける見学とKUDEBイスタンブールの工房見学(10/14実施)、ユルドゥズ宮殿およびドルマバフチェ宮殿の保存修復工房の見学(10/14,15実施)を通して、住宅、モスク、宮殿にわたる広範囲な、そして組織的な保存修復のとりくみを実地に学ぶことができました。  また、保存修復事例の見学に先立ち、ユスキュダル区長にも面会し、ユスキュダルのシンボルでもあるクズ・クレシ(乙女の塔)をデザインしたネックレスをいただきました。
 ユスキュダル区内にある、現代の建築家が設計した新しいモスクも見学しました。そのデザインについて賛否両論あるそうです。現在の建築家が今後のモスク建築のあり方を模索している実情を垣間みることができました。
 
トルコ海外実習 13日目
「イスタンブール:エユップ、エミノニュ、ガラタ」見学 」
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2014年10月21日(火)
 
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ベシクタシュの桟橋からユスキュダルを経由してエユップへ船で向かう。金角湾の船上からイスタンブールの街並みを望む。
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ユスキュダルで乗り継ぐ船を待つ間、建築家シナンが手がけたミフリマ・スルタン・ジャーミィを見学。
 
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ミフリマ・スルタン・ジャーミィと併設された病院を見学。現在も病院として使われている。ロビーはモスクの中庭のように回廊になっており、中央には植物に囲まれて泉がある。
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イスラム教徒の聖地であるエユップ・スルタン・ジャーミィ 見学の様子
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エユップ・スルタン・ジャーミィ内観
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ピエール・ロティの展望台で記念撮影
 
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ピエール・ロティの展望台より金角湾の両岸に広がるイスタンブールの街を俯瞰する。
 
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ピエール・ロティのカフェから見える風景をスケッチ
 
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リュステム・パシャ・ジャーミィ内観 イズニックタイルが美しい。
 
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エジプシャン・バザール 見学の様子
 
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イェニ・ジャーミィ 見学の様子
 
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イェニ・ジャーミィ内観
 
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イェニ・ジャーミィではベイザさん(ICSA in Japan 2014に参加)が10/13につづき同行してくれました。分かれる前にベイザさんから全員にプレゼントをいただきました。
 
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ガラタ塔へ向かう途上、金角湾に架かるガラタ橋について説明を受ける。
 
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ガラタ塔へ向かう途上、世界一短い地下鉄テュネルにのる
 
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ガラタ塔 ムラト先生から説明を受ける。
 
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ガラタ塔に登り、黄昏のイスタンブールの街を望む。
 
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ガラタ塔からの夜景 本日見学したイェニ・ジャーミィやガラタ橋が見える。
 
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イスタンブールの繁華街の一つであるイスティクラル通りを見学する
 
 イスタンブールのエユップ、エミノニュ、ガラタを見学しました。まずベシクタシュの桟橋 からユスキュダルを経由してエユップへ船で向かいます。ユスキュダルで乗り継ぐ船を待つ間、建築家シナンが手がけたミフリマ・スルタン・ジャーミィを見学およびその附属病院を見学。エユップに到着後、イスラム教徒の聖地であるエユップ・スルタン・ジャーミィを見学しました。その後ロープウェイで移動し、金角湾の絶景で有名なピエール・ロティを訪れ、カフェから見えるイスタンブールの街をスケッチしました。エミノニュでは、イズニックタイルが美しいリュステム・パシャ・ジャーミィ、エジプシャン・バザール、ガラタ橋のたもとにあるイェニ・ジャーミィを見学。イェニ・ジャーミィではICSA in Japan 2014に参加したベイザさんが10/13につづきが同行してくれました。イェニ・ジャーミィからガラタ塔へ向かう途上、ロンドンに続き世界で2番目に古く、世界で最も短い地下鉄テュネルに乗りました。ガラタ塔をスケッチしたのち塔に登り、夕方から夜へと移り行くイスタンブールの美しい景色を堪能しました。最後にイスタンブールの繁華街の一つであるイスティクラル通りを見学しました。
 
トルコ海外実習 12日目
「イズニックタイルの制作体験、ソロズの歴史的木造住宅建築 見学 」
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2014年10月20日(月)
 
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イズニックタイルのアトリエ 1階のアトリエで、土作り、タイル成形、素焼き、下地造り、絵付け、施釉、本焼きなどの制作プロセスの概要などについて説明を受ける
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イズニックタイルのアトリエ 昔ながらの薪の窯について説明を受ける。普段は電気釜でタイルを焼くが、このアトリエでは現在でもこの窯を使うことがあるとのこと。薪の窯を焼いた方が表情豊かな発色になるそうです。
 
