研究所所長ごあいさつ

武庫川女子大学 女性活躍総合研究所
中尾 賀要子

 武庫川女子大学女性活躍総合研究所のウェブサイトにご訪問いただき、誠にありがとうございます。

 本研究所は、生涯にわたる女性のキャリア開発に資する事業の探求と開発を基本理念として、2020(令和2)年に開設されました。ジェンダーギャップを乗り越え、社会の広い分野で活躍できる女性の育成・支援に貢献するため、研究活動と情報発信に邁進しております。

 とりわけ、2023(令和5)年度に採択された文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」においては、学内主要部局と連携し、研究の高度化と多様化を実現するための制度設計や環境整備に積極的に取り組んでおります。本事業の詳細や最新の進捗状況につきましては、事務局である女性研究リーダー育成推進センターおよび武庫川女子大学サイエンス・コモンズのウェブサイトにて随時発信しておりますので、ぜひご覧ください。

 また、この他にも、大学学部生向けの「MUKOJO未来教育プログラムSOAR」や、毎年3月の国際女性デーに合わせた「MUKOJOフォーラム」、さらには小中高生を対象とした次世代教育プログラムなど、本学ならではの教育開発や意識啓発活動にも注力しております。

 「多様性の中にこそ変革の力がある」と言われます。女性は多様性を豊かにする鍵であり、女性に関する学術的な知見の蓄積は、世界的に多岐にわたる分野で加速度的に進められています。総合大学である本学の強みを最大限に生かし、専門性の壁を超えたグローカル(Glocal)な視点から、社会に貢献できる研究成果を生み出し、広く発信できるよう、所員一同、一層の努力を重ねてまいる所存です。

 皆様におかれましては、本研究所の活動に対し、深いご理解と温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年4月
武庫川女子大学 女性活躍総合研究所
所長 中尾 賀要子


沿革・概要

当研究所の概要

我が国の女性研究者の割合は、欧米先進諸国と比べ著しく低い水準にとどまっています。少子高齢化や人口減少が進展する中、女性の活力をより一層活用することが我が国発展のための喫緊の課題になっており、国策として女性研究者育成が打ち出されています。

武庫川女子大学は、2012年度の文部科学省 科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」に「若手女性研究者の自立と国際化を軸とした女性研究者支援モデル開発」が採択されたのを機に、女性研究者支援センターを設置しました。女性研究者支援センターでは、創立80周年に向けた学院の基本理念である、男女共同参画社会に対応できるグローバルな視野を持つ指導的女性や女性研究者の育成に努めてきました。

2020年4月、既存の女性研究者支援センターを発展解消し、企業や地域等との連携を進め、研究成果を学外に広く発信するなど、社会に開かれた研究所として活動することを目指し、女性活躍総合研究所が開設され女性研究者の研究活動推進及び女性活躍向上を目指し、環境整備や能力開発に向けた活動を行っています。


研究員紹介

中尾 賀要子 Kayoko Nakao-Hayashizaka 所長

武庫川女子大学教育研究所、教授。https://orcid.org/0000-0002-6527-7970

専門領域
  • 老年ソーシャルワーク
  • 災害ソーシャルワーク
  • 研究方法
研究テーマ
社会的に少数派とされる方々とのご縁を頂くことが多く、また女性が多勢の環境にも気が付くと身を置きながら、現在に至ります。日系アメリカ人社会、在米被爆者団体、福島県社会福祉士会のみなさまとの活動を通して、マイノリティの高齢化、高齢者とのライフレビュー、ナラティヴ・アプローチなどについて考えています。

長谷川 裕紀 Hiroki Hasegawa 副所長

室蘭工業大学大学院生産情報システム工学専攻修了、 博士(工学)。武庫川女子大学共通教育部 准教授。「音楽の科学」や「データサイエンス入門/演習」などの講義を担当。また、関西の4大学が連携して医工学・福祉領域の人材育成を行う「大学間連携事業」や小中高生を対象とした「ひょうご理系女子未来塾」 を実施。企業・行政、学校教育機関と連携した教育プログラムの開発を行っている。

専門領域
  • 科学教育・教育工学
  • 感性情報学
  • 医用生体工学
研究テーマ
  • 音楽療法の効果測定に関する研究(音楽療法のエビデンス)
  • データリテラシー教育の効果測定に関する研究

和泉 志穂 Shiho Izumi

博士(情報メディア学)
武庫川女子大学 社会情報学部 社会情報学科 准教授
同大学 生活美学研究所 研究員
同大学同学科助手を経て、フリーランスで舞台衣装製作やDTP関連の業務に従事する。その傍ら、大学院に進学し学位取得。非常勤講師を経て現職に至る。

専門領域
  • 複合領域(生活科学/デザイン学)、情報学(人間情報学)
研究テーマ
  • 色彩と感性に関する研究
  • 色とユニバーサルデザインに関する研究
  • カラーマーケティングに関する研究

A. L. エイデン Anita Lynn Aden

Over the years, my teaching career has been dedicated to teaching language skills and cultural awareness to Japanese university women. I began teaching in Spokane, Washington in 2003 at the Mukogawa U.S. Campus before I moved to Japan in 2009 to teach at the main campus of Mukogawa Women’s University. Currently, I am a full-time associate professor in the General Education department.

