学生生活における注意事項

※詳細はSTUDENT GUIDE For Campus Lifeをご覧ください。

学生生活を送る上で、「悪質商法」「振込め詐欺」「力ル卜宗教団体」「薬物乱用」があなたをつけ狙っています。うまい話、楽になる話、楽して儲かる話は絶対ありえません。このようなことに関わると被害者であるとともに、最終的には加害者になってしまいます。ちょっとした不注意や好奇心で、あなたの将来が奪われることのないよう十分注意してください。

個人情報

皆さんの個人情報を手に入れるべく、下記のような手口であなたを狙っています。また、ちょっとした不注意で情報が盗まれることがあります。奪われた情報は執拗なセールスや力ルト宗教勧誘に用いられることになりかねません。十分注意してください。

大学事務員をかたる

「学生部の○○」と称し、ご家族の方に「至急、連絡をとりたいのでお嬢さんの携帯番号を教えてほしい」と聞き出す場合があります。大学からは「連絡をとってください」と依頼する場合はありますが聞き出すことはありません。不審に思ったら、折り返し連絡する旨を伝え、大学に確認の電話を入れてください。

アンケート・署名活動と称し記載をせまる

「○△の救済支援・平和活動の署名」などと称し募る場合があります。これも名簿業者へ販売されたり、悪質セールスや力ル卜(破壊的宗教団体)の勧誘に使用されたりする可能性があります。

家庭教師アルバイトと称し、記載をせまる

過去に、中央キャンパス内に不法侵入し、家庭教師仮登録と称して名簿記載を募る大手業者がありました。また、正式登録の際にはクレジット力一ド機能付登録証を作成させる業者もあり、名簿業者に情報が流れる場合があります。
なお、家庭教師派遣のアルバイトは、皆さんに不利な労働契約を強いる場合が多く、さまざまな問題を抱えているため、大学として一切紹介していません。(アルバイト参照)

ネットへの画像、個人情報のアップロード

ブログやSNSに、画像・大学の所属・立ち寄り先・氏名などを断片的に記載しても、内容を総合すれば個人が特定できる場合があります。本学の学生が記載した内容について、リンク先の友達も含め、いわゆる災上が起きバッシングを受けることが過去にありました。
ネットは放送局と同じように不特定多数の者がアクセスできます。何気ない記載や軽い気持ちで掲載した画像が社会問題になったり他人を傷つけることになることもあります。他大学では、自宅住所、就職内定先等の情報がネット上に公開され、就職内定が取消されたり、最終的には退学処分になった事例もあります。十分注意しましょう。

マイナンバー

2015年から、国民ひとりひとりに12ケタの番号(マイナンバー)が振られました。この番号が第三者にもれると、住民情報などを盗み取られる可能性があります。アルバイト先などに情報を伝えるときは十分注意しましょう。

悪質商法・詐欺

現物まがい商法・おとり商法

実際には商品がないにもかかわらず、言葉巧みに契約を結ばせ代金だけを支払わせるような商法です。インターネット通信販売・オークション・悪質な不動産屋にも見うけられます。

マルチ商法・マルチまがい商法

「わりの良いアルバイトがあるよ」「ネットの情報商材を売ると必ず儲かる」「友達を勧誘したらマージンがもらえる」「人生の勝ち組になろう」など、いかにも儲かりそうな話をしてきます。最近は手口も巧妙になり、ベンチャービジネス講演会、起業家セミナーと称し、会場を設けて勧誘することもあります。結局は、儲かることはまずなく、商品とその代金が残ることになります。
特に最近は、大学生に関するマルチ商法・マルチまがい商法の苦情が増加しており、このような悪質商法によって、あなた自身が被害者になるだけでなく、加害者にもなりかねません。その結果、友人はあなたのもとを離れて行き、社会的信用を失うことになります。
他大学においては、クラブの先輩後輩あるいはコーチとの関係でやむを得ず販売会員になったという実例もあります。勧誘の相手が先輩やコーチであっても勇気を持って断りましょう。断れない場合は、学生部もしくは学生相談センターへ相談に来てください。

かたり商法

「消防署から」とか「保健所から」と偽って品物を売る商法で、「点検にきました」「古いから」と言って、防犯ベルやガス漏れ警報機などを売りつけたりします。最近では、NHKの契約員になりすましたり、学校紹介と称する場合もあるようです。