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イズニックタイルのアトリエ 2階のアトリエで絵付け作業の様子を見学。下絵のトレース方法、絵の具の材料、絵付け時の色と焼成後の色の違い、伝統的なイズニックタイルは耐久性や調湿性に優れ内外装材として優れていることなど説明をいただきました。
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イズニックタイルのアトリエ 絵付け体験。トレーシングペーパーに描いた下絵の線に沿って針で穴をあけ、それをタイルの上にあて上から炭粉をこすりつけ、タイルに下絵を転写する。
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イズニックタイルのアトリエ 絵付け体験。トレースした下絵を黒絵具でなぞる。線画が完成したら、コバルトブルーやトルコブルー、イズニックの赤などで着彩する。チャイをいただきながら楽しくそして集中して実習に取り組めました。
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完成した全員分のイズニックタイル。これから焼いていただきます。完成が楽しみです。
 
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イズニックタイルのアトリエ 講師の3姉妹を囲んで2階テラスで記念撮影
 
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イズニックタイルのアトリエ 緑と花に囲まれた庭で記念撮影
 
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イズニックタイルのアトリエ お世話になった講師の3姉妹に学生がトルコ語でお礼を述べ、手土産を贈呈
 
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2011年に修復が完了したアヤソフィア・ジャーミィ外観
 
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アヤソフィア・ジャーミィ内観 イズニックの有史以来、この場所は礼拝場として使われました。その後、4世紀にはその遺構の上に教会が築かれ、14世紀以降はモスクに転用されました。16世紀に火災に遭った後、建築家シナンにより修復・改築されましたが、ギリシア・トルコ戦争中の1920年にギリシア軍が破壊。2007年から修復工事が始まり、2011年に修復が完了し、現在はモスクとして使われています。
 
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ソロズで150年以上前に建てられたといわれる4階建ての大規模木造住宅建築を見学。下部は自然石の組石構造、上部は木造軸組のすき間に煉瓦を詰めて壁を構成するトルコの伝統的な構法であるが、これだけ大規模のものは非常に珍しい。
 
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丘の上からソロズの集落周辺を俯瞰する。イズニック湖の近くにはオリーブ畑が拡がり、湖畔からやや離れた丘の斜面に集落ができる。これがこの辺りの集落の立地のパターン。イズニック湖の向こう側の丘の斜面にも似たような場所に集落がいくつも見える。
 
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イズニックで泊まったホテル 外観
 
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イズニックで泊まったホテル 客室内観
 
 本日はイズニックタイルのアトリエ見学およびタイルの絵付け実習を行いました。オスマン帝国衰退に合わせてと途絶えていたイズニックタイルの技術を1985年頃に復活させようとする運動が起きました。その復活運動の先陣を切ったのが本日お世話になったiZNiK CiNi Esref & Seyhan EROGLUアトリエ。現在は3姉妹が主催しており、姉妹の両親がこのアトリエを創設し、イズニックタイルの復活に大きな貢献をしたとのことです。現在も伝統の手法を守ってタイルを制作しています。まず1階のアトリエで、土作りから本焼きまでの制作工程の概要などについて説明を受けました。続いて、2階のアトリエで絵付け作業の様子を見学。その後、アトリエで角タイルにチューリップや船の柄などの絵付けに挑戦しました。アットホームな雰囲気の中、学生たちはとても楽しく、そして集中して作業に取り組みました。
 昼食をはさんでつぎに、2011年に修復が完了したアヤソフィア・ジャーミィを見学。その後、イズニックからイスタンブールへの帰路につきました。道中でソロズという町を訪れ、150年以上前に建てられたという大規模な伝統的木造住宅を見学しました。建物をじっくり見学・スケッチした後、バスで高台に移動し、ソロズの集落周辺を俯瞰しました。
 
トルコ海外実習 11日目
「ジュマールクズク、ブルサ 」見学
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2014年10月19日(日)
 
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イスタンブールからブルサへ向かう フェリーのデッキでチャイを飲みながら景色を楽しむ
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ジュマールクズク ムラト先生よりジュマールクズクの名前の由来、歴史、住宅の特徴などについて説明を受ける
 
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ジュマールクズクでの昼食 バフチェシヒル大学のアリ副学長と奥様とともにテーブルを囲む
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ジュマールクズクでの昼食 トルコの伝統料理の一つであるギョズレメなどをいただく
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ジュマールクズク ムラト先生より2階張り出し部のジュンバの説明を受ける
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ジュマールクズク ムラト先生より壁の石積みの工法について説明を受ける
 
