BIOSCIENCE
バイオサイエンス部門は、1996年(平成8年)4月1日に、武庫川女子大学に於いて最初の自然科学系の研究所として設立された、バイオサイエンス研究所に端を発しています。当該研究所は、薬学部・食物栄養科学部の教員を中心として、生命科学に対する本質的な理解、病気の解明と医薬品の作用機序・安全使用、食品・栄養成分と健康・長寿などの研究を通して社会に貢献することを目指して研究を続けてきました。バイオサイエンス研究所は、2024年(令和6年)3月31日をもって閉所となり、2024年(令和6年)4月1日より、健康科学総合研究所のバイオサイエンス部門として統合され、新たに研究・教育活動を展開しています。
健康科学総合研究所の現在の統一研究テーマである、「世代別の女性の健康や疾病予防に関する分野横断的研究」に、旧バイオサイエンス研究所の強みであったin vitroあるいはin vivoにおける、基礎研究および応用研究を通して、女性の健康や疾病予防に貢献していきたいと思っています。バイオサイエンス部門は、研究員・共同研究員がそれぞれの専門性を生かした研究を行うとともに、若手研究者、院生、学生の皆さんと活発に議論を交わすことを目指しています。
教授
萩中 淳
in vitroあるいはin vivoにおける、基礎研究および応用研究を通して、女性の健康や疾病予防に貢献します。本年度は、食品中や生体試料中のリンの形態分析を行うとともに、生体におけるリン代謝のメカニズムを明らかにすることを目的として、リンに対する特異的認識基材の調製とその応用に関する研究も行う予定です。