2015年度の海外研修


生活環境学科の学生14名が、2015年8月7日出発、9月3日帰国で、武庫川女子大学フォートライトキャンパス(Mukogawa Fort Wright Institute=MFWI:アメリカ西海岸、ワシントン州スポケーン市)での研修を中心とした海外研修を行い、無事帰国しました。内容は、語学+学科独自メニューの研修でした。

日時 内容概要
8月7日(金) 伊丹を出発し、羽田経由で、成田空港発のデルタ航空(DL-166)で、シアトルに向けて出発
 以下、現地時間
8月7日(金) 朝 シアトルに到着後、チャーターバスにてスポケーンに移動
8月8日(土)~28日(金) フォートライトキャンパスにて研修
8月29日(土) スポケーンからミネアポリス経由でカナダのモントリオールへ
8月30日(日)〜9月1日(火) モントリオール滞在
9月2日(水) モントリオール発、ミネアポリス、成田経由 で伊丹へ
 以下、日本時間
9月3日(木) 19:15 伊丹空港着
研修の様子
2015年8月7日(金)

学生14名と引率の古田助手は、全員が定時に伊丹空港集合し、ほぼ定時に羽田に向けて出発致し、無事に羽田に着きました。これから成田に専用バスで向かい、16時頃、デルタ航空で、シアトルに向かいます。(8月7日14:30)デルタ航空のサイトによれば、DL-166便は、35分遅れの17:20に、成田空港を離陸したとのことです。(8月7日17:50)<以上日本時間>

2015年8月7日(金)

<以下現地時間>デルタ航空のサイトによれば、DL-166便は、10:02(日本時間8日3時)に、シアトルに到着したとのことです。8/7夜、無事に、MFWI入り致しました。日中日差しはきつく、暑いですが湿度が22%程しかなく、とても過ごしやすいです。以下、報告させていただきます。日本時間で朝の7:30伊丹空港に集合してから約30時間後・・・ようやく研修先のMFWIへ到着しました。飛行機やシアトルからのバスでよく寝たとはいえ、さすがに疲れきった様子でしたが体調不良者などはおらず、元気にキャンパス入りすることができました。シアトルでは、マウント・レーニアがみんなを出迎えてくれるように、山頂まできれいに見る事ができました。マウント・レーニアは日本の富士山と同じ成層火山で姿がよく似ていることから地元の日系人から『タコマ富士』とよばれているそうです。シアトルからバスに5時間ほど揺られ、キャンパスでは今日から3週間学生たちと一緒に寮で暮らし、研修をサポートしてくれるRAのケルシーさんが迎えてくれました。その後、夕飯を食べながら簡単なオリエンテーションを受け、長い長い研修初日が終わりました。

2015年8月8日(土)

週末のキャンパスは、授業も無く、スタッフの人や先生たちもお休みでのんびりしています。朝ごはんも週末は遅い時間にブランチ(朝食兼昼食)を取ります。みんな朝からサラダ、メインプレート、フルーツやシリアル、ヨーグルトなどもりもり食べていて元気そうです。土曜日は、『Downtown orientation』があり、RAのケルシーさんとバスで15分ほどのところにあるダウンタウンまで行き、案内をしてもらいました。案内してもらった後の自由時間では公園を散歩したり、ショッピングを楽しんでいました。夕方、キャンパスに戻ってくると、キャンパスでは結婚式が行われていました。キャンパスでは週末になると地元の人の結婚式がよく行われてるようです。そっと遠くからしか見ることができなかったのですが、みんな興味津々で見とれながら、日本のスタイルとの違いなどを話していました。

2015年8月9日(日)

日曜日は、週末のホームステイに向けて、ホストファミリーとのマッチアップがありました。マッチアップの直前に学生の寮を訪れると、緊張した様子で英語の練習をしていましたが、いざホストファミリーと対面すると笑顔で楽しそうにコミュニケーションがとれいてました。マッチアップの会は、大環の津田友希子さんがレギュラーコースと生活環境コースの代表で英語のスピーチで始まり、ホストファミリーとのおしゃべりや、大環の水野茉衣子さんのピアノ伴奏で「たなばた」の歌の披露がありました。いよいよ明日から英語のクラスがスタートします。

2015年8月10日(月)

今日からいよいよ英語のクラスがスタートします。クラスルームのドアをあけると、そこには『don't speak Japanese!!』というルールがあります。なのでクラスルームの扉は『Magic door』と呼びます。HESコース(生活環境コース)の英語を担当してくださるのは、西宮にも2年間住んでいたというKate先生。とても優しい先生です。学生のみんなとてもリラックスして積極的に英語を話すことにトライできていたと思います。夜はキャンパスでWelcome Banquetが開催され、バンケットルームに全参加学生とMFWIの先生、スタッフの皆さんとで楽しいひと時を過ごしました。こういったアメリカンスタイルのパーティーに出ることもまた、日本の習慣との違いを発見できるよい機会になったと思います。学生たちは普段よりちょっとおめかしして現地のスタッフや先生たちとの会話を楽しんでいました。