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ジュマールクズク 町並みをスケッチ
 
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ブルサ ウル・ジャーミィの入り口の前でムラト先生の解説を聞く。典型的なセルジューク様式のモスク
 
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ブルサ ウル・ジャーミィ内部をスケッチする。屋内中央に泉があり、水音が心地よく響く
 
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コザ・ハンの見学の様子 「ハン」とは当時のショッピングセンター。一時キャラバンサライ(隊商宿)としても使用された
 
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コザ・ハンの中庭にある小さなモスクを見学
 
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ブルサ イェシル・テュルベ外観。イェシル・テュルベとは「緑のお墓」という意味。メフメット1世とその家族が眠る廟
 
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イェシル・テュルベ内観
 
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ライトアップされたイェシル・ジャーミィ外観。イェシル・ジャーミィは「緑のジャーミィ」という意味。イェシル・テュルベはこのジャーミィの付属施設
 
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イェシル・ジャーミィ内観
 
 本日はオスマン帝国最初の首都であるブルサおよびその近郊の村ジュマールクズクを見学しました。いずれも2014年に登録された世界遺産です。バフチェシヒル大学のアリ副学長とその奥様も同行されました。はじめに、約700年の歴史を持つ伝統集落のジュマールクズクを見学しました。「ジュマール」とは金曜日に由来し、金曜日に周辺の村の人々がこの村のモスクに集まってくることからこのような名がつけられました。この集落は最近10年ほどの間に注目されるようになり、今では建物の保存修復も多く行われています。迷路のような石畳の街路を散策しながら、トルコの伝統住宅のデザインや構法の特徴について学びました。その後、ブルサの中心市街へ移動し、隊商宿のコザ・ハン、「大きい」という意味を持つウル・ジャーミィ、「緑のお墓」という意味を持ちメフメット1世が眠るイェシル・テュルベ、「緑のジャーミィ」という意味のイェシル・ジャーミィを見学しました。
 
トルコ海外実習 10日目
「ビュユック島の大規模木造建築 」見学
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2014年10月18日(土)
 
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カバタシュの港からビュユック島に向かう船に乗り込む
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船の中で、同行してくれたレイラさん(ICSA in Istanbul 2014に参加)と交流。
 
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船のデッキからアジア側やヨーロッパ側の陸の風景、プリンスィズ諸島の島々の町並みを眺める
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昼食にイスタンブール名物の鯖サンドをいただく
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昼食をいただいたレストランの前で店主を囲んで記念撮影
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ビュユック島は自動車が禁止されているため、馬車で丘の上まで移動する
 
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馬車で移動した後、さらに松林の中をしばらく登る。丘の頂上にグリーク・オルファネージがある
 
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グリーク・オルファネージ ムラト先生から説明を受ける
 
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グリーク・オルファネージ インターネットの地図でこの建物のロケーションを確認
 
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グリーク・オルファネージ 随所に取り入れられているトルコの伝統的な住宅のデザインを確認しながらスケッチを行う
 
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ビュユック島の街並みを見学しながら港へと戻る。遠くにマルマラ海とトルコ本土が見える
 
 ビュユック島の大規模木造建築であるグリーク・オルファネージを見学しました。ビュユック島はマルマラ海に浮かぶプリンスィズ諸島の中で最大の島です。イスタンブールの中心から南東に位置し、新市街のカバタシュから船で約1〜2時間のところにあります。島内は原則として自動車が禁止されているため、移動は徒歩か自転車、または馬車となります。  ビュユック島に到着後、港近くのレストランで昼食。イスタンブール名物の鯖サンドをいただきました。その後、馬車で丘の上まで移動し、さらに松林の山道をしばらく歩いたところにグリーク・オルファネージがあります。1898年に建てられた世界最大級の木造建築です。6階建てで約2万平米の規模です。当初はホテルとして設計されましたが、ホテルとして使用されることはなく、孤児院として使用されました。現在は誰も使用することなく廃墟となっています。長年、保存修復の議論がされてきましたが、現在は具体的な計画もなく朽ちるに任せているとのことです。オーストリア人の建築家による設計ですが、ジュンバ(張り出し窓)や深い庇、エリブールンデ(方杖)、バーダーディ(壁下地)など随所に取り入れられているトルコの伝統的な住宅のデザインを確認しながらスケッチを行いました。
 
