猛暑が続くこの頃、皆様お元気でいらっしゃいますか。この度、第17回日本ジェンダー学会大会を武庫川女子大学で開催することになりました。本大会のテーマは「伝承文学における父親像と母親像」です。母性愛や父性愛は本能のごとく語られることが多いですが、現実の社会では子どもを虐待する実の父母も存在します。「女らしさ」や「男らしさ」が時代によって社会によって異なる性差であるのと同様、母性愛も父性愛も生物学的な本能ではなく、社会や文化によって左右されるジェンダーなのです。本大会では様々な国や時代の伝承文学を取り上げて、そのなかの父親像と母親像を検証することによって、母性愛や父性愛がジェンダーであることを明らかにしていきます。
大会は基調講演(服籐早苗「説話に見る父母像の変容―霊異記から今昔―」)で始まり、午前は2名の研究発表が、午後は上記のテーマでシンポジウムがあります。
個人研究発表は中国とドイツに関するジェンダー問題を、シンポジウムは日本、中国、英国、ドイツの伝承文学のなかの父親像と母親像を抽出し、問題点を考察します。
参加費用は会員1000円、非会員1500円、学生500円、武庫川女子大学学生無料です。ぜひ、この機会に武庫川女子大学で開催する「日本ジェンダー学会」にご参加ください。学会員以外の参加も大歓迎です。詳しい内容は同封のチラシをご覧ください。また、日本ジェンダー学会の下記のHPでもご案内しています。
http://www.s.fpu.ac.jp/tukamoto/forum13.html
なお、大学関係者や所轄官庁職員のかたには、ポスターを同封している場合があります。恐れ入りますが、ポスターまたはチラシを大学、官庁、施設に掲示してくださいますよう、お願いいたします。
当日は夏季休暇中の土曜日のため大学食堂および近隣の多くの食堂は休業中ですので、当方で弁当(お茶付、美味しい箕面の「かみぞの」の仕出し弁当)を1000円で取り寄せます。必要な方は当日実費で販売しますので、8月31日までに野口にメールでお知らせください。
- 日時:2013年9月7日(土) 9時50分開演〜17時
- 会場:武庫川女子大学マルチメディアホール(MMホール)
- 今回お送りした書類
1)大会ご案内、2)会場案内、3)チラシ、4)ポスター(数名の方のみ)
(大会参加の有無、弁当注文の有無は8月31日までにメールで野口までお知らせください)
- 宿泊に関してはノボテル甲子園を割引価格でご提供することができます。日本ジェンダー学会参加者とお伝えください。すでに予約で一杯の場合はご容赦ください。
なお、武庫川女子大学は全館禁煙となっております。ご了承ください。