ダイバーシティ化推進部門
部門概要
2012年度に採択されました文部科学省「女性研究者研究活動支援事業(一般型)(2012-2014)」をもとに、「女性研究者支援センター」が設立され、女性研究者の研究環境整備や研究力向上に取り組みました(事後評価で総合A評価)。現在、女性活躍総合研究所がこの事業を継続していますが、2019年度文部科学省「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)2019-2024」に奈良女子大学を代表校として採択され、ダイバーシティ化推進部門が中心となり、これまでの研究スタートアップ支援講座(統計学セミナーや英語プレゼンテーションセミナーなど)や研究支援員制度に加えて、新たな女性研究者育成事業に他の研究部門と協働で取り組んでいます。
具体的には、奈良女子大学が中心に取り組む「訪問型」病児・病後児保育システムのモデル構築などにより、女性研究者の環境整備の充実に取り組んでいます。本学独自の事業としては、まず、「異分野研究交流カフェ」がありますが、このカフェでは、文系・理系や機関の枠を超えて研究者が気楽につどい、ネットワークをつくるとともに、交流を通じてこれまでにないまったく新しい発想が生まれる出会いの場を提供しています。実際、このカフェでの出会いから、新しい共同研究が生まれつつあります。次に、女性研究者の裾野拡大を目的として、理化学研究所計算科学研究センター/生命機能科学研究センターと連携し、本学の学生や女子中高生が女性研究者との出会いや先端研究の早期体験を通じて、研究への興味を喚起する事業を企画中です。さらに、ライフイベントにより研究を中断・断念した人や資格を持ちながら職を辞めた人の復帰支援の充実や社会人大学院生の増加を図るため、WEBを活用した卒業生のニーズ調査やキャリアパス支援講座などを行います。本事業を効率的に推進するためには、多くの皆様のご参加や多様なご意見が必要です。今後とも、ご理解とご支援を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。