トルコ海外実習 9日目
「イスタンブール歴史地区:トプカプ宮殿、グランドバザール、
 スルタン・アフメット・ジャーミィ 」見学
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2014年10月17日(金)
 
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トプカプ宮殿の入場口となる中門(儀礼の門)
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エントランス横に展示された敷地全体の模型を見ながらムラト先生が概要を説明
 
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トプカプ宮殿 見学の様子
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トプカプ宮殿 ボスポラス海峡をバックに記念撮影
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トプカプ宮殿 バグダッド・キョシュキュ イズニックタイルとステンドグラスで囲われた美しい内部空間
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トプカプ宮殿 ハレム ムラト先生からハレムの概要について説明を受ける
 
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トプカプ宮殿 ハレム イズニックタイルで美しく装飾されたムラト3世の広間
 
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グランドバザールのメインゲート、ヌルオスマニエ門の前でムラト先生から説明を受ける
 
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グランドバザール 小路が複雑に交錯し、約4400の店舗がひしめく
 
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グランドバザールのもうひとつのメインゲート、ベヤズット門を通って外へ出る
 
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スルタン・アフメット・ジャーミィの優美な外観
 
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スルタン・アフメット・ジャーミィ ムラト先生から説明を受ける
 
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スルタン・アフメット・ジャーミィ イズニックタイルで彩られた壮麗なドームの下、記念撮影
 
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スルタナメット公園でスルタン・アフメット・ジャーミィをスケッチ
 
 イスタンブールの歴史地区を訪れ、19世紀中頃まで約400年に渡りオスマン帝国のスルタンが居住したトプカプ宮殿、トプカプ宮殿内のイズニックタイルが特に美しいハレム、約4400の店舗がひしめくグランドバザール、ブルーモスクと呼ばれるスルタン・アフメット・ジャーミィを見学・スケッチしました。その後、スルタナメット公園でスルタン・アフメット・ジャーミィやアヤソフィアの外観をじっくりとスケッチしました。本日もデモなどの問題はありませんでした。
 
トルコ海外実習 8日目
「エディルネ 」見学
新着
2014年10月16日(木)
 
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モスクの前の広場で、細く高い4本のミナレットが特徴的なセミリエ・ジャーミィの外観を見ながらムラト先生が概要を説明
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セリミエ・ジャーミィ 中庭
 
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セリミエ・ジャーミィ 内観 大ドームは高さ約43m、直径約31mでイスタンブールのアヤソフィアに匹敵する
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セリミエ・ジャーミィ スケッチの様子
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バヤジット2世の医学博物館 中庭
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バヤジット2世の医学博物館 精神病棟の音楽療法のための空間 中央には噴水があり、水の音も療法として利用される。
 
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トルコの学生との交流
 
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エスキ・ジャーミィ 4本の柱を1ユニットとして、その上には小さなドームがかかる。小さなドームが幾つも並ぶ内部空間。太い柱にはコーランの言葉のカリグラフィが大胆に描かれる
 
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カフェのテラスからセリミエ・ジャーミィの外観をスケッチ
 
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セリミエ・ジャーミィをバックに記念撮影
 
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ユチ・シェレフェリ・ジャーミィ オスマントルコが初めて建てた大ドームを戴いたモスクのひとつ。
 
 ギリシャやブルガリアとの国境近くに位置するエディルネを見学しました。かつてはハドリアノポリス(アドリアノープル)と呼ばれた街で、オスマン帝国の首都であった時期もありました。イスタンブールが首都になった後も、オスマン帝国の副都として重要な役割を果たしました。オスマンの建築家ミマール・シナンの最高傑作と言われるセリミエ・ジャーミィ、修復建築事例の好例で音楽療法のための空間が特徴的なバヤジット2世の医学博物館、エディルネの町で現存最古のエスキ・ジャーミィ、オスマントルコが初めて建てた大ドームを戴いたモスクのひとつユチ・シェレフェリ・ジャーミィを見学しました。ICSA in JAPAN 2014に参加したレイラさんが終日同行、またICSA in JAPAN 2010に参加したガムゼさんが夕方合流してくださいました。本日もデモなどの問題はありませんでした。
 
トルコ海外実習 7日目
「ドルマバフチェ宮殿における保存修復実習、ドルマバフチェ宮殿見学、
 エンベル理事長およびセマ学部長 表敬訪問 」
新着
2014年10月15日(水)
 
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本年度のICSA in JAPANに参加したトルコの学生 イゼルさん、エリフさんと交流
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ドルマバフチェ宮殿の敷地内にある工房に向かう 正面の建物はセラームルック(行政・儀式の場)
 