キャッチセールス

駅前や街頭で「アンケートに答えてください」「お肌の無料診断をしてあげます」と声をかけてくる人がいます。少しだけ話を聞くつもりで、お店に行くと相手のペースに引き込まれ、高価な化粧品や英会話教材の購入契約をさせられます。あとからよく考えてみると、とても支払える金額でないことに気付くことになります。話にはのらない、店には行かない、ということを心がけましょう。

アポイントメン卜商法

はがきや電話、あるいは電子メールで、「抽選の結果あなたに海外旅行が当たりました」などといって喫茶店や事務所に呼び出し、英会話教材や会員権を売りつけるというものです。
また、親しくなると、着物などを売りつけられるケースもあります。これを「恋人商法」「デート商法」といいます。

内職商法・資格商法

一定の講習会等を受講すると、さも内職(アルバイト)ができる、あるいは資格取得できるかのごとく勧誘する商法です。

特殊詐欺

1. 振り込め詐欺

家に被害者の弁護士と称する者から「お嬢さんが自転車で事故を起した。ついては、病院費用が当面50万円ほどかかるので用意してほしい」とか、「警察ですが、あなたのクレジッ卜力一ドが不正に使用された。暗証番号を変えないとさらに被害にあうことになる。ついては、今から銀行の担当者を行かせるので、力一ドを預けてほしい」などと電話連絡が入る場合があります。
いずれも振り込め詐欺の手口です。そのまま、電話の指示に従うのではなく、一旦電話を切り、最寄りの警察、銀行などに確認してください。

2. 架空請求

メールや郵便で、「サイト使用料が支払われていない」「このまま放置しておくと身辺調査を行い、自宅、学校に訪問する」と不安をあおり、文中の連絡先に電話すると「支払わないと裁判する」「毎日、延滞金が発生する」などの説明をした上で、最近はレターパックで現金を送付する指示を行います。
メールや郵便で、身に覚えの無い請求が届いた場合、こちらから連絡をしてはいけません。相手に弱みを見せることになり、また電話番号等の情報を与えることになるので、一切無視しましょう。不安な場合は、学生部や警察などに相談してください。

ネットトラブル

携帯電話やパソコンによるインターネット通信は、身近な情報ツールとして、情報収集・ショッピング・電子メールなどに利用されていますが、便利な反面、商品詐欺などのさまざまなトラブルが発生しています。以下のようなトラブルに巻きこまれないよう気をつけましょう。

1. ワンクリック請求

メールの中のリンク(アドレス)を一度クリックしただけで「入会手続きが完了しました。つきましては25,000円支払いください」などと料金を請求するページがあります。この請求自体が無効なので、請求のメールや電話があっても無視しましょう。

2. フィッシング詐欺

実在する銀行・クレジット会社・ショッピングサイトなどを装ったメールを送りつけ、「会員情報更新」などのもっともな理由で、本物そっくりの「罠サイト」にアクセスさせ、クレジット力一ド等の個人情報をかすめ取る行為のことです。盗まれた情報により、高価な品物を買われる、銀行口座からお金が引き出される等の被害が出ています。個人情報を求めるメールには十分注意しましょう。

3. スマホのアプリのダウンロード

正規のダウンロードサイト以外からダウンロードするとアプリにコンピュータウイルスが仕込まれスマホの個人情報や登録されたクレジッ卜力ードの情報が抜き取られることがあります。十分注意してください。

カルト

梅田、難波、三宮など繁華街を歩いていると、いろいろな団体からさまざまな勧誘を受けることがあります。その中には、セールスやボランティアを隠れみのにした力ル卜による勧誘が含まれていることがあります。最近は、大学のスポーツサークルの勧誘を手始めに、キャンプ、海外旅行に連れ出す事例もあります。
また、キャンパス内においても信者となってしまった者から、勧誘を受ける可能性もあります。
勧誘員は、偽クラブ(サークル)・偽募金・偽ボランティアでの勧誘を手始めに、音楽会、食事会、就職のための自己啓発セミナーなどを催し、十分親しくなった上で、最後に入信を勧めてきます。最も悪質な団体は、別の場所に連れて行き、複数の勧誘者で取り囲み監禁してマインドコントロールを行うことがあります。
もし入信を勧める話が出たら、親しくなった相手であったとしても勇気をもって断りましょう。仮に、もともと親しかった友人であっても勇気をもって断りましょう。すでに相手は洗脳されており、友達ではなくなっています。話の中で「あなたは選ばれた人」「今回限定」などの言葉がでたら、悪質商法か力ルトと疑ってよいでしょう。のめり込むと本当に正しいことが何なのか判断できなくなってしまいます。十分注意しましょう。

