繊維製品品質管理士(略記:TES)資格


繊維製品品質管理士(TES)資格とは

繊維製品品質管理士は略称をTES(テス)と言い、アパレル・繊維業界の企業活動の合理化・消費者利益の保護・企業と消費者の信頼関係の改善を図ることを目的として、商品企画・商品仕入・品質の設定や判定を行うといった任務を遂行できるような素養を身につけた人に与えられる資格です。1997年までは通産大臣の認定資格でしたが、行政改革の一環で、民間の認定資格となり、今は、経済産業省の監督下にある社団法人日本衣料管理協会が認定しています。衣料管理協会は、衣料管理士(テキスタイルアドバイザー)の資格も認定しますが、衣料管理士が養成大学の卒業生(したがってそのほとんどが、生活・家政系大学卒の女子)に与えられるのに対して、TESは社会で働く幅広い人たちが取得しています。また、試験の質や量から考えても、合格者のレベルには定評があります。

TESの必要性

TESの必要性、受験の詳細については、日本衣料管理協会のホームページ のTESの説明を参考にして下さい。

TESはかなり難しい資格です。科目数が多い上に、「論文」や「事例」という記述式の問題があるからです。その意味でもしっかり勉強した人だけが合格できる資格であり、TESを知っている人は、この資格の取得者を大きく評価しています。学科としても応援しています。
 本学のテキスタイルアドバイザー課程の学生ならば、出題範囲が授業でやっていることと関連していますので、自分でさらに勉強すれば合格可能です。TES試験に合格する人のほとんどはベテランの社会人で、学生が合格するのは難しいのですが、本学の場合は、在学中に合格した人たちも数多くいます。(2000年以降の合格者は、2018年度:4名、2017年度:4名、2016年度:3名、2015年度:4名、2014年度:4名、2013年度:4名、2012年度:3名、2011年度:5名、2010年度:3名、2009年度:1名、2008年度:1名、2007年度:3名、2006年度:4名、2005年度:2名、2004年度:6名、2003年度:6名、2002年度:3名、2001年度:4名、2000年度:7名)