2015年8月12日(水)

今日は英語のクラスでスポケーンの古い住宅街へ出かけました。そこでは『キャンベルハウス』を中心に様々な様式の豪邸が建ち並んでいます。ここでは、住宅の様式について英語でレクチャーを受けました。ヴィクトリア、コリント、テューダー、など日本の授業で聞いた単語がたくさん出てきて、『知ってる!!』とか『聞いたことある!!』などといった様子でした。また、20世紀初頭に銀鉱山で事業を成功させキャンベルさん(スポケーンの地主のような人)の屋敷が当時の暮らしを知るミュージアムとなって家財道具などが展示してある『キャンベルハウス』の見学、隣接しているMAC(Museum of Art and clture)の見学をしてスポケーン、またアメリカの歴史や文化に触れました。ランチは、ランチサック(picnic用のサンドイッチ、スナック、ドリンクなどがはいった袋)を学校からもらい、ミュージアム周辺の公園でpicnicをしました。英語の勉強をしに行っているので、もちろん通訳なしのレクチャーでしたが、しっかり聞けていましたし、わからない時はきちんと自分たちで『Please slow down』と言えたりしていました。夜は地元マイナーリーグチームのスポケーンインディアンズの試合観戦に全コースの学生、アドバイザー、RA、先生たちと一緒にでかけました。スポケーンインディアンズは残念ながら負けてしまいましたが、阪神甲子園球場とはまた全く違う雰囲気を味わえて、また地元のお客さんとも積極的にコミュニケーションをとれていて、よい経験ができたのではないでしょうか。

2015年8月13日(木)

今日のクラスメニュー

  • st.john's cathedral見学
  • マニトパーク見学
  • lunch picnic

マニトパークでは、事前にパークについて調べたことを英語で発表しながら説明し合いました。明日からはいよいよ2泊3日のホームステイです!

2015年8月14日(木)

今日のクラスメニュー

  • アメリカの高校生との交流
  • ランチエクスチェンジ

今日は地元の高校生が英語のクラスにやってきて、フリートークを楽しむクラスでした。先生からは『not interview! you enjoy conversation!』(一方的な質問じゃなく会話を楽しんでね)と言われ、辞書を引きながら会話を頑張っていました。そのあとのランチタイムはアメリカのランチといえばサンドイッチ、日本のランチといえばおにぎり、ということで学生は地元のティーンエイジャーにおにぎりの作り方を教えながら一緒に作って、ランチパーティーを楽しみました。先生たちのヘルプに頼らず、すごくパーティーは盛り上がり、最後はなぜかダンスバトルを楽しんでいました。さて、いよいよ今日から ホームステイです。今日から週明けまで英語の日記はお休みです。

週末

授業が始まって初めての週末は2泊3日のHomestayでした。それぞれのステイ先で、プール、PIZZAパーティー、などアメリカの休日スタイルを楽しんだようです。

2015年8月14日(木)

今日のプログラムは

  • river front parkへのお出かけ
  • レストランでの会話練習の実践として、レストランでランチをとるでした。

会話練習の他に、日本とアメリカのレストランでの違いなども英語で勉強します。実際にランチをとったあとは、行ったレストランのフライヤーを作成し、みんなで報告しあいました。(もちろん英語です)

2015年8月19日(水)

今日のクラスは住宅リフォーム・家具家電 店(住宅リフォームも取り扱っているホームセンターのようなところ)とファブリックストアの見学でした。

2015年8月20日(木)

今日はMFWIキャンパスのcommons(食堂)の改装を手がけているスポケーンの建築、インテリアデザイン事務所”MMEC"へ見学に行きレクチャーを受けました。MMECはスポケーンで公立の学校や大学の施設の設計や改装をたくさん手がけている事務所です。まず、事務所が今まで手がけてきた事例紹介を受けましたが、通訳なしの英語でのプレゼンだったので、少し学生にとっては難しかったかもしれません。しかし、英語の先生がや易しい英語に直してくださったりして、なんとか理解しようと頑張っていましその後は、MMECが設計した小学校の工事現場(ほとんど完成している)を見学させていただきました。そこでのレクチャーは、空間体験を伴っているので英語も理解しやすかったらしく、質問も積極的にできていました。キャンパスに戻ってからは、American studies(アメリカの文化、歴史などを学ぶクラス)のクラスでワシントン州立自然公園へハイキングとピクニックへ出かけました。自然公園は手入れされた公園というよりも、森、山といった感じで大自然を体感できるスポットです。そこでは、パークソルジャーの人からスポケーンの自然や動物についてレクチャーを受けました。