ゼッタイ ダメ!薬物乱用

薬物乱用をはじめるきっかけは、好奇心からだけでなく、「やせられる」「自信がつく」「充実感がある」「ス力ッとする」「元気がでる」「たばこより害が少ない」といった甘い誘いや誤った知識により、危険な薬物とは知らずに手を出してしまうケースがあります。
友達、同級生や先輩など、信頼のおける人と思いがちな身近な人から勧められ、いつのまにか薬物乱用に染まってしまう場合もあります。
薬物には強い依存性があり、1度だけのつもりでもやめられなくなり、次第に脳がダメージを受け、精神も身体もボロボロになっていきます。やがて幻覚や妄想が現れ、自傷行為を起こしたり、殺人等の重大事件や、薬物欲しさに犯罪を起こすようになっていきます。
一部諸外国では大麻が合法になったところもありますが、そのような国でも使用による知能低下の危険性が訴えられています。
日本では、危険ドラックを含め大麻などの薬物の所持・乱用は犯罪です。重い罰を受けるだけでなく、これまで努力してきたものが水の泡となり、未来まで閉ざされて友人や家族を失うことになります。
薬物乱用の恐ろしさを理解し、薬物を拒否する強い意思を持ちましょう!

危険なアルバイトに注意

最近、若い女性を狙った悪質なアルバイト募集があります。
通学路・街頭でのモデル・タレントス力ウトの勧誘、遊び心、好奇心をあおる募集のサイトなどを見て、その店へ面接に行くと、AV出演や風俗店でのアルバイトを強要するものがあります。確かに多額のアルバイト料はもらえますが、性感染症のリスクとともに心身に一生の傷を負うことになります。
過去には千葉県の派遣型風俗店でアルバイトした学生が殺人事件に巻き込まれた事例もあります。
風俗店でのアルバイトを辞めた者に聞くと、「最初は汚らわしいと思っていたが、多額のアルバイト料がもらえるので誘惑に負けてしまった。病気になり、一生の傷を負い、両親に迷惑をかけてしまった」と後悔の念を語っています。
風俗店には、売春防止法、風俗営業法に違反するものが多々あり、また面接当初に学生証やパスポートのコピーをとり、辞められない状況をつくるなど悪質なものが横行しています。
教育施設の近くに風俗店を許可しないのは、社会通念上、教育にふさわしくないからです。仕事に貴賎なしとはいいますが、大学生としてふさわしいアルバイトかどうか考えてください。
もし、このようなアルバイトが発覚した場合は大学として見逃すことはできません。学友や大学への風評被害を鑑み、本学では退学も含め厳正な処分を行います。
言葉巧みな勧誘で悪質なアルバイトに引っかからないよう注意してください。アルバイトをするに当たっては、本学のアルバイト紹介を利用するようにしましょう。

もしトラブルに巻き込まれたら

学生部や学生相談センターに相談するとともに、すぐに最寄りの警察に被害届を提出しましょう。また、詐欺やネット被害などは消費生活センターなどに相談すると、親身なアドバイスが受けられます。

参考

大阪府立消費生活センター

相談窓口専用電話番号 06-6616-0888
メール相談 http://kanshokyo.jp/mail/

兵庫県立消費生活総合センター

TEL.078-303-0999

西宮市消費生活センター

TEL.0798-64-0999

日本ネットワークセキュリティ協会

https://www.jnsa.org/

警察庁サイバー犯罪対策

https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/index.html

サイバー事案に関する相談窓口

https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

兵庫県立精神保健福祉センター

TEL.078-252-4980(薬物依存)

性犯罪被害110番「レディースサポートライン」

TEL.#8103

甲子園警察署本郷交番(レディース・サポート交番)

TEL.0798-41-0110(内線504)

なお、通信販売等では、特定商取引法に基づいたクーリングオフ制度があります。クーリングオフについても知っておくとよいでしょう(ただし、インターネットショッピングを含む通信販売、インターネットオークションは、クーリングオフの対象になりません)。

消費者ホットライン 188(いやや!)

局番なしの3桁番号です。
お住まいの市町村等の消費生活相談窓口をご案内します。

クーリングオフとは

クーリング・オフ制度とは一定の期間内であれば、法律、業界自主規制、契約書にクーリングオフがうたわれた商品・サービスについて消費者が業者との間で締結した契約を一方的に解除できる権利です。下表の期間内に内容証明郵便・特定記録郵便といった文章をもって解約の意思表示をする必要があります。