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ドルマバフチェ宮殿 額縁の修復工房見学 欠損部分の補修、金ぱくの貼り方などについて説明をいただく
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ドルマバフチェ宮殿 スタッコ(大理石模様の化粧漆喰)の修復工房 修復事例について説明をいただく
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ドルマバフチェ宮殿 スタッコの修復工房 実演を交えてスタッコの施工プロセスを説明いただく
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ドルマバフチェ宮殿 照明器具の修復工房
 
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ドルマバフチェ宮殿 石の彫刻の修復工房 石工の道具について説明を受ける
 
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ドルマバフチェ宮殿 石の彫刻の修復工房 石細工の実演
 
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ドルマバフチェ宮殿 石の彫刻の修復工房 学生も石細工に挑戦
 
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海辺のカフェで昼食
 
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ドルマバフチェ宮殿 本の修復工房 ページの補修方法について説明を受ける。補修に日本の和紙が使われているとのこと
 
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ドルマバフチェ宮殿 本の修復工房 実演を交えながらヤギ皮の表紙や背表紙にエンボス加工を施す方法について説明をいただく
 
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ドルマバフチェ宮殿 陶磁器製ストーブの修復工房 10年前にこのアトリエができるまでは、バラバラになった多くの陶磁器製ストーブが宮殿の地下に放置されていたとのこと
 
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ドルマバフチェ宮殿 セラームルック(行政・儀式の場)正面エントランス
 
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ドルマバフチェ宮殿 海に面したテラスで記念撮影
 
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バフチェシヒル大学のエンベル理事長を表敬訪問 屋上のテラスで面会
 
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エンベル理事長自ら学生に記念品を手渡していただく
 
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教員がお礼の言葉を延べ、記念品を贈呈
 
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バフチェシヒル大学建築デザイン学部のセマ学部長を表敬訪問
 
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教員がお礼の言葉を延べ、記念品を贈呈
 
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夕焼け空のボスポラス海峡の風景をスケッチ
 
 ドルマバフチェ宮殿の工房で保存修復実習を行いました。昨日見学したユルドゥズ宮殿同様に、ドルマバフチェ宮殿の敷地内には、宮殿内の多くの工芸品や美術品または建築自体をメンテナンスするための工房がいくつもあります。額縁、スタッコ、照明器具、石、本、陶磁器製ストーブなどの修復工房を見学しました。その後、その後ドルマバフチェ宮殿のハレム(生活の場)とセラームルック(行政・儀式の場)を見学。本日見学したド工房、また昨日見学したユルドゥズ宮殿の工房における修復の様子や説明を思い起こし、宮殿内で目にする家具や壁、床、額などを確認しながら見学することができました。セラームルックで最後に見学した大広間の大きさ、絢爛さに学生全員が感激していました。午前中の実習には、ICSA in JAPAN 2014に参加したトルコの学生2名が同行してくれました。
 実習後、バフチェシヒル大学へ行き、バフチェシヒル大学のエンベル理事長およびセマ建築デザイン学部長を表敬訪問。その後、夕焼け空のボスポラス海峡の風景を堪能しました。
 連日天気に恵まれ、順調に実習に取り組めています。デモなどの問題もありませんでした。
 
トルコ海外実習 6日目
「ユルドゥズ宮殿における保存修復実習」
新着
2014年10月14日(火)
 
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ユルドゥズ宮殿の工房
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イスの布張り工房を見学 布生地の取り外し、修復後のイスに布生地の取り付け、座面の補強などを行うを見学
 
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家具仕上げの工房 虫から抽出したGomalakという伝統的なラッカーの一種で家具の仕上げ塗装をする様子を見学
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家具の木加工工房 表面が欠損した部分の型を取る様子を見学
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家具の木加工工房 欠損した部分にオリジナルと同種の薄く剥いだ板をにかわのような接着剤で貼付け補習する様子を見学
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家具の木加工工房 旋盤を駆使して木片を削りサンプルを作る様子を見学。みるみるうちになめらかな曲面が出来上がる様に感心する。写真に写っている職人の父親もこの工房の棟梁だったとのこと。
 
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家具彫刻の修復工房 オリジナルからトレーシングペーパーで型を取って新しい木材に写し、オリジナルと寸分違わず再現する過程について説明をうける
 
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テキスタイルの修復工房 シルクの生地に月形と星形の銀糸の刺繍を取り付けトルコの国旗を修復する様子を見学
 
