高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金、授業料等減免)

令和2年4月1日から始まったこの制度は、授業料・入学金の免除または減額(授業料等減免)と、給付型奨学金の支給の二つの支援により、大学生の皆さんに安心して学んでいただくためのものです。毎年春(4月)および秋(9月)に学校を通じて募集を行います。出願の機会を失わないよう募集期限には注意してください。※貸与型奨学金についてはこちらを確認してください。

①給付奨学金

「高等教育の修学支援新制度」のひとつで授業料や入学金の減免もあわせて申し込むことができます。

選考基準

■ 学力基準
1年生 2年生以上
  • 高校の評定平均値が3.5以上の者
  • 高等学校卒業程度認定試験の合格者であること
  • 将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修す る意欲を有していることが、学修計画書等により確認できること
  • 本人の属する学部(科)の上位2分の1以内の者
  • 修得した単位数が標準単位数以上であり、かつ、将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書等により確認できること
■ 家計基準

学生本人と生計維持者が、次の「収入基準」及び「資産基準」のいずれにも該当する必要があります。

収入基準

住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯。日本学生支援機構が提供する「進学資金シミュレーター」で、必要な項目を入力することで、基準に該当するかどうかの目安を確認できます(実際の選考結果と必ずしも一致しません)。

資産基準

あなたと生計維持者(2人)の資産額※1の合計が5,000万円未満(多子世帯※2は3億円未満)
※1 資産とは、現金やこれに準ずるもの
  (投資用資産として保有する金・銀等、預貯金、有価証券の合計額を指し、土地等の不動産は含みません)
※2 多子世帯とは、扶養すと子どもが3人以上いる世帯

支給金額

給付額(月額)

世帯の所得金額に基づく区分(第Ⅰ〜Ⅳ区分)に応じて、通学形態(自宅通学・自宅外通学)などにより定まる金額(月額)が原則として毎月振り込まれます。

区分 自宅通学 自宅外通学
第Ⅰ区分 38,300円
(42,500円)
75,800円
第Ⅱ区分 25,600円
(28,400円)
50,600円
第Ⅲ区分 12,800円
(14,200円)
25,300円
第Ⅳ区分
(多子世帯に限る)
9,600円
(10,700円)
19,000円

生活保護を受けている生計維持者と同居している人及び児童養護施設等から通学する人は、上表のカッコ内の金額となります。
自宅外通学には一定の要件があります。

②授業料の減免方法について

減免額について

世帯の所得金額に基づく区分(第Ⅰ~多⼦世帯)に応じて、授業料等の減免を受けることができます。
詳細は、下記表をご確認ください。

条件等(年収⽬安) 区分
(1⼦・2⼦世帯)
支給額 区分
(多⼦世帯)
支給額
給付型奨学⾦ 授業料等減免 給付型奨学⾦ 授業料等減免
⾮課税世帯(〜270万円) 第Ⅰ区分 約46万円 (上限額)
70万円
第Ⅰ区分 約46万円 (上限額)
70万円
準⾮課税世帯
(270万円〜 300万円)
第Ⅱ区分 約30万円 約47万円 第Ⅱ区分 約30万円
準⾮課税世帯
(300万円〜 380万円)
第Ⅲ区分 約15万円 約23万円 第Ⅲ区分 約15万円
中間層(380万円〜600万円)
かつ理⼯農学部等
第Ⅳ区分(理⼯農) 約23万円
中間層(380万円〜600万円)
かつ多⼦世帯
第Ⅳ区分 約12万円 (上限額)
70万円
中間層以上(600万円〜)
かつ多⼦世帯
多⼦世帯

※支給金額は⾃宅通学/年額で例⽰

※「第Ⅳ区分(理⼯農)」と「第Ⅳ区分(多⼦世帯)」の両⽅に該当する場合は、原則として「第Ⅳ区分(多⼦世帯)」として取り扱う。
※「第Ⅳ区分(理⼯農)」の対象となる学科は、大環・大情・情報・建築・景観・共生。
※「支給額」欄のうち、⽔⾊の欄は資産要件の上限額5,000万円未満⻩⾊の欄は3億円未満。

本学は、還付方式をとっております。そのため、授業料・入学金は、一旦全額を所定期日までに納入いただく必要があります。
お納めいただいた授業料・入学金については、国から交付決定通知、変更通知が本学に到着してからそれぞれ3か月以内に、学内の減免申込手続きを経て、減免相当額(年額)を2回に分けて還付します。還付予定日は次のとおりです。

第一回(前期) 10月中旬(認定結果通知書発信日付9月末まで)
第二回(後期) 3月中旬(認定結果通知書発信日付10月以降)

※国の交付決定通知の遅れ、または社会情勢に応じて予定が変更する場合がありますが、ご了承ください。

令和7年度からの多子世帯への大学等の授業料等無償化について

令和7年度より、扶養する子が3人以上いる世帯(多子世帯)の学生に対して、所得制限なく大学等の授業料等を国が定める一定額まで無償化する旨が文部科学省から発表されました。
以下は、文部科学省からの通知に基づき、予定されている内容をまとめたものです。
現時点では、申込方法や申込期間等の詳細が文部科学省から大学に対して通知されていないため、これ以上ご案内できる情報がございません。本学への個別のお問い合わせはお控えいただきますようお願いいたします。

制度について

  • 扶養する子が3人以上いる世帯(多子世帯)が支援の対象です。
  • 授業料減額支援には上限額が定められており、本学(私立大学)の場合、授業料最大70万円の減額支援があります。授業料が完全に無償化される制度ではありませんのでご注意ください。

申請方法について

具体的な申込方法や必要な手続等は、現時点では決定しておりません。
文部科学省より制度の詳細が公表され次第、学内ポータルサイト(info@MUSES)・大学HPにて公開予定です。(令和7年3月頃予定)

日本学生支援機構奨学金・修学支援新制度について

制度の詳細等は、以下URLからご確認ください。

機関要件について

武庫川女子大学は、以下の申請書により機関要件の更新確認申請を行い、文部科学省より本制度の対象校として認定されました。
(文部科学省HP対象機関リストはこちら )。

お問い合わせ

武庫川女子大学 学生課(奨学金担当)
電話番号 (0798)45-3699
受付時間 月曜日~金曜日 9時~17時
土曜日 9時~13時
※11時15分~12時15分は閉室させていただきます。