Specialty area
  • Intercultural and communicative competence
Research theme
Sociocultural awareness using a national culture model
Currently, I am working my doctoral dissertation on gains in sociocultural awareness and intercultural competence for resident assistants that help international students during their study abroad program.

C.M. エドルマン Christopher Michael Edelman

Since coming to Japan in 2005, I have had the privilege of teaching at Ritsumeikan University, Kwansei Gakuin University, and finally Mukogawa Women’s University in the department of English and Global Studies from 2023. For me of the most wonderful aspects of working with Japanese university students has been to watch them grow and develop as human beings as well as professionals.

Specialty area
  • Applied Linguistics
  • Language Education
  • Testing and Measurement
  • Cross-Linguistic Influence
Research theme
My research has focused on the first-language influence in respect to second-language learning as well as factors surrounding language acquisition. In regard to educational research, I believe that it is important for research to be useful and practical for teachers as well as policy makers.

金谷 志子 Kanaya Yukiko

武庫川女子大学看護学部 教授・博士(看護学)

専門領域
  • 公衆衛生看護学、地域看護学
研究テーマ
  • 高齢者の介護予防に関する研究
  • 住民主導型地域保健活動に関する研究

高橋 千枝子 Chieko Takahashi

武庫川女子大学経営学部教授。神戸大学経済学部卒業後、金融系シンクタンクにて市場調査や商品開発、ブランド開発などに従事後、本学教員に就任し女子大唯一の経営学部設置に関わる。前職では女性管理職として部下の指導育成にも関わり、一人の働く女性として女性のキャリア形成への関心が高い。経営学修士(MBA)、博士(商学)。

専門領域
  • マーケティング全般
  • 知的生産サービス
  • サービスマーケティング
  • 女性マーケティング
  • 健康ヘルスケア・健康経営
研究テーマ
  • 知的生産サービスのマーケティングとビジネスモデル
  • 健康経営ブランディング、健康ヘルスケアマーケティング
  • 女性市場マーケティング

中村 明美 Akemi Nakamura

博士(社会福祉学)。武庫川女子大学教育学部教育学科教授。同大学キャリアセンター次長。同学院事務局人事部男女共同参画推進課専門員。
資格・免許は社会福祉士・看護師取得(実務経験あり)。フィンランドに留学し児童福祉、ソーシャルワークを学ぶ。現在、京都府社会福祉審議会委員、宝塚市男女共同参画推進審議会会長等。

専門領域
  • 社会福祉学(医療福祉学、子ども家庭福祉学)
  • 特別支援教育・保育学
  • 母子の心理・社会学
研究テーマ
  • がん患者主導型がんサロンの効果に関する実証的研究
  • ソーシャルワーク(医療、児童、母子、性の多様性等)実践研究
  • 人間の性と生殖に関する研究
  • 共生社会の実現に向けた保健・福祉・教育システム構築の実証的研究

三宅 弘晃 Hiroaki Miyake  

武庫川女子大学 英語グローバル学科 准教授。
人と人とのコミュニケーションにおける立場の違いや異文化間の相互作用に注目し、言語が関係性を築き調整する手段として機能する過程を語用論的に探究する。

専門領域
  • 英語語用論
  • 英語談話分析
研究テーマ

言外の意味を扱う語用論の領域を探究する。例えば“It’s hot in here!”は単に室温の高さを報告するのではなく、窓を開ける、冷たい飲み物を持ってくるといった行為を間接的に求める発話としても機能しうる。このような文脈依存の解釈メカニズムが人間関係構築にどう関わるかを考える。

山下 紗矢佳 Sayaka Yamashita

博士(経営学)。
2020年4月より本学経営学部経営学科に着任。
日本中小企業学会事務局長。
兵庫県下を中心に、行政、経済団体、産学連携等の社会貢献活動に取組む。
兵庫県中小企業家同友会アドック神戸アドバイザー、全国中小企業団体中央会官公需共同受注促進事業委員会委員、兵庫県地域創生戦略会議企画委員会委員等を歴任。

専門領域
  • 中小企業論
  • 地域振興
研究テーマ
最近では、中小製造業における女性活躍のあり方について研究しています。
さらに、小規模事業者による地域振興の取組についても研究をしています。