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全学的に調査対象の大学院生数が少ないため、結果も全研究科をまとめて集計してあり、文学研究科を特定することはできませんが、文学研究科は院生数が他研究科に比べて多いので、全体結果がおおむね文学研究科の場合を代表しているとみなして考えを述べます。
「本学大学院での授業について」、「本学大学院の教員について」は、院生の皆さんの評価はおおむね高く、合計13の下位項目中8項目について、「とてもあてはまる」、「まああてはまる」との合計は60%以上で、2項目については80%を超えました。しかし、「授業の進め方や指導法をよく工夫している教員が多い」については、52.9%と低く、「研究職や専門職となるための指導や講座が充実している」など、キャリアサポートの3項目については、14〜19%ときわめて低いことがわかりました。
大学院担当教員は、学部・短大担当教員の場合と同様、授業内容・方法、学生指導全般について、さらなる改善に取り組んでいきます。
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〔日本語日本文学専攻〕
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
国語科教育に関する講義の充実について
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●今後の取り組みについて |
新たに「国語科教育演習T」、「同U」、「国語科教育研究」等の科目を設け、教員養成の実をあげていきます。
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●実施(完了)の予定 |
平成19年4月 |
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【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
MM館に保管されている雑誌利用の利便性の向上について
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●今後の取り組みについて |
図書館と協議し、利便性の向上を図ります。
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●実施(完了)の予定 |
随時 |
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〔英語英米文学専攻〕
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
英語英米文学の専門家のほかに、小・中・高の英語教師の養成、教員採用試験合格へ向けてさらなる講義科目等の充実について
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●今後の取り組みについて |
教員志望の院生の皆さんへの個人指導や情報の提供、アドバイスなどを通じて教員採用試験合格者(特に高校への合格者)の増加を目指していきます。
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●実施(完了)の予定 |
平成17年度から実施 |
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【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
博士学位取得者の輩出について
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●今後の取り組みについて |
指導教員による個人指導の徹底と学会、研究会への参加、各種論文集への寄稿等を通じて、博士論文の完成に導いていきます。
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●実施(完了)の予定 |
平成17年度から実施 |
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〔教育学専攻〕
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
授業改善について
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●今後の取り組みについて |
「視野が広がったり、新しい発見が出来る授業が多い」以外は、そう満足しているとは言えない評価となっています。専門的内容や、職業や進路に関係する授業の充実をしていきます。
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●実施(完了)の予定 |
できるだけ、速やかに
他専攻の開講科目の受講は、平成19年度から実施
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【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
カリキュラムの充実について
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●今後の取り組みについて |
教科教育学などの教育実践的カリキュラムの充実を図っていきます。
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●実施(完了)の予定 |
平成19年度から実施 |
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〔心理臨床学専攻〕
【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
** スーパービジョンの改善 **
ケースについてのスーパービジョン(SV)を学内教員から受けられない場合があったり、特定の教員にSVが集中して負担がかかっていたりするため、学内で質の高いSVが受けられる特徴が見当たらない。
学内で無理な場合、SVを学外指導者や現場ケース担当者からも、自由に制限なく受けられるようにしてほしい。
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●今後の取り組みについて |
平成18年度から学外で実習を体験学習する時、その場でSVが受けられるように教育的環境を整備しています。特に、実習先においてSVができる臨床心理士を選定し、非常勤講師として任用する手続きを始めています。このようにして、本専攻における大学院教育の一環としておこなっている重要かつ不可欠な学外実習の質的向上を目指していきます。
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●実施(完了)の予定 |
平成18年度後期 |
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【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
** 相談機会等の改善 **
授業や論文に関する相談をする際、相談できないこともあったり、約束をする時間がなかったりする場合がある。
院生が気軽に相談できるスケジュールを教えてほしい。また、教員と院生間の伝達が平等となる伝達システムを確立してほしい。
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●今後の取り組みについて |
学習・研究活動に支障をきたすことのないよう、先ず大学院担当教員から、院生の皆さんに対するオフィスアワーの活用や相談助言の機会を提供することの重要性の自覚を再度要請します。
同時に、院生の皆さんにも「いつでも、自分が希望するときに相談のできる体制を作ること」は現実的でないことを承知してもらい、予めアポイントをとるなどのマナーが必要であることの再認識と理解を求めます。
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●実施(完了)の予定 |
平成18年度後期 |
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【学生の皆さんの評価や要望・意見等】
** 専門書の充実 **
関連分野の専門書や専門雑誌を増やしてほしい。
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●今後の取り組みについて |
近年、専門領域における雑誌の電子化が進められていることに対応し、本学では平成18年度より、次の電子情報への利用環境を整備しました。
学内のPCからは「PsycINFO」や「PsycARTICLES」(ともに英語版)などの利用が可能であります。図書館内のPCからは、「医学中央雑誌Web」が利用可能であります。自宅PCからは「CiNii」や「KAKEN」などの日本語データベース、「ERIC(英語版)」などへ自由にアクセスできます。利用方法の詳細については、図書館レファレンスにて尋ねてください。
また、このような電子情報のデータベース利用による研究法などにつきましては、該当する科目の中で説明していきます。
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●実施(完了)の予定 |
平成19年度前期 |
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