環境共生学部
LABORATORY
猛暑による熱中症や野菜の不作、豪雨による洪水の増加など、私たちの暮らしは気候変動から影響を受けています。気候変動やその影響被害に対して、私たちはどう対策すればよいのでしょうか?本研究室では、気候変動に対する2種類の対策に注目しています。1つは「気候変動を防ぐための対策=緩和策」、もう1つは「気候変動影響にうまく対応するための対策=適応策」です。例えば、森林減少による二酸化炭素排出の増加や、気候変動による気温上昇が農業にもたらす課題に対し、経済学・情報工学・統計学・心理学などのアプローチを使って、人々の持続可能な生活につながる解決策を考えています。
気候変動の影響を受けやすい農林水産業や自然災害について、どのような対策(適応策)が効果的で無駄が少なくなりそうなのかをコンピュータでシミュレーションしています。将来の気温・日射量の変化によって変わる果樹の収穫データをもとに、栽培による収入を2100年まで計算し、所得が高くなる作物の経営プランを予測しています。今後は他の分野のシミュレーションにも挑戦していきます。
世界の森林面積は年々減り続けています。特に熱帯地域の森林が減少することにより、二酸化炭素の排出が増え、気候変動の原因となっています。こうした気候変動の進行を防ぐ(緩和策)ため、森林がどれくらい二酸化炭素を吸収しているかを調べる研究を行っています。広大な森林全体を把握するため、現地調査を行いながら、人工衛星画像などのリモートセンシング技術を活用しています。
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