LABORATORY

研究室紹介

生命・資源応用分野

グリーンケミストリー研究室
Green Chemistry Lab.

本研究室では、有機化学・分析化学・環境化学を融合し、環境中の有害物質を検出・評価するための分子ツール(蛍光プローブ)の開発に取り組んでいます。特に注目しているのは、生体由来の高機能分子「ペプチド」です。ペプチドは、アミノ酸の配列によって標的分子に対する選択性や親和性を自在に調整できる環境低負荷型材料として優れており、環境中の微量な汚染物質を識別するセンサー分子として高い可能性を持っています。

澤田 隼佑 講師

研究内容

1. ペプチドを基盤とした蛍光プローブの設計・合成
  • 有機合成化学の手法を用い、ペプチド分子と蛍光団・消光団を組み合わせた蛍光プローブを設計
  • ターゲット物質と結合すると構造変化が起こり、蛍光応答が得られる“ターンオン型”または“FRET型”プローブを開発
  • 蛍光変化の波長・強度を解析し、検出感度や選択性を定量評価
2. PFAS(有機フッ素化合物)や重金属に対する選択的センサーの開発
  • PFOS、PFOAなど環境残留性の高いPFAS類、および鉛・水銀などの重金属に応答するプローブを開発
  • 親水性・疎水性・電荷・立体構造を変化させながら、標的物質との選択的結合を追求
  • 複数の化学種が混在する水環境における“高選択性”の達成を目指す
3. 分子設計・ライブラリ化による高性能プローブのスクリーニング
  • 天然アミノ酸/非天然アミノ酸を組み合わせたペプチドライブラリの構築
  • モデル化合物との高スループットスクリーニングを通じて、高感度なペプチド候補を発掘
  • TRAP displayや分子進化法の導入も検討中
4. 実環境試料への応用と分析性能の検証
  • 開発したプローブを河川水、湖沼水、排水処理水などの実試料に適用し、測定系の安定性・応答性・耐干渉性を評価
  • 他の分析法(LC-MS、ICP-MS等)との比較により、プローブの有効性と実用性を検証
  • 将来的には、現場対応型の簡易分析ツールへの展開も視野に入れる

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