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セラミックの修復工房を見学 バラバラに割れた陶器を宮殿から運び出し、破片を張り合わせ、欠損部分を埋めて着色する工程について詳しく説明いただく
 
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カーテンの修復工房 100年以上前のカーテンを緻密な作業で修復する様子を見学
 
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籠やござなどの修復工房 修復部分とオリジナルの部分の見分けがほとんどつかないことに驚く
 
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籠やござなどの修復工房 ドルマバフチェ宮殿のハレムのエントランスホールに敷かれているござのような敷物の修復方法について説明を受ける
 
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絨毯の修復工房 修復の様子を見学。修復に使う糸の染色過程についても説明いただいた
 
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金ぱく仕上げの修復工房 2種類の下地を使い分けて塗った上に金ぱくを施す様子を見学
 
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木製建具の修復工房 宮殿で使われる伝統的な上げ下げ窓やがらり窓の構造などについて説明を受ける
 
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木製建具の修復工房 ドア框の仕口や鏡板の散る付け方法などについて説明をいただく
 
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寄木床材の工房 寄木加工の説明をいただく
 
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メタルワークの工房 ランプや雨樋、窓の格子などの修復について説明をいただく。写真右上の雨樋はドルマバフチェ宮殿の玄関脇についているものと同じ物とのこと
 
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木製建具の修復工房の棟梁トゥルグットさんに教員からトルコ語と英語でお礼を述べ、手土産を渡す
 
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木製建具の修復工房の職人と一緒に記念撮影
 
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ベシクタシュの繁華街にあるレストランで夕食
 
 本日はバフチェシヒル大学のシネム先生、ベリンダ先生の引率のもと、ユルドゥズ宮殿の工房で保存修復実習を行いました。この工房はユルドゥズ宮殿をはじめとするトルコ国内の国立宮殿を対象としています。イスの布張り、家具仕上げ、家具の木加工、家具彫刻、テキスタイル、セラミック、カーテン、籠やござ、絨毯、金ぱく仕上げ、木製建具、寄木床材、メタルワークなどの各種修復工房、この工房全体で使用する道具の刃などを専門に制作する工房を見学しました。宮殿を維持するために、多くの専門家が関わり、気が遠くなるような地道な修復作業を日夜続けていること、そのために極めて科学的な調査が土台になっていること、同時に伝統技術を何よりも尊重する姿勢などを実感することができました。
 
トルコ海外実習 5日目
「クデッブにおける保存修復実習、スレイマニエジャーミィ見学、
 バフチェシヒル大学表敬訪問」
新着
2014年10月13日(月)
 
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ホテル最上階にあるレストランのテラスで朝食 ボスフォラス海峡を見渡せるすばらしいロケーション
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KUDEB 職員のデメットさんから活動内容について説明を受ける
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KUDEB アトリエ見学 実際に修復された建物の軸組模型の説明を受ける
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KUDEB アトリエ見学 約130年前の住宅のドアの修復の説明を受ける
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KUDEB 案内していただいたデメットさん、ICSA IN JAPAN 2012に参加し現在KUDEBで働くベユザさんと一緒に記念撮影
 
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KUDEB 教員から手土産を贈呈
 
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KUDEB 学生がトルコ語でお礼を述べ、手土産を贈呈
 
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KUDEBが改修したスレイマニエ地区の木造住宅の外観を見学
 
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オスマン建築の巨匠ミマル・シナンによるスレイマニエジャーミィの見学 中庭の空間構成、外装に用いた石材、ミナレットの本数やミナレットのバルコニーの数の意味などについてムラト先生から解説をいただく
 
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スレイマニエジャーミィ 内部で意匠の特徴やドームを用いる意味、お祈りの時の使われ方などについてムラト先生から説明を受ける
 
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スレイマニエジャーミィ スケッチの様子
 
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スレイマニエジャーミィの横にあるミマール・シナンの墓を見学
 
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シェナイ学長への表敬訪問 2人の副学長、ドイツ ベルリンにあるバフチェシヒル大学の系列大学BAUベルリンの学長も同席
 
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シェナイ学長への表敬訪問 学生から質問の様子
 
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シェナイ学長からバフチェシヒル大学が出版した書籍をいただく
 