2015年8月21日(金)

今日金曜日の放課後は、先週に引き続いてホームステイ先に出かけて行った学生もいましたが、ワシントン州の山火事の影響(風に乗って煙がスポケーンの方に流れてきています)で空気が煙っていたため基本的には寮でゆったり過ごす学生が多かったです。

2015年8月22日(土)

今日は、スポケーンで一番大きなショッピングモール 【Vally Mall】へのシャトルバスがキャンパスから出る日です。

2015年8月23日(日)

今日は、オプショナルアクティビティでアイダホ州にあるアミューズメントパーク【Silver wood】へ遊びに行きました。日本とは規模の違うジェットコースターやプールのスライダーを丸一日かけて楽しんだようです。

2015年8月24日(月)

今日はスポケーンで一番歴史のあるホテル『ダベンポートホテル』の見学へ出かけました。ダベンポートホテルは1914年にエアコンが設備、パイプオルガンが設置、ハウスキーピングのカートの導入、アコーディオンカーテンの扉など当時としては最先端のシステムが導入され、開業しました。館内には開業当時の写真がたくさん展示されていて、Kate先生が写真を見ながら昔のホテルでのパーティーの様子や歴史を説明してくださいました。ダベンポートホテルはスポケーンのダウンタウンに三軒あります。最も歴史的なホテル、アフリカのサファリをモチーフにしたダベンポートタワーホテル、今年オープンしたばかりでとても近代的でシャープな印象のダベンポートグランドホテル、全く印象とコンセプトの違う3軒を見学させてもらいました。学生たちはホテルのインテリアをとても興味深く見学しながら、英語で書かれたホテルについての質問の答えを探しながら見学していました。

2015年8月25日(火)

今日は授業の後、学校のアクティビティでアイダホ州のコーダレーンという場所へディズニーのコンサートを聴きに出かけました。コーダレーンはキャンパスからバスで1時間ほどで、とても美しい湖のほとりにあります。残念ながら、山火事の影響で空気のコンディションが悪く、屋外コンサートの予定が室内に変更になってしまいましたが、みんなが大好きなディズニー映画の音楽をみんなで楽しく聴くことができました。

2015年8月26日(水)

今日はクラスでスポケーン郊外にある小学校へ訪問しました。小学校では、2年生と3年生の子供達と歌を歌ったり、一緒に体育の授業をしたり折り紙をして遊びました。中でも一番の人気は新聞紙で作ったかぶとです。子供達は『Samurai Hat!!』と大興奮。学生もとても楽しそうに英語で交流できていました。お昼休みも子供達と一緒にランチを食べ、校庭で遊び、日本とはまた違った日常の体験交流ができて、とてもよい経験になったのではないでしょうか。放課後のディナータイムはキャンパスで修了式『Summer celebration』が行なわれました。修了式ではお世話になったKate先生から一人一人修了証書が送られ、学生たちはとても充実した嬉しそうな表情で修了証書を受け取っていました。ホームステイで大変お世話になったホストファミリーが駆けつけてくれたグループもあり、とてもよい修了式でした。

2015年8月27日(木)

今日はアイダホ州コーダレーンへの1day tripでした。コーダレーンはスポケーンから約一時間のレイクサイドリゾート地です。リゾート地のため、スポケーンとはまた違った雰囲気の街並みを味わえます。初めに、アイダホ州の産業や特産品の見本市のようなフェアへ行きました。そこでは地元の人のライフスタイルが感じられるような展示と、ローカルフードを楽しみました。展示している人と積極的にコミュニケーションをとることがこのフェアでの英語の先生からの課題でした。その後、コーダレーンの街歩きをしたり約一時間半のクルージングを楽しみました。夕ご飯はレイクサイドの公園で、ロン先生(MFWIの先生)がお決まりでオーダーしておいてくれたケンタッキーフライドチキンを食べ、フリスビーやキャッチボール、散歩をしたりして、充実したアイダホ旅行が終わりました。

2015年8月31日(月)

現地時間8月29日にモントリオールに移動します。逐次の報告は、掲載できない状況となります。また、モントリオールのホテルにはフリーのWi-Fiがついているようですが、フォートライトのキャンパスほど快適には接続できないかもしれないので、学生各自からご自宅の方に、もしかしたら今までのように連絡がとれなくなるかもしれません。(日本時間30日6:45)モントリオール市に入り、18世紀の都市計画や建築の見学とともに、初歩的なフランス語を使いながら、マルシェで食材を求めるなど、地域の人々との会話を楽しんでします。これから、世界遺産・ケベック市に向かい、城壁に囲まれた歴史都市で都市環境の歴史を学びます。

2015年9月3日(木)

19時15分定刻に,ミネアポリス発成田経由で伊丹空港に無事到着しました。(日本時間4日9:15)