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シェナイ学長に贈呈した漆塗りの杯を持って記念撮影
 
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屋上のテラスにて全員で記念撮影
 
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屋上のテラスで夕暮れのボスポラス海峡の風景をスケッチ
 
 イスタンブールの市の組織で、木造建築を中心に保存修復を手掛けるクデッブKUDEBにて実習を行いました。まずはクデッブの概要について説明を受けました。その後工房へ行き、実際に修復された建物の軸組模型、修復された約130年前の住宅のドア、スレイマニエジャーミィのドアのレプリカ、住宅の天井のレプリカ、窓に取り付ける木製格子など等を見学しました。なおKUDEBでの実習には、2012年度のICSA in Japanに参加し、現在KUDEBで働いているトルコの学生が同行してくれました。昼食の後、オスマン建築の巨匠ミマル・シナンによるスレイマニエジャーミィを見学スケッチしました。その後、バフチェシヒル大学に移動し、シェナイ学長を表敬訪問。アリ副学長、エリフ副学長、系列大学であるBAUベルリンのシュエイラ学長にも同席していただき、それぞれから歓迎の言葉をいただきました。最後にボスポラス海峡を見渡せる屋上テラスで全員で記念撮影をしました。その後、屋上テラスで夕暮れのボスポラス海峡の風景をスケッチしました。
 
トルコ海外実習 4日目
「イスタンブール:アヤソフィア、地下宮殿、ヒポドローム」見学
新着
2014年10月12日(日)
 
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ICSA in Japanに参加したバフチェシヒル大学の学生1名とOG 1名とともにスルタナーメット地区を見学
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レストランでの昼食 有名なスルタナメットキョフテをいただきながらバフチェシヒル大学の学生と交流を深める
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アヤソフィア見学 ムラト先生より歴史や構法等について詳しく説明をいただく
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アヤソフィア モザイク画 学部1年生の空間表現演習で実際にモザイク画を制作した時のことを思い出しながら見学
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アヤソフィア スケッチの様子
 
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アヤソフィア スケッチの様子
 
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アヤソフィア 内部見学後、庭で敷地内にある他の建物などについてムラト先生から説明をいただく
 
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イェレバタン地下貯水池(地下宮殿)見学
 
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スルタンアフメットジャーミィ外観 内部は後日見学予定
 
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ヒッポドローム 見学の様子
 
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バスが到着するのを待つ間に、スルタナーメット公園でスルタンアフメットジャーミィやアヤソフィアの外観をスケッチ。
 
 本日は午前中にイズミルからイスタンブールまで飛行機で移動した後、午後からイスタンブール旧市街地の歴史地区の一つスルタナーメット地区を見学しました。まずビザンチン建築の最高傑作で直径31mの大ドームを持つアヤソフィア、336本の大理石の柱が林立し天井を支える地下貯水池(地下宮殿)、3世紀初頭に建造された戦馬車の競技場跡であるヒポドロームをムラト先生の解説により見学しました。2013年度および2014年度のICSA in JAPANに参加したバフチェシヒル大学の学生および卒業生も参加し、交流を深めました。なおデモ等の問題はありませんでした。
トルコ海外実習 3日目「エフェソス遺跡、シリンジェ村」見学新着
2014年10月11日(土)
 
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イズミルのホテル 朝食の様子
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エフェソス遺跡南のビュルビュル山中にある聖母マリアの教会(メリエマナ)見学の様子 ヨハネの世話を受けながらイエスの母マリアがここで晩年を過ごしたと伝えられる
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エフェソス遺跡 ヴァリウスの浴場 見学の様子
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エフェソス遺跡 トラヤヌスの泉やハドリアヌス神殿が並ぶクレテス通り
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エフェソス遺跡 ケルスス図書館 スケッチの様子
 
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エフェソス遺跡 野外劇場 見学の様子。ステージで発した声がはるか上方の客席まで見事に届くことに驚く
 
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エフェソス遺跡 アルカディアーネ通り(古代の港に続く大通り)
 
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アエフェソス遺跡 野外劇場をバックに記念撮影
 
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7人の眠り男の洞窟 見学の様子。迫害を受けた7人のキリスト教徒がこの洞窟教会に隠れたが、そのまま眠り込み、目が覚めると200年の時が経っていたという奇蹟が伝えられる
 
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赤い屋根と化粧漆喰の壁が特徴的な木造伝統家屋が斜面に並ぶシリンジェ村
 
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シリンジェ村 迷路のように入り組んだ狭くでこぼこした石畳の坂道を散策
 
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シリンジェ村 スケッチの様子
 
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ホテルの近くのレストランで夕食。トルコ料理に舌鼓を打つ。
 
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現地ガイドの方に教員からお礼の手みやげを渡す
 
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バスの運転手に学生からお礼の手みやげを渡す
 
 
■イズミルで滞在したホテル
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ホテルの外観
 
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ホテルの客室
 
 エーゲ海地域随一とも言われる壮大なエフェソスの都市遺跡や山岳部にあるトルコの伝統的集落などを見学しました。イズミルのホテルを出発してバスで1時間半ほど南下し、エフェソス観光の拠点となるセルチュクへ移動。まずエフェソス遺跡南のビュルビュル山中にある聖母マリアの教会(メリエマナ)を見学しました。ここはヨハネの世話を受けながらイエスの母マリアが晩年を過ごした場所だと伝えられています。その後、エフェソス遺跡へ。規模な浴場、野外劇場、神殿、中央の台座で音楽演奏も行われたという規模な公衆トイレ、図書館、かのクレオパトラも歩いたといわれる大理石が敷き詰められた大通り、体育場などを見学・スケッチ。いずれもそのスケールの大きさに圧倒されます。同時に古代の人々の驚くほどの豊かな生活に思いを馳せました。次に、エフェソスの遺跡に隣接する洞窟教会跡7人の眠り男の洞窟を訪れました。迫害を受けた7人のキリスト教徒がこの洞窟教会に隠れたが、そのまま眠り込み、目が覚めると約200年の時が経っていたという奇蹟が伝えられています。この後、レストランで昼食をとった後、セルチュクの町からバスで15分ほどの丘陵地にある伝統集落シリンジェ村に移動。赤い屋根と漆喰の壁の伝統的な家屋が丘の斜面に寄り添うように並ぶのどかで美しいたたずまいです。迷路のように入り組んだ狭くでこぼこした石畳の坂道を散策し、スケッチをしました。
 バスでイズミルのホテルに戻った後、近くのレストランで夕食をとり、今日でお別れとなる現地ガイドの方とバスの運転手に学生と教員からお礼のプレゼントを渡しました。
トルコ海外実習 1, 2日目「トルコに向け出発 ベルガマ見学」新着
2014年10月9日(木)、10日(金)
 
約12時間半のフライトを経て、イスタンブール・アタチュルク国際空港に到着
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イスタンブール・アタチュルク国際空港でイズミル行きの各内便に乗り換える
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医術の神アスクレピオスを祀る神殿を中心にした神域で、ローマ時代には病院の役割も果たしていたアスクレピオン。長い石畳の参道を歩いて神域に向かう。
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アスクレピオン 治療棟へつながる地下道。天井の窓から光が漏れ、神秘的な雰囲気を醸し出す。この道を通ること自体が治療の一部であったとのこと
 
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アスクレピオン 地下道を抜けた先の治療棟
 
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アスクレピオン 患者のために演劇や演奏が行われた野外劇場
 
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アスクレピオン スケッチの様子
 
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ベルガマ考古学博物館 アクロポリスから発揮窟された住居のモザイク床
 
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丘の上に築かれたペルガモン王国の都市遺跡アクロポリス。約100m下の駐車場から頂上付近までロープウェイで移動した後、徒歩で散策開始。
 
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アクロポリス トラヤヌス神殿の前で記念撮影
 
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アクロポリス 恐ろしいくらいの急斜面に設けられた野外劇場。1万人を収容した。
 
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アクロポリス 野外劇場 スケッチの様子
 
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アクロポリス トラヤヌス神殿 スケッチの様子
 
 関西国際空港を9日の夜に出発し、イスタンブール・アタチュルク国際空港で国内線に乗り継ぎ、10日の早朝にイズミル国際空港に到着しました。イズミル国際空港で実習の全日程を引率していただくバフチェシヒル大学建築デザイン学部のムラト副学部長とシネム助手と合流後、貸し切りバスでホテルに向かい、チェックイン。今回の海外実習は、エーゲ海沿岸に花開いたヘレニズム期およびローマ時代の都市遺跡の見学からスタートです。まずイズミルからバスで北上し、ベルガマに到着。日本語が話せる現地ガイドの説明を聞きながら、ローマの医療施設アスクレピオンの遺跡、ベルガマ考古学博物館、丘の頂上に建設されたペルガモン王国の遺跡 アクロポリスを見学しました。さわやかな快晴の下、古代人の豊かで生き生きとした生活を感じ取ることができました。ホテルに帰る道中で、ベルガマの特産品であるオニキス(縞瑪瑙)の工芸品の工房にも立ち寄りました。関西空港から始まった長旅の疲れはややありますが、体調を崩す者はなく、明日の見学に臨められそうです